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人工授精、妊娠、そして無痛分娩

人工授精で2人男の子を出産しました。
今回は次男のお話です。
2年前に帝王切開したけど、無痛分娩で産むことが出来ました。
なんだかんだどっちも大変でした…。


1.人工授精

1-1. 当日の流れ

元々排卵するだろう日を狙って排卵誘発剤を使い、できるだけ確実なタイミングで処置しました。
またしても提出は仕事のある平日朝9時、今回も夫は自宅での採取を選択です。
1歳半の長男を12月の北海道の朝7時にお散歩と称して連れ出すわけにもいかず、夫が挑んでる最中は寝室から出ないように、寝る前にバナナやおむすび、お茶などを隠しておき、YouTubeを見せながら着替えも済ませました。
夫から終了の合図がでたら長男を夫に託して、私は冷めないように梱包した品を大事に急いで病院に提出しました。
処置はたいした痛みはなく、注入された状態(検査イスが傾いた状態)で2分くらい放置されて、終了。前回同様、帰り道は歩幅も小さく、ゆっくり歩きました。

1-2. 妊娠確定まであっという間

妊娠確定までの約3週間。長男がいると考える時間がないからか前回より短く感じました
特に具合悪くなることもなく、医師から妊娠検査薬の使用を指示された日の朝に「あ、確認する日だ」と慌てて朝イチのトイレへ…尿をかけた瞬間に2本線!!
夫に見せ喜びましたが、長男を保育園に連れてく準備があるので喜びに浸る時間はありませんでした。
※妊娠の週数は、最終生理日を”0週”として計算するので、人工授精をする時点ですでに”2週”、病院で妊娠確定するのは早くて”5週”くらいです。

2. 子育て中の妊婦生活

2-1. 前半は、長男優先

■つわりより長男
つわりは前回のように座ってられなかったり吐いたりすることもなく、胸のムカつきと軽い吐き気で済みました。
年末で仕事が忙しく、そして2歳直前の長男がいたこともあり、あまり横になることもできませんでしたが、気が張ってたことあり乗り切ることができました。
ただ新型コロナウイルスもだいぶ落ち着き、周りも慣れてたので在宅勤務の日数が少なく、夫は全日出勤だったので夫とも協力しながら超手抜き家事でした。
■今回も羊水検査
前回同様、最初から羊水検査と決めて受けました。
39歳、2人目、長男出産後から体重が戻らないどころか減ってBMI16.4スタートで妊娠してもなかなか増えなかったので、万が一のときは実家への協力や公的機関の確認など事前準備をしなきゃ!と考えての検査です。
1ヶ月後、結果は「異常なし」でした。そしてエコーでも分かってたけど、染色体からもまた「男の子確定」です。

2-2. 後半は、名前と分娩方法で悩む日々

■名前を検討し始める
1人目同様に、たまひよ名づけ博士で名前を検討しました。ただ1人目に夫と字は違うけど共通する文字を入れたことで、入れたほうが良いよねということで「名前で4文字」&「後半2文字」は決定。
そして一番の難関が、意図せず1人目が姓名で母音制覇(例:tokugawa ieyasu)してたことを運が良い名前だと産後に指摘され、2人目につけないとかわいそうかなとなり、さらに従兄弟と被らない名前にする必要があり、かなり縛りの多い検討となりました。
後日談ですが、私たち親が呼び間違えることがありますが、もう少し2人目との生活に慣れたら間違えなくなるはず…と思っています。
■無痛分娩と帝王切開で心が揺れる
一度逆子になったもののすぐに直ったため、無痛分娩にするか帝王切開にするかの決断が必要でした。
医師からは前回、帝王切開での縫合は2人目を見据えてしっかり縫ったからどちらでも良いけど、お腹を切るのは身体に負担がかかるから無痛分娩を推すと言われ、でもネットには子宮破裂のリスクなど怖いことも書いてあって悩みました。
しかしどちらも同じ硬膜外麻酔をするから、少しでも危なくなったり万が一のときは帝王切開手術に切り替えて対応できると言われ、せっかくのチャンスだから無痛分娩も経験してみたい!と思って無痛分娩を選択しました。

3. 出産

3-1. 無痛分娩も大変

朝9時入院のため、その前に長男を保育園に預け、保育士に産んできます!と宣言すると、なんと先生方から頑張っての手書きカードをいただき、泣きそうなりました。
まずは内診で子宮口1cmくらいとのことでバルーンを入れました。一番小さい容量のものだったけど、ネットでも見てた通り、なんとも言えないどうしようもない痛みでしたが、入ったら大丈夫でした。
病院の都合で始めから分娩台で、スマホで夫と連絡を取り合いました。お昼は空腹でしかも鰻丼だったのに「帝王切開の可能性があるからご飯はあまり食べないで」と言われ、鰻部分だけは食べ、デザートだけは全部食べて泣く泣く我慢しました。
その後陣痛が始まり、強めの生理痛くらいの子宮口3cmで麻酔をかけました。言われればお腹が張るのも分かるくらいの感覚でバルーンが抜け、内診グリグリも触られてる感覚だけでやり過ごし、陣痛開始から3時間ほどで夫を呼びました。
会陰切開し、助産師さんの応援とともにいきみ、順調ではあったものの子宮の負荷軽減とのことで吸引をしましたが、器具も見せてもらって入れるのも確認出来るくらい余裕でした。
最後、会陰を縫合してもらいましたが、普通が分からないけどグルグル巻きみたくそんなに縫う?!と思うくらいすごい縫われた気がします。

3-2. 初めてづくし

出産が混んでいたため、分娩後30分ほどで部屋に歩いて戻ると言われ、急に起き上がってしまったため麻酔のせいか具合が悪くなって吐いてしまい、車椅子で移動し、お腹も空いてたし夕飯も出たのに一口だけ食べては吐いて寝てを繰り返し、なかなか眠れない夜を過ごしました。
前回は切ったお腹が痛かったけど、今回は会陰切開したところがなんせ痛い!ドーナツクッションを使っても痛いけど授乳はしなきゃいけない苦行。ただ次男は最初から上手におっぱいを吸えて感動しました。
そして私の運動不足が影響してか激しい尿もれに見舞われました。止まらないし、ちょっとした動作で出る…退院後もしばらく続き、かなり不安でしたが1ヶ月過ぎてから落ち着きました。ただジャンプは3ヶ月過ぎまでダメでした。
会陰切開の痛みもだんだん良くなってはいましたが、1ヶ月以上続いたので車に乗るのもツラく結構辛かったです。

まとめ

夏生まれの長男。エアコンもあったし、1ヶ月シャワーでも問題ありませんでしたが、長男の保育園の送迎で生後3週間くらいから朝と夕方に外に出るのが暑くて大変でした。
同じマンションのおばあちゃんからは可哀相にと言われ、心の中で"家に置いとけないし自分の子供だって連れ出したでしょ"と思っていましたが、そんなおばあちゃんも今では「かわいいね〜」とメロメロになっています。
無痛分娩は楽かもしれないけど、産んだ数時間後には麻酔切れて痛みは普通分娩と変わらないし、筋肉痛にはなるし、それなりに出産は命がけで大変でした。ただ、幼い長男の対応も考えると計画出産で良かったなと思いました。
※計画してても早く産気づく方もいるので運も良かったです。

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