43 / 55、 やーさん さん 【 企画 / 虎吉の交流部屋初企画 】
虎吉のトップページ固定記事「虎吉の交流部屋」内で、この夏、以下のシークレット企画「虎吉の交流部屋初企画」を開催しておりました。
● タイトル : 季節のnote(7月)
● 募集期間 : 7/1 ~ 7/31
● お 題 : 7月の季語から1つ以上選び、
それをテーマに自由に書く
そこで今回、ご応募いただいた作品を、応募いただいた日時の早い順に紹介させていただきます。
【 43 、 やーさん さん 】
● 季語 : 夏休み、夏の海
🌳① 感動、感激、共感、ポイント
生まれて初めて海へ行った時の思い出という、話を読む前からワクワクするようなタイトルに心を持っていかれました。
作中でも行くまでのワクワク感や海が見えた時の感動、海に入った時の感動が丁寧に書かれており、こちらまで楽しい気分になってきます。
海が近くにあることが当たり前だった多くの方々にとっては想像もつかない感動であり、強烈なインパクトを残す思い出だったのだろうと思います。
自然の素晴らしさについても再認識させられる作品だと思います。
🌳② 作品から感じる作者の印象
やーさんさんとは普段からも交流を持たせていただいているのですが、とても優しく、素直なお気持ちを持ち続けておられる方、という印象を受けています。
この記事においても、幼い頃の感動が忘れがたく、今も海のお近くで働かれているとのこと、やーさんさんらしい生き方をされていらっしゃるように思います。
またお子様をとても大切にしておられ、お子様とのお話をもとにした記事も多く書かれていらっしゃる方です。
やーさんさんが幼い頃に味わった感動をお子様にもきっと体験させてあげられておられるんだなと思うと、やはり、ほっこりした気分になります。
🌳③ 作品への感想
作者のやーさんさんが小学校の頃、生まれて初めて海に行かれた時のワクワク感や感動を描かれた作品です。
多くの方にとってはお住まいの都道府県に海があるのですが、日本中を見渡すと、東京都を始め、一切海に接していない都道府県がいくつかあります。
その1つがやーさんさんが生まれ育った長野県です。
それだけに、やーさんさんにとって初めての海での体験はすごく特別なものだったんですね。
僕は関西の大学に通っていたのですが、奈良県から通っていた友人が「海に行ったことがない」と言っていて驚いたことを思い出しました。
やーさんさんが初めて海に行ったのも、かなりの長旅だったようです。何と片道7時間。海が当たり前にある地域に生まれた僕としては、やーさんさんが味わった感動がうらやましいくらいです。
海へ向かう時のワクワク感、海が見えた時の感動と歓声、初めて海に入った時の感覚、がすごく丁寧に描かれていて、深く共感しながら読ませていただきました。
特に水平線を見た時の感動を描かれた部分が印象的でした。空と海の青さだけがコントラストをなして広がる世界。遮るものが何もない世界。自然の雄大さや海の大きさに目を奪われた瞬間ですね。
どこまでも広がっていく空と海。僕もそれを初めて見た時は言葉を失いました。大人になった今でも水平線を見ると、自分や自分の抱えた悩みがちっぽけなものに思えることがあります。
やーさんさんがこの時に感じた言葉にならない感動がこちらにも伝わってくるようです。
現在、海の近くで働かれているとのこと、海への感動がどこかに残っておられたのかもしれませんね。
やはり夏の思い出は特別ですね。
素敵なお話をありがとうございました。
ぜひ多くの方に読んでいただきたい作品です。