19 / 55、 タケノコさん ( 2本目 ) 【 企画 / 虎吉の交流部屋初企画】
虎吉のトップページ固定記事「虎吉の交流部屋」内で、この夏、以下のシークレット企画「虎吉の交流部屋初企画」を開催しておりました。
● タイトル : 季節のnote(7月)
● 募集期間 : 7/1 ~ 7/31
● お 題 : 7月の季語から1つ以上選び、
それをテーマに自由に書く
そこで今回、ご応募いただいた作品を、応募いただいた日時の早い順に紹介させていただきます。
【 19 、タケノコ さん ( 2本目 ) 】
● 季語 : 暑中見舞い
🌳① 感動、感激、共感、ポイント
自作の詩を書いた暑中見舞いを出すのはタケノコさんにとって今回が初の試みだったそうです。
そうした暑中見舞いが相手の心に届くか不安になる気持ちはすごく共感できます。
詩というのは作者の思いも込められていますから、解釈等も受け取り手次第だったりします。
通常の暑中見舞いを送る場合とは緊張感が全然違いますよね。
今回ご投稿いただいた詩は、1作目として投稿いただいた暑中見舞いを出す時の心情を描かれたものであり、非常に分かりやすく、共感ポイントの多い詩です。
自分に置き換えて想像してみても、やはり同じ気持ちになるだろうな、と思える詩です。
🌳② 作品から感じる作者の印象
暑中見舞いに自作の詩をしたためようというご発想、詩の内容から、情緒的な方という陰証を受けます。他の記事でも多くの詩を書かれており、詩への特別な思い入れを感じます。
特に印象的なのは、タケノコさんが詩を投稿する際は、ヘッダーにほとんど写真や絵をつけておられない点です。
おそらく、先入観を消して、詩そのものから感じる読み手それぞれの解釈を大切にしたいという意図かと思いますが、こうした所にもタケノコさんが大切にしておられる詩への思いを感じ取ることができます。
2本目まで投稿いただき、積極的に企画に賛同、参加いただき、本当にありがとうございました😊
🌳③ 作品への感想
1作目同様、季節感が存分に出ている、落ち着いて詠める心地良いノンフィクション詩です。
最近は暑中見舞いも僕は出さなくなっていますが、タケノコさんは毎年、大切に書いていらっしゃるそうです。
しかもその暑中見舞いの葉書に自作の詩をしたためるという発想、とても素敵で粋ですね。
自作の詩をしたためる、という今年から始められた試み。果たしてうまくいくかどうか。
タケノコさんは少し不安になります。
作中では、葉書を出すまでのタケノコさんの思いの流れがとても素直に描かれていて、深い共感を覚えます。
①相手の心に届くのかという不安
②葉書自体が確実に相手に届くかという不安
③ポストに入れる時の不安、緊張、
という3つの不安が常につきまとう、という気持ちがストレートに伝わってくる感じです。
①②の「届く」は互いに掛けていらっしゃいます。
最後の1文が一番の共感ポイントですね。
どうしても届けたいお気持ちが葉書の詩に込もっておられるんでしょうね。
不安だけど出さずにはいられない。
その気持ちに深く共感します。
僕は暑中見舞いを出さないのですが、手紙を書くときや大切な人にメール等する時はまさにこの詩のような気持ちになります。
特に発信する時の不安や緊張はよく似ているだけに分かります。
そういう意味で、この詩はより幅広い世代の方に読んでいただきたいなと感じました。
ぜひ多くの方に読んでいただきたい作品です。