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大人で、自己否定をしたことがない人は、ほとんどいないのではないでしょうか?
よっぽどの発達障害等で、自分のことを卑下することを知らない人以外は、少なからず、自己否定をしたことがあると思います。

自己肯定感が大事とは言いますが、その反対の自己否定を止めるということに関しては、案外情報が出回ってないように思いますが、いかがでしょう?

今回は、自己否定を止めるには、どうしたらいいのか?ということについて、書いていきたいと思います。
ぜひ、最後までお読みいただけたらと思います。


◆自己否定が起こるのは

自己否定が起こるのは、そもそも、【理想】があるから、なんです。
理想の自分が、もっと高いところにあって、そこに到達できてないことを嘆くから、自己否定に繋がっていくんですね。

つまり・・・理想を見なければいい。理想を抱かなければいい。
そんな、話になってきます。

理想を抱かない方が良い?
それって、どういうこと?

理想というより、【期待】という言葉の方が、しっくりくる方は、言い換えて頂いてもいいですが、人って、「望んでしまう」んですよね。

自分のことだと、分かりにくい場合は、小さい子を育てている親だと仮定してみてください。

仮に、1歳ぐらいになったら、歩き始めているという情報を、知っているとします。
でも、自分の子どもが、1歳になっても歩く気配が無かったら、焦ってしまいません?
あるいは、歩けるように、あれやこれやと、工夫しようとしてしまいません?
これが、現状をありのままに見るということではなく、「期待に添うように、行動する」と言うことになってしまいます。

他にも、ご自身が、子どもだったころ、親や先生の期待に応えようと、テストで良い点を取らなければ!と、頑張った経験など、ありませんか?
私たちは、程度の差はあれど、「○○であってほしい」という期待を、他人からも自分自身からも、投げかけられることがあったと思うのです。

自己否定が始まるのは、そういった期待に、「応えられない自分」と言うのを感じたときから、
「自分ってダメだな」という自己否定が入るようになるのです。

つまり・・・「期待」がある。「理想」がある。
それが、無理だと思った時に、自己否定が出てくるという訳です。

ここまで、なんとなくわかったでしょうか?

◆自己否定を止めるには・・・

では、自己否定を止めるには、どうしたらいいのでしょう?

理想があるから、苦しい。
そのギャップにさいなまれる。
だとしたら・・・

そもそも、
「将来、今の自分から1ミリも成長しないと仮定したら?」と考えてみたらどうでしょう?

1ミリも成長しないんです。
新しいことは、学ばないんです。身につかないんです。
そう考えたら?

なんか、【諦めがつき】ませんか?
成長できるはずなのに、成長してないから、自己否定してしまうんです。

だったら、「もう、成長しない。理想にも近づかない」と思ったら、どうでしょう?
「自分には、まだ知識も経験も足りない」なんて、思いながら、新しいことを学んだり、自己投資してみたりすることが、無くなると思いませんか?

そして、その代わりに、
「じゃ、できる人にやってもらおうかな?」とか、「自分が無理なら、どうしたらいいんだろう?」と、なぜか、建設的に考えられるような氣がしませんか?

全部、自分でやらなくても良いんです。
だって、自分では、これ以上、できる見込みがない訳ですから。

それなのに、自分に足りないところばかり見つけて、
「アレもできない、これもできない、自分はなんてダメなんだろう」という自己否定をして、自己肯定感を下げてしまうんですね。

まぁ、これは、これまでの日本の教育が【減点主義】だったことから、そういう風に陥りがちな罠がたくさんある訳ですが。

でも、これだけ、【自己肯定感が大事】ということが浸透して来たら、自己否定をしている場合じゃないんですよね。

「潔い諦め」って、「明らかにする、明らめ」でもあると思うのです。
理屈が分かったり、明らかになることで、スッキリすることができます。

「自分にはこれ以上無理!成長しない!」と明らめたら、スッキリする。

これが、自己否定を止める方法になります。

いかがでしたでしょうか?

◆期待するからこそ、欠乏感が生まれる

例えば、自分がやりたいことがある。

でも、それに対して、自信が持てないから、学校に通う。
先生に教わる。

そして、「できるようになれば、自分も勇氣が出て変われるかもしれない」という思いで、学んだり、教材に手を出してみるということあると思います。

これは、未来の自分に期待をしているからこそ、その期待の為に、お金や時間を、学びに投資してみるんですよね。

時々、面白いなぁと思うのが、
人って、時には、自分に向いていると思えないものに、手を出すことがあるんですよね。

私も過去記事で、「なんか、WEBデザインの勉強の話よりも、仮想通貨の話の方がイキイキとしているんですけど?と友人に突っ込まれた件」書いている通り、WEBデザインなどは、好きでもなんでもない分野なんです。

なのに、当時は、「WEBデザインでも、普通のWEBデザイナーではなく、抜きんでたWEBデザイナーになりましょう」という広告に釣られて、学んだことがあるんです。
まぁ、その時は、アドビのPhotoshopで、頑張りましたよ。

でも、今思うと、それよりも簡単で使いやすいcanvaでさえも、抵抗する私が、よくそんな学びに時間とお金を費やしたなぁと、反省してます。

多分、期待したんでしょうね。
「普通の人より、稼げるWEBデザイナー」というイメージに。
個人的には、最終的にWEBプロデュースとか、そういったところで活動したかったんだと思います。

大事なことは、
「今の自分でも大丈夫」「今の自分でも十分役に立つ」という自己肯定感があれば、そんなことにはならなかったんだと思います。

期待したからこそ、欠乏感を感じ、それを埋めるために、高額教材に手を出してしまった。。案の定、WEBデザインよりも、仮想通貨の方がイキイキとしているなんて、言われるのは、それだけWEBデザインが、「本当に好きではなかった」ということなんでしょうね。

【好き】の力って、本当に大事ですよ。

最近では、【好き】×【得意】×【大事にしている価値観】の3つの掛け算を、ひたすら、セッションやワークショップでは、お伝えしています。

欠乏感を感じるなとは言いません。
ただ、「欠乏感を正しく使いましょう」という風に思います。

というのも、正しい欠乏感は、アクセルというか、前進するためのエネルギーになるからです。

私にとっての「欠乏感」は、理解できないもの、理解しにくいものをわかりやすく伝える、ことだったりします。
分かりにくいもの、難解な分野であれば良いのではなく、「心」とか、「魂」「この世の仕組み」「成功法則」「お金の仕組み」などなど。

逆に興味がないのが、物理とか化学とか。。
「目に見えない」という部分では共通しているはずなんですが、学生の頃から、全く食指が動きませんでした(苦笑)

今思うと、親からの影響も、あると思います。
両親ともに、銀行出身ですし、心のことや見えない世界のことなどは、今でいうメンターというべき「先生」のところに通ってた両親の興味・関心を引き継いでいるのかもしれません。

よく、「子どもは親を選んで生まれてくる」と言いますが、いい具合に、両親は、「お金の問題」「心(コミュニケーション)の問題」と、欠乏感を味わわせてくれました。

だから、今でも探究するし、【極める】まで、行かないまでも、
「あれ?まだ、もっと知るべきことあるのかな?」と思うと、飛びつくことがあります。

それも、好きだから自然とできる、続けられることでもあります。
こういった、「好き」が絡む欠乏感は、その道を追究しようとするエネルギーになるのです。

正しくない欠乏感は、「好きでもない」「得意でもない」ことに手を出す欠乏感になります。
私の場合、先ほどのWEBデザインが、それに相当します。

あなたにとっての、「好き」や「得意・自然とできること」が絡む欠乏感はなんでしょう?
それが、正しい欠乏感であり、生涯通じて、探究していく道でもあります。

逆に、「好き」でもなかったし、「得意でもない」のに、自分には足りてない・できてないと感じて無理やり、時間とお金を費やした経験はなんでしょう?

そういった欠乏感は埋まるどころか、逆に自己否定を生み出す元になることがあります。
(「あぁ、やっぱり、自分には向いてないんだ、できないんだ」という類のもの)

この2つの欠乏感の違いを明確にしておくと、今後、無駄な出費や、時間の使い方が減っていくと思います。

◆自己肯定感を高めていくには

自己否定をやめたら、あとは、自己肯定感を高めていくだけになりますね。

自己肯定感を高めていく方法は、いくつかありますし、また、自己肯定感も段階がありますので、どの段階で何をやっていくといいか?というのは、セッション等でお伝えしています。

ただ、自己肯定感が、底にまで落ちていると仮定するならば、まずは、
「周囲の人を褒める」というところからやっていくと良いでしょう。

周囲の人を褒めるには、周囲の人の良いところを見つけていかないといけません。
これができるようになると、自分自身の良いところも見つけやすくなっていきます。
周囲と自分は、ある種「鏡のような関係」なので、「周囲を褒める=自分を褒める」に繋がっていくのです。

まずは、そういったところから、やってみてください。
これまで、自分のダメなところに目が向いていたとしたら、周囲の人のダメなところも目につきやすかったと思います。

その逆をやっていく必要があるんですね。
周囲の人の良いところが見れるようになったら、自分の良いところも見れるようになってくる。
そうやって、少しずつ、自己肯定感を積み上げていきましょう。
もっと上の段階の話も知りたいよ~という方は、ぜひ、個別相談などで、聞きに来て下さい。

自己否定を止めるということは、下り坂で、ブレーキを踏んで、これ以上メンタルが下がっていかないように、すること。

そして、自己肯定感を高めることで、少しずつ上り坂というか、上昇気流に乗せていくこと。

そうやって、自分のメンタルを高めていきましょう。

自己否定を止めないうちに、無理やり自己肯定感を高めようとしても、キツイだけです。
まずは、自己否定を止めてみる。
そこから、意識していきましょう。

あなたの人生のヒントになれば、幸いです。
あなたの人生が良くなるよう、心から応援しています。

今回も記事をお読みいただきありがとうございました。

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つっちー/土坂有加 (心理学出身の傾聴もできる夢かなコーチ)
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