33 / 55、 Foliage Poet さん 【 企画 / 虎吉の交流部屋初企画 】
虎吉のトップページ固定記事「虎吉の交流部屋」内で、この夏、以下のシークレット企画「虎吉の交流部屋初企画」を開催しておりました。
● タイトル : 季節のnote(7月)
● 募集期間 : 7/1 ~ 7/31
● お 題 : 7月の季語から1つ以上選び、
それをテーマに自由に書く
そこで今回、ご応募いただいた作品を、応募いただいた日時の早い順に紹介させていただきます。
【 33 、 Foliage Poet さん 】
● 季語 : 七月、森林浴、夏の山、
夏の海
🌳① 感動、感激、共感、ポイント
まず、今回の数多くの投稿作品の中でも「森林浴」、「夏の山」という山を連想する季語を選ばれたのはFoliage Poet さんが初めてでしたので、どんな作品か非常に興味が湧きました。
これらの季語は当初の募集要綱の季語一覧にはなく、Foliage Poet が見つけてきていただいた7月の季語です。
詠んでいくうちに世界観がどんどん広がり、夏の山から夏の海に行ってまた夏の山に戻ってくるというFoliage Poet さんならではの想像力の豊かさに終始、圧倒されました。
7月というのは海だけでなく山においても自然の素晴らしさやありがたさを存分に味わえる季節なんだなと感じさせられた秀逸作品でした。
🌳② 作品から感じる作者の印象
自然というものへの感受性がとてもお強く、そしてそれを表現するのが非常に上手な方という印象を受けました。
圧倒的な世界観と表現力で詠む人を様々な場所に誘い込み、まるで自分がそこにいるかのような気持ちにさせてくれます。
海と山という全く違う魅力を持つものをファンタジー要素も織り交ぜながら非常にうまくつなげられるところも、さすがです。
今後もFoliage Poet さんの記事をたくさん詠んで学ばせていただこうと思います。
🌳③ 作品への感想
夏の山に入り、森林浴を楽しみながら、森の中へ、そして海の中へ想像の中でどんどん入って行って7月の魅力を存分に伝えてくださる、そんな記事です。
Foliage Poetさんが伝えようとされている、7月の魅力、7月の樹木の魅力、夏の山や森、夏の海といった要素のキラキラした様子が全て伝わってくるようなドラマチックな詩です。
山、森、森林浴、夏の大海原と頭がついていかないほど、次々に色々な要素が重なり合って7月の魅力を全身で感じる、という構成に感動しました。
場面場面での描写がとても繊細で、どこか童話の世界観を感じさせられる気持ちで詠んでいました。
始めから終わりにかけて世界がパーっと広がっていくようで、詠み終わった後に何か夢を見ていたような気持ちになるのは僕だけでしょうか。
どこまでも広がっていく世界観、1つの詩の中にこれほど多くの夏の魅力が凝縮された作品を描けるのはFoliage Poetさんならではなのではないかと思いました。
山の魅力と夏の海の魅力をどうやって同時に表現されるのだろうと思って詠んでいましたが、ファンタジー要素を交えて、山から海へ想像が広がっていく展開には僕も驚きました。
ぜひ、多くの方に読んでいただきたい作品です。