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WISK-Ⅴのフィードバックから見る、次男の苦手。

発達支援で見つけて下さった皆さまは
うちの子どもたちをどのようにサポートしてきたか
関心があるのでは、と思います。

発達障がいは、WISK−Ⅴなどのテストで
心理士やDr.からフィードバックを頂きます。

これは、普段の生活での特徴も踏まえた上での
コメントになるので、必ずしも、WISK−Ⅴの結果のみで
決まるものではありません。

知能検査だけれども
IQを出すためのテストではないし
結果により、発達障がいかどうか?を
診断するためのものではないです。

特徴がわかるので、支援の指標として
得意なこと、不得意なことを理解し
どのようにアプローチすれば
本人に伝わりやすいのか
表現しやすいかを把握できます。

また、どの分野がどのように発達しているのか
それは同年代の子どもと比較したら
どれくらいの位置にあるのかも
見えてきます。

うちの次男は
就学前
3年生転校時
6年生
の3回取っていますが
波形の特徴は、それほど大きくは変わりません。
が!
項目によっては伸びる場合もあります。

うちは逆に得意な言語だけが伸びてしまい
なんと差が40になってしまったので
まさにADHDの特徴が出ています。

支援によって、変化することがあるため
次に中学生で取る時(2年はあけないといけない)
変わるかどうか、いろいろトライしてみます。

もし、皆さまのお子様がWISK−Ⅴを受けたら
結果の、合成得点よりも
心理士・Dr.のフィードバックを
参考にして、支援してみて下さい。

うちの場合は
以前から知覚推理が苦手。
今は視空間と流動的推理に分かれた項目です。

ビジョントレーニングや
コグトレでのアプローチをしてみましたし
イノチグラスも使っています。

が、残念ながらあまり伸びませんでした…

その理由が、身体全体を動かしやすくしていなかったから
というのがありました。

見る力のトレーニングは、いろいろ試みて
前ほどまぶしがらなくなったし
空間認知能力も、前よりよくなりましたが
まだ、本人の苦手感があり
あまり取り組んでくれないのです。

やはり、やり残しは身体から
もっと底上げが必要で
最近、療育整体で血流が上がったおかげで
視神経も緊張が緩和して
楽に見られるようになったみたいです。
次のWISK−Ⅴまでに
どのくらいあがるか、楽しみに取り組みたいです。

今の支援方針は
・目で見た情報をとらえ、分析したり推理したりするのが
苦手なため、見れば分かるでしょ!は厳禁。
言語理解は高いので、見たものを補足するように
実際の体験を振り返り、言葉で補足する。
図形や漢字など、視覚でとらえるのは苦手なので
形の特徴を言葉で説明したり、成り立ちや意味を理解してもらう。
・ワーキングメモリも低めで、特に聴覚からの記憶容量が少ない。
同時並行は難しいため、ひとつずつ、短く、言葉で指示する。
いっぺんに何段階もの指示を出すと、優先順位もつけられず、
処理できないので、ひとつできたら次の指示をする、
TO DOリストを使うなどする。
・たくさんの情報は、視覚も聴覚も処理しきれないので
今、必要な情報にマーキングする、
本人が処理しきれる分量に区切る
などの工夫が必要。

この特徴がわかるだけで
こちらが細かく言語化して
なおかつ具体的な指示を、短く出すことが
とても大事だとわかります。

つい、ふんわりとした抽象的な
「適当に」
「時間内に終わらせて」
と私も言ってしまいがちですが
次男には難しいのです。

優先順位をつけられないし
「適当」
とはどういう塩梅か
具体的に分からないからです。

わかりやすい例を出すと
家を出るまであと20分だとします。

私なら、時計を見て、あと20分と把握し
出るまでにするタスクを思い浮かべ
優先順位をつけて
20分でおさまるようにします。

しかし、次男は
家を出る時間はわかっている
のですが、時計を「見て」あと20分、と
把握することができません。

また、出るまでに
着替え
ごはん
荷物準備
があるのは理解していますが
どれをどの順番でするか
最優先は何かを
考えて、20分以内に家を出るのが難しいです。

この場合
「あと20分だよ」
と、言葉で伝えて理解してもらい
まず最初にすることを
言葉で短く指示します。
着替えができたら
ごはん食べて、と指示する。

幼稚園児かー😅
と思うでしょうけど
ワーキングメモリが低いので
これは致し方ありません。

徐々に、自分で考えて行動しやすいように
していけばよいので。
あと、見る力がもう少し発達することも願っています。

我が家の場合はこんな感じですが
ひとりひとり、お子様によって
アプローチは違います。
具体的に指示されすぎると嫌、
というお子様もいると思います。

一斉授業の限界は
こういうところからも感じます。
多くの子がわかる方法であることは確かですが
同じことをしても
一生懸命頑張ってついていっている子と
やすやすとできる子の差もありますよね。

頑張っている子は疲れきってしまうことも
多いのではないかなと思います。
それは発達凸凹に限らず、です。

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