【私と気学との出会い】その3 ― 人生の重要な選択や決断のタイミングを気学は教えてくれる ー
それからの私が気学に大きく影響される出来事
が連続して起こることになります。
私が結婚を意識し始めていた頃のことで、お相手は大学同窓の北陸出身の美人さん。それがなんとうちの両親は、その彼女の生年月日やご実家住所を基に、事前にこっそりと東京杉並区荻窪の気学の先生に鑑定をお願いしていたのです。
父は以前から会社人事や取引に関する相談を、事あるごとにこの先生に相談しに杉並区荻窪まで出かけていたことから、私たち家族は“荻窪の先生”と呼んでいました。
この先生は、気学の創始者“園田真次郎”氏直系のご子息で、真次朗氏が亡くなられた後を引き継いで荻窪のご自宅で気学鑑定と後進のためのお教室をされていました。
そんな先生から私の両親に対し、何たることか「〇〇さん、このお嬢さんをご子息のお嫁さんにいただくと、ご一家にとっては、損になりますよ」と言われたのです。
そう言われりゃ、両親は「こりゃ大変だ~」
と事になりますよね。
慌てて何とかこの婚姻話を振り出しに戻そうと試みましたが“時すでに遅し”、若い二人はもうその気満々で結婚への道をばく進しておりました。
まぁ、どこにでもよく有るパターンです。
よく有るパターンと申し上げましたのは、現在の私へのご相談事でも「異性との相性」や「ご結婚」に関するものはたいへん多のです。その場合の問題点(とあえて申し上げるとするならば)は、すでにお付合いやご結婚の話が進んでいる時点でご相談をうけるケースが大半ということです。
ご当人同士はすでに熱々の恋愛真っ最中ですから、まさに”恋は盲目”状態。誰が何をアドバイスしようとも、そんなもんは「馬耳東風」、説教染みたことなどは「どこ吹く風~」でスルーされるのが落ちです。
皆さまの中でも、少なからずご経験もあろうかと存じます。
ですので、重要な選択や決断は、
人生において、タイミングがもっとも重要
なのです。
欲で目がくらんでいる時には“絶好のタイミング”は体のどこかが感じていても、頭(≒欲)が否定するのです。
このシステムが厄介なもので、選択や決断時に身体(≒無意識)が感じるアラート(警戒信号)はけっこう多のです。ですが、頭が「いやいや、そんなはずは無い。なぜならば、、、、」と自分が納得するような屁理屈を並べ立てて、その場を収めてしまう。
これが、
「今なら引き返す選択肢がとれる最後のタイミング」を逸してしまう
最大の原因なのです。
気学では、身体が“奇妙なアラート”を感じた時に、それがどこから来て、なにが原因なのか。そして、選択や決断のタイミングは今なのか?いつなのか?をご自身が”気付く(≒意識できる)”ように導いてくれるのです。
まさに“気が付く”とは、欲で目がくらんみそうになっている時にでも、適切な選択や決断が意識してできるように
“正気”を身に“付けて”(≒気づかせて)くれるのが気学なのです。
次回は、うちの両親が荻窪の先生から”押っ取り刀のアドバイスとして授かった「方位学」を駆使して、お相手のご両親と対面するシーンをご紹介したいと思います。
お楽しみに。