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頑張りたいことを言わなければいけないらしい
以前ある子どもが、
「今すでに頑張っているから頑張れと言わないでほしい」
と言っていました。
この「頑張れ問題」は、東日本大震災のときによく言われていたような気がします。
十分頑張っている人に、あるいは頑張る気力が1ミリもない人に、「頑張れ」は酷ですよね。
私自信あまり好きな言葉ではありません。
でも便利な言葉なので、ついつい子どもにも、
頑張ってね!と言ってしまいます。
よく分からないけれど
「一緒に頑張ろうね!」
と言われると私は嬉しいです。一緒に、というのが良いのでしょうか。
がん‐ば・る〔グワン‐〕【頑張る】 の解説
[動ラ五(四)]《「が(我)には(張)る」の音変化、また「眼張る」の意からとも。「頑張る」は当て字》
1 困難にめげないで我慢してやり抜く。「一致団結して—・る」
2 自分の考え・意志をどこまでも通そうとする。我 (が) を張る。「—・って自説を譲らない」
3 ある場所を占めて動かないでいる。「入り口に警備員が—・っているので入れない」
1の意味で使われることが多いです。
困難にめげないで我慢してやり抜く、ですね。
めげてないでやり抜ける困難と、乗り越えることが不可能な困難があります。
頑張ってもどうにもならないことって人生に実際あります。どうにもならないことなのに、事情を知らない人から「頑張れ」と言われると絶望を感じてしまう気がします。
というわけで。
またまた上の方との面談で今年度頑張りたいことを聞かれるらしいです。
確かに4月に生徒に作文で書かせたりしています。ちょっと反省。
もう5月の終わりなので
頑張りたいことではなく、
頑張っていることにして欲しいのが本音ではあります。
そんなことを言えるはずもないので、頑張りたいことを考えてみました。
令和6年度の目標
「頑張りすぎないことを頑張る」
これに付きます。
そのために実行することは3つ。
・授業も学校行事も基本生徒に任せる。
しかし、生徒相手でも感謝とお礼を忘れない。
・仕事を意識的に他の人にふる。進捗状況の確認は定期的にする。
・完璧を狙わない。6割ぐらいでOKにする。
だいたいこんな感じです。
これからは頑張りすぎないように頑張ろうと思います!