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2011年11月24日のわたしへ

2011.11.24←2022.11.24

11年前、池袋のクリスマス仕様の写真をぱしゃりと撮ったわたしへ。

その日のことはあんまり覚えてないんだけど、もしかして人生でいちばんの失恋をしたくらいの時期じゃなかろうか。

大泣きし、髪を切り、ピアスをあけ、何かを忘れるように乱れた生活をした投げやりの時期だったんじゃないかと。

それなりに楽しいことを探しては遊んでいた気もするけど、心のどこかに空虚感と寂しさ、未来への焦り、翌年に控えた留学のことを考えながら過ごしていることでしょう。


いつもどこかに影が差しているような、そんな気持ちがあった気がします。


東京は楽しい時期。
どこもかしこもイルミネーションで、イベントもあって、誘えば友達とパーティーもどきのことができて、翌日のことを気にせずオールで騒げて、一瞬スカッとする。

でもふっと、我に返る。
このままこの時間が永遠でないことを自覚したり、この人たちと一生いられるわけではないことを改めて考えたり。

もっとちゃんときていたら良かったと後悔したり、まぁいっかって投げ出しちゃったり。

特に2011年は3月に大きな震災があって、いろんなことがそれ以前とそれ以降で書き換わった年だった。

その8年から9年後にもまた、同じようにそれ以前とそれ以降と分けられるような未曾有のことが、今度は世界規模で起きたのよ。

自分の力ではどうにもできないことが起こることで、いろんなことが変化する。
まさに人生、って感じ。

それも、そこだけ切り取れば大きな事象なんだけど、ながーい目で見てみると、大きな大きな流れの中のひとつふたつの出来事なのかなと、今だから振り返って思える。

2022年の段階でまだ起きていないこともあるから、今後また未来のわたしが今に向かって何か物申すこともあるでしょう。


ただ、共通して言えるのは、2011年のわたしより、2022年のわたしは最高に幸せってこと。

いつでも、今が一番若くてハッピーで最高!

そう思えるくらい、いろんな人やもののおかげ様で楽しく笑ってるよって話。


サンクスギビングにちなんで。


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