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ハイブリッド型オンライン授業 1日目

ついにオンライン授業が始まりました。
完全オンラインではなく、教室に生徒がいるハイブリッド型です。

経緯

高校入試が目前に迫ってきており、予防でお休みする生徒も増えてきました。とはいえ、教室にいる生徒の方が多いです。

普段通り授業を進めていますが、GIGAスクールで整備されたChromebookで、授業の様子をオンラインで中継しよう、という話になりました。

オンラインはGooglemeetで数回、子供たちと話をしたぐらいで、授業形式でやったことはありませんでした。普段やってる授業の様子を映すだけ、と聞き正直軽く考えていました。
授業の様子をmeetで中継するだけなら簡単にできるかな...とりあえず始めてみました。

分かったこと

1   生徒はオンライン授業に積極的

例えば私なら、学校を休んでいいよと言われたら休みます。全力で休みます。休んだ分の勉強は、テスト前に友達にノートを貸してもらうか、後で先生に聞くかだと思います。
今回のオンライン授業は、出欠の確認も行わないので良かったらどうぞ、的なものでした。それにもかかわらず、どちらかというと勉強が苦手な子も毎回必ず参加していました。

2  本当は発言がしたい


オンライン組の生徒とはGoogleclassroomの掲示板でやりとりをしています。
その中に「発言ができないのがつらい」、といった書き込みがありました。普段から積極的に挙手発言するタイプではない子です。
今のところ、授業の様子を映すだけなので、オンライン組は完全に見るだけになります。今はペアやグループ学習が主な授業スタイルなので、ただ見てるだけは物足りないのでしょう。

3 黒板見えない問題


オンラインを始める前に、利用する生徒や保護者にも、恐らく黒板は見えないし、雰囲気が分かる程度になると伝えました。教室の授業優先、オンラインはできる範囲で、という感じでした。しかし、生徒から「黒板を見たいから、中継用のパソコンを前に置いてほしい」「黒板の写真を授業が終わったらすぐに送ってほしい」という要望が複数あがりました。

予め黒板は見えないと伝えたのに…最初はちょっとネガティブな感情を持ちましたが、少し冷静になってみました。例えオンラインであっても、私たち教員の授業から、黒板を見ていつものようにノートをとりながら、ちゃんと学びたいと思ってくれてるんだなぁ、と気づきました。

結論 自分の授業を受けたいと思ってくれていることに感謝


要望が多いな、目の前の子どもたちを優先したいのにな、と最初は思いました。授業の雰囲気さえ味わってもらえればいいかなと思いました。
そんな軽い気持ちで考えていたことを反省しています。

オンラインで授業を受ける子どもたちは、学校に行かなくても、いつも通りのクオリティで授業を受けて、きちんと学びたいと思ってくれてることに気づきました。自分たちの授業を子ども達はそれだけ大切にしてくれているということです。オンラインで無料で見れるクオリティの高い動画サビースも沢山ある中で、普段の学校の授業から学ぼうとしてくれているのは、素直に嬉しいと思います。

課題と展望

学校全体でも、最初はとりあえずやってみようという雰囲気から、改善点を見つけ、どんどん改善していう雰囲気に変わってきました。
せっかくの機会なのでいろいろ試してみたいと思います。

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