忙中閑有り
六中観(りくちゅうかん)
忙中閑有り
ただの閑は退屈してしまう。忙中に掴んだものこそ本物の閑だ。
苦中楽有り
苦中に掴んだ楽こそ本当の楽だ。
死中活有り
身を棄ててこそ浮かぶ瀬もあれ。
壺中天有り
人間はどんな境涯にあっても自分だけの内面世界は作り得る。どんな壺中の天を持つかだ。
意中人有り
我々は心中に心から尊敬する人や相ゆるす人物を持つことだ。
腹中書有り
血の通った学、心身を養って経綸に役立つ学問をすることだ。
(安岡正篤著「郷研清和」より)
人間というものは自分の立っておるその場に即して、そこから考え、そこから実践しなければ、結局それは所謂(いわゆる)足が地を離れて抽象的になり、空論になってしまう。
処(ところ)が自分の立場、自分の存在に自信のないもの程、その立場から遊離し易く空想し易い。本当に思索し、本当に行動しようと思えば、依って立つ足下に注意しなければならぬ。自分の依って立つ場に基づいて、その上で行ってゆかなければならない。
(安岡正篤著「活学講座」より)
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中山兮智是(なかやま・ともゆき) / nakayanさん
JDMRI 日本経営デザイン研究所CEO兼MBAデザイナー
1978年東京都生まれ。建築設計事務所にてデザインの基礎を学んだ後、05年からフリーランスデザイナーとして活動。大学には行かず16年大学院にてMBA取得。これまでに100社以上での実務経験を持つ。
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