あなたへの5つの質問 【 青ブラ文芸部 】
こんばんは。
こちらの企画に参加させていただきます。
この5つの質問のうち、「 Q5 」を考えてみました。
状況によると思いますので3つに整理してみます。
ちなみに終身刑(原則、死ぬまで刑務所から出られない、と断言される刑罰)は日本に存在しない刑罰ですので、「もし存在した場合(あるいは現行法の無期懲役(一定期間経過後、仮釈放が認められる可能性のある無期刑))」と仮定して考えてみます。
完全にこちらが「被害者」の場合です。
この場合、僕は死刑、終身刑、ではない方法を望むと思います。
「自ら復讐すること」です。
大切な人のため仇をうちたい、同じ目にあわせてやりたい、と思うのです。裁判なんてどうでもいい、終身刑なんてもってのほか。今すぐこの手で !!
しかしこの「私的制裁」は、現行法では許されないのです。 これを許すと新たな犯行の連鎖が生まれ、社会が大混乱に陥ると同時に、犯人を裁判前に殺害等すると真実が闇に葬られ、何があったのかが永遠に解明できなくなるためです。
したがって、被害者側はどれほど犯人が憎くても許せなくても裁判の結果を受け入れる他ないのです。
その結果、死刑か終身刑かそちらかを望むとすれば、やはり死刑かなと思います。
死刑は私的制裁が禁止されている刑罰法規において、唯一、殺人が合法的に行われる「国家による復讐の代行」と言えるものです。
死刑か終身刑のどちらがより残虐かは意見が分かれるところですが、どちらにせよ、「同じ目にあわせたい」と僕なら思います。どんな凶悪犯でも執行が告げられた瞬間は体がガタガタと震えるといいます。やはり相当な恐怖なのです(それ故、日本以外の先進国のほとんどの国が現在、死刑を廃止しています)。
この状況が一番、その場合の感情を想像することが難しいです。例えば「大切な人」が加害者の弱みにつけ込んで金を奪うなどしていて、「もう殺すしかない」というくらいに精神的に深く追い詰めていた場合やとっさに始まった喧嘩で互いに殺意があった場合など。
死刑、無期懲役、無罪、その他、望むものは状況次第で変わってきます。ただ1つ確実に考えると予想できるものは「殺す」以外に方法は本当になかったのか、ということです。本当にない場合も残念ながら確実にあります。ただ少しでもあったなら···少なくとも刑務所に入って罪を償ってほしいと思うでしょう。
過失の程度にもよりますが、例えば加害者のアクセルとブレーキの踏み間違えによる交通事故で「大切な人」を失くした場合など含め、当事者になれば僕は故意と同視して考えると思います。
「それはそっちの事情やろ !! そんなんこっちは知らん、失ったものは戻ってこんのや !! 」
っていうことです。
望む判決は①とほぼ同じになります。
家族同然のペットが故意ないし過失によって他人の手で殺された場合、ほぼ僕たちは報われません。
日本ではペットはモノ、つまりその命を奪った場合、殺人ではなく遥かに量刑の軽い「器物損壊罪」になるからです。何だか納得がいきませんね。
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クリスマスイブという賑やかな日にふさわしい記事ではなかったかもしれませんが、あえて今日、書きました。多くの人が幸せを享受しているこんな日も、日本のどこかで誰かが絶望に打ちひしがれている事実が確かに存在するからです。
僕たちはいつ被害者、加害者、になるか分からない社会を生きているのです。「大切な人」にとっても同じことです。自分も大切な人も「何事もなく生きていられること」自体が幸せだと、書いていて感じることができました。
普段、全く意識しないテーマで構成等に悩みました。今回も興味深い企画に参加させていただき、ありがとうございました。残り数日ですが、みなさん、充実した年末をお過ごしできますように。