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2023夏、箱根Neighbor's Campで得たもの、捨てたもの③

7/22〜7/25の4日間、箱根Neighbor's Campという合宿に参加させていただいた。
ほんとに全部4日間で起こったことなの?!と自分でも信じられないくらい、とてつもなく濃密な経験をすることができた。
文字通り、笑いあり、涙ありの4日間。
この先絶対忘れることはないであろう、愛おしくてたまらない4日間。
全編通して読んでほしい。
夢のようだったけどたしかに存在していたあの日々をここに綴っておこうと思う。

最初の記事はこちら


3日目、朝から幸せがとまらない

朝目覚めてから、幸せで自然に笑顔が溢れてる。
こんなこと、最近なかったと思う。記憶にない。
毎日毎日、おんなじサイクルで受験受験受験って、追い詰められてばっかで自分を労れないままきちゃって。
そういえば毎日つらいー!しか思えてなかったかも。
そんなことを思った。

模造紙いっぱいに、夢を描く

宝の地図 まだまだ隙間だらけ

午前中は、模造紙に中心の問いと、そこから派生した小さな問いやキーワードを書き出した図をつくった。
合宿でたくさんの大人たちとお話してから、広い視野で考えられるようになった気がする。以前より柔軟な思考を持てるようになってきていた。

いつも、改めて考えをアウトプットしようとすると、思いはあっても深く考えすぎてしまってなかなか書き出すことができない。この日も始めは悩んだが、昨日の思いつきがあったからそれを踏まえて少しずつ広げていくことができた。慣れてくるとじわじわアイデアが生まれるようになってきて、お昼ごはんのあとにも夢中になって模造紙と向き合っていた。

ぶり返す恐怖

ある程度思考が整理された上で、もう一度大人の方たちとお話する。
結局、今自分がどうしたいのかはよくわからなかったから、思っていることを、話してみる。

行動したい
いろんな活動をされている方にもっと会ってみたい
今はまだ、インプットが足りてない

ずっと不安なのは、やりたいことをしたいと思っても、
それは単なるわがままで、甘えから生まれた思いなんじゃないかって思ってしまうから。

学生を終えたら自由度は上がって貪欲に社会に変化を起こす活動がしやすくなると思う。でも今は学生だし、学生である意義も感じてるから、なにをしたいんだかよくわからない。

ちなみに、最近乱用してしまう「よくわからない」という言葉も、
甘えなんじゃないかと思っている。

落ち込んじゃったものだから、夜ごはんの餃子食べ損ねちゃった笑

夜ごはんを用意しながら、食べながら、また沈んでいた。
いろいろ考え込みながらラーメンをすすっていたら、
麺も思考も伸び切ってしまった。

これからのことは、やっぱりまだわからない。

コーチングと、再決意と、仲間

本気プレゼンの時間。今日は、コーチング。

前に出て公開コーチングをしている人を見ていて、
大きな目標に向かってぶれずに行動し続けていてすごい、と思った。

「学校をつくります」

教育に関心があるその人が、対話を通じて最後に出した考え。
すごくキラキラして見えた。
なんで私は、そういう…大きな枠を外れるような夢を抱けないんだろう…と少し悲しくなったけど、それよりその夢に対してすごいなぁ、素敵だなぁ、かっこいいなぁ、という思いの方が強く、心から応援したい!という気持ちでいっぱいになった。

終わってから、その人の言葉に、教育への想いに共鳴したことを伝えた。
そして、翌日一緒にワークショップを開催させてもらうことにした。

高まる思いと、人生初オール

大人の方を交えて、3人でワークショップや今後について作戦会議。
深夜なのに不思議と頭は冴えていて、ドキドキとワクワクでこの日も
テンションがおかしかった。笑
夜遅くまで教育について語り合えていること、
教育に関して同じ未来を願う人と出会えたことが幸せ
だった。
それに、今未来に向かって進めているという感覚にワクワクした

この日が私の合宿最後の夜だったこともあり、合宿の残りわずかな時間の
全てを絶対無駄にしたくない!!
という思いから、オールを覚悟して
ワークショップの内容を練った。

途中から眠すぎてさすがに頭がふわふわしてきて、考えるのに集中できなくなったけど、寝たくない!この空間を全力で味わい尽くしたい!という強い思いから、結局オールして準備した。
(頭がほぼ働いていなかったので、楽しむというよりほんとにただの作業
みたいになってしまった笑)

4日目、寂しさと感謝で心が忙しい

30分だけ仮眠をとって、朝風呂へ行き、無理やり体を朝モードに
切り替えた。
ちなみに、温泉に入りながら菌ちゃんとのつながり、
宇宙とのつながりを感じようとしていた。(記事②参照)
菌ちゃんのマインドフルネス、気に入っちゃった!笑

朝ごはんの後、たくさん書きためた模造紙を見せながら、
お世話になったみんなに感謝と模造紙の言葉に込めた思いを伝えた。

何度も何度も模造紙に書いたことをいろんな人に伝えているうちに、
書き出して整理された脳内情報が、その状態で脳に再インプットされた気がする。

そういえば、面白かったのがみんなの書いた中心の問い(≒理想の世界)で、使う言葉は違えどほとんど同じ世界を切望していたこと。

みんな、年齢も興味も違うけど、根底のところで同じことを願っていることを知れたのは小さな発見だった。

リフレクション × 教育ワークショップ開催

寝る間を惜しんで企画したワークショップ。
でも、頭が働かないまま準備をしていた会だったので、
かなりラフなワークショップとなった。

「自分を見つめる」教育って大事だよね、という話の流れで
リフレクションの大切さを伝えつつ、ざっくばらんに各々が経験してきた
教育について語る。

ラフな場だけど、みんな真剣に考えを伝えてくれて楽しかった。
公立学校でも校長先生は独自の取り組みができる、など、
今まで考えてこなかった視点からの意見も聞くことができて興味深かった。

やっぱり、教育を語るのはいつでも何度でもワクワクする

楽しすぎた落語教育

お昼ごはんの後、ついに合宿最後のワークショップ。
初めて生で落語を見て、テンポ良く物語の世界観に引き込んでいく表現力に圧倒された。

これからも大事にしていきたい言葉

落語教育には、落語ならではの
「否定しないで、ありのままを笑いに変えて受け入れる」という視点を持つことで、みんながお互いを笑って認め合える世界をつくれる力がある

とても面白くてみんなの笑顔が溢れていて素敵なワークショップだった。
落語教育、もっと広まってほしいな。

最後、オリジナル落語をつくり、みんなの前で発表することになった。
私はオチのよくわからない落語もどきのようなものになってしまったけど、
笑いと優しさに満ちたあの空間だったからこそ、堂々と表現することが
できた
と思う。これからも落語に触れてみたい。

帰りたくない、日常への恐怖。 でも、帰る。

もう、帰らないといけない。
でもずっと、帰りたくない、と思い続けてしまっている自分がいた。
今後の見通しが立っていないことへの恐怖と、日常に戻ることによって
合宿で戻ってきた本来の自分がまた消え去ってしまうのではないか
という
恐怖。

合宿を通して、温かい愛に触れた。
人とのリアルな交流ってほんとに大切だなって思えた。
少しずつ、自分の気持ちに素直になれてきた。
マインドフルネスも丁寧な食生活も、ワクワクするためにはとても大事だということに気づいた。
いつのまにか中身が伴わないまま
「教育」という言葉を使っていたことに気づけた。
私って、普通に弱い人間なんだなって認識した。
改めて本当に楽しそうにしている大人を見るのが大好きだなぁって思った。
表現したい、という気持ちが大きくなった。

なにより、

ここにいるみんなとなら、Well-Beingで満たされた社会を
本当に創れると思えた。

だから、とてもこんな素敵な場を離れる気分にはなれなかった。

最後の最後まで、しつこいくらいいろんな人に話を聞いてもらった。
延泊する手もあるにはあった。
でも、このままこの場に居続けても楽しいことだけをずるずる引きずって、向き合うべきものから目を背け続けてしまうのではないか今それらに向き合っておかないと逆に後悔してしまうのではないか、と思い直し、
雑念はたくさんあったけど、帰ることを決めた。

終わりに 〜私が得たもの、捨てたもの〜

日常に帰った直後は、日常生活と箱根での想い、その2つがまだ共存できていないからしばらく不思議な感覚だった。

でも、たしかにこの4日間を通じて本物のWell-Being状態が染みついていたから、自然と箱根を思い出して丁寧な食事を心がけたり、マインドフルネスを大事にしたり、感謝の心を大切にするようになった。
そして、周りに流されてやりたいことを見失わないよう、ずっととらわれていたいろんな枠組みを外そうと思えた。正直これは一番難しい。
つい相対的な正解を求めちゃうし、リスキーな部分も多いから怖いし。
今も絶賛模索中だけど、いつか合宿の空間に溢れていたワクワクを、
常に感じていられるようにしたい。

帰ってからかなり埋められた。これが、今の私のすべて。
言葉が大量に押し込まれているけど、一つひとつにすごく思い入れがある。

さいごに。
この記事の執筆は、とてもとても大変だったし、
何度も「もう書けない」と思った。
でも「伝えたい」「届けたい」という気持ちは揺らがなかったから、
なんとか完成にたどり着けた。

来年は、みんなにワクワクを届ける側になりたい。
出会ってくれたみんな、ありがとう〜!!!!!!


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みな
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