231207所感

「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」
監督:渡辺一貴 原作:荒木飛呂彦 脚本:小林靖子

見た人間の過去や後悔を映し出す、黒い絵。

この絵を通して原作シリーズではあまり触れられない過去にフォーカスされたことで、岸辺露伴というキャラクターのリアリティが増し、NHKドラマから続けて、一つのミステリーサスペンスシリーズのような感覚で視聴できた。

高橋一生さんが、これほどこのキャラクターにハマるとは思っていなかった。

美しすぎない、人間らしい艶かしさや、原作ではさらっと流された仁左右衛門の過去も敢えて高橋さんが演じて描写を追加することで、より、人間ドラマらしさが増していた。

程よく原作が改変されたことで、視聴しやすくなっていた作品だったと思う。

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