うつ病は自己申告? 休職するまでの手順を知り悪化する前に行動を
前回、僕がうつ病になった理由と休職してどうなってしまったかについて書きました。
今回は、具体的にどのような手順が休職までに必要か書いていきます。
なぜかというと、僕自身なかなか休職するまでどうしたらいいか分からず、我慢する時間が何ヶ月も続いてしまい、症状を悪化させてしまったからです。もっと早く行動すればよかったと思っています。
人の悩みは見えないものなので、大小はありません。
あなたが耐えられないのなら、周りが何と言おうと耐える必要はないんです。この記事を読んで悩みを抱えている人の背中を教えてあげられたら嬉しいです。
自分の状態を正しく把握する
うつ状態にも色々な症状があります。
やる気が出ない、楽しく無い、不安で仕方ないなどの精神的症状と
頭痛、腹痛などの身体的症状があります。
後述しますが、医者はこれらの症状からうつ病を断定してはくれませんので、自分がうつ状態だと思うかどうかが重要になります。
とは言え、自分でうつ状態だと言うのにも勇気がいります。
一つのポイントとしてその状態がいつまで続きそうか、また、
その状態は好転しそうか。を考えてみるといいかもしれません。
人生山あり谷ありなので、辛い状況は後に良い状況に繋がることもあります。頑張りが認められたら昇進できる。繁忙期を乗り切れば長期休暇がとれる。それらを天秤に掛けてみてください。
僕の場合は、あと2年は部署異動はなく、好転どころかますます忙しくなっていく状態でした。その先には昇進が待っていたと思います。
ただ、そのリターンは僕にとっては魅力的ではありませんでした。
風船は膨らみ続ければいつか割れてしまいます。
その前に、休憩が必要かどうか考えてみてください。
会社の制度について確認する
休暇のルールは会社によって違います。
勤続年数によって扱いが変わったりもしますので、確認ができるようであればしておいた方がいいです。
実際休むことになれば上司や総務の方が、具体的なことは教えてくれるとは思いますので、できる範囲でいいと思います。
心療内科を受診
休職するとなると、診断書は必須です。
前回の記事にも書きましたが、医者にはどれだけ辛いかを話しても、「辛かったですね、それで、どうしたいですか?」と聞かれます。
うつ病かどうかはある意味自己申告です。「休みたい」と言えば
うつ状態、適応障害などといった病名で診断書を出してくれるはずです。
今はオンラインで電話診断をしてくれる心療内科もありますし、
初診でも診断書は出してもらえます。3000円くらいだと思います。
上司(手続きの対応をしてくれる人)への相談
僕の場合は、信頼の出来る上司にまず相談をしました。
最近睡眠障害で悩んでいて、睡眠薬を飲んでいる。
仕事も不安が大きく辛い。集中できない。など、
ただ今思うとこれはあまり意味がありませんでした。
結局休むかどうかは自分で決めます。
診断書を持って、「医者に〜まで休めと言われました。」
と勇気を持って言うしか無いです。
または電話で伝えて、診断書は後日郵送でもいいでしょう。
唐突に言うのは難しい、と思う方もいると思いますので、その場合は、
診断書を持って上司にどうしたらいいか相談してもいいかもしれません。
うつ状態と診断されているわけですから、上司も休めとしか言えないでしょうし、結局のところ休むことにはなると思います。
可能であれば身の周りの整理をする
うつ状態なのであれば1日でも早く休むことが大切ですので、
可能であればですが、会社の机やパソコンのデータなどを整理した方がいいです。
印鑑や通帳などの貴重品を机に忘れた場合、上司に郵送してもらったりしないといけませんし、書類やデータなども抱え込んで休むと電話で問い合わせを受けてしまうこともあるので、なるべく共有できる状態にしてしまった方がいいです。
とはいえ、自分の健康が一番なので、ある程度は割り切ってしまっていいと思います。僕も自分しか分からないノウハウだったりを抱えたまま休んでしまいましたが、そのような状態にした上司、会社が悪いのであって、決して個人の責任ではありません。
万が一、それが原因で会社に復帰しにくくなるかもしれませんが、
診断書に部署異動を条件に復帰とするよう書いてもらうなど、対応はいくらでもできます。
以上です。
僕自身、休職するまで半年くらい我慢の時期がありました。
その間に、倒れたり頭痛や不眠症に悩んだりしました。
いっそのこと自殺未遂をしてしまおうかという馬鹿な考えをしたこともあります。もちろんそんな勇気もないし死にたくもありません。
でもそうすれば、会社が医者が、「休みなさい」と言ってくれると思ったからです。
「休みなさい」と言ってもらえたらどれだけ楽か。でもそんなことは誰も言ってくれません。それを言ってもらおうとすればするほど、自暴自棄になっていきます。
「休みたい」と言えば、それ以上、自分自身を傷つけることもありません。
どうかこの記事を読んで、その勇気が湧いて来たら嬉しいです。
僕はそれを全力で肯定しますし、応援します。
どうしてもその勇気が出ない人は、誰か気の許せる友人に相談したり、第三者の僕のような人にコメントで相談していただいても構いません。
匿名で相談できるような仕組みも今後検討したいと思います。
この記事がいつか誰かの助けになりますように。
それではまた次回もよろしくお願いします。