職場の教育は何が正解なのか、そんなことを思う日々
私の勤める部署は、現在4人。
そのうち2人が今年中途採用で入った40代のBさん、20代のCさん。
Cさんは、人と話をする時、電話で話をする時、なんか言葉が足りないというのか、言葉のチョイスになぜか違和感を感じるのです。これは、私との世代間の価値観の違いなんだろうか・・・。
人に教えること
私の仕事は、病院の入退院の窓口ですので、どうしても人と会話をすることが多くなります。それは、院内で他の部署の人と話をするとか、他の病院などから転院の相談を受けたり、患者さんの家族と話をしたり。
なので人とのコミュニケーションが仕事みたいなところがあります。
Cさんは、年代が違うせいもあるのか、もともとの癖もあるのか、言葉がぶっきらぼうだったり、なんか言葉が足りないところがあって、人に誤解を与えてしまいそうな感じなんです。
なので、内線電話はとってもらっていますが、外線は限定的に対応してもらっています。でも、入職して3か月が過ぎましたので、そろそろ外線の対応も段階的に出来るようにしてもらおうと考えているところ。
さて、これをどう教えるか。
「人の電話の対応を聞いて、自分もどのように対応するか勉強してみてね」と言ってはいたものの、どこまで聞いているのか・・・。
なので、病院の接遇研修での電話対応を読んでもらったり、実際のやり取りのロールプレイングをしたりしてみたのですが・・・。
なんとなく、前途多難な気がするのです。まぁ、でもやってもらわないとわからないこともあるでしょうから、やりながら修正していく感じになるかなと思います。
人に教えるって難しいなぁと感じているところ。
そして、自分が新人の時とは教育の方法も変わってきているんだよなぁ・・・と思って、自分自身も教え方をアップデートしないとね、と考えています(笑)。
もやっとすること
今年入職したBさんは、経験もありますし価値観は私に近いのかなと感じていて、Cさんのように電話対応を教えたことはないですが、特に問題なく出来ています。
何が違うのでしょうね・・・。
そして、Cさんにロールプレイングまでして、電話対応を教えていることに対して、Bさんは密かにもやっとしているのです。
「私が若い頃は、先輩の仕事をみて学べというスタンスで、こんなに丁寧に教えてもらったことはない。」
「ミスをしても怒られることなく、その都度注意や再度の説明をしてもらっているなんて、恵まれている。そのありがたさがわかっているのか。」
BさんのCさんに対する気持ちは、こんな感じでしょうか。
でもね、昔のように怒ってパワハラ気味に教えるみたいなことは、今の時代には合わないだろうし、人が不足している現代では、若い人の力は大切にしていかねばいけない。
だから、正直、「私の時は・・・」って思うことがないわけではないけれど、やっぱり今時の教え方というか、根気強く教えていくことも必要なのかなって思うんだよね、ってBさんには話してみました。
何が正解かわからないけれど、人が育たないのは教える側の責任もあるのかもしれないですしね。
私自身も成長しないと
Cさんの成長が課題の今。でも、見方を変えると自分自身の成長も課題なんですよね。
Cさん自身が人への伝え方を学んでいかなければいけないし、それは私もそうなんだろうなと。
教育って難しい。言葉で伝えることは技術だけれど、やっぱり私たちの立ち振る舞いをみて学ぶことも多いでしょうから、そういう面でも気を付けないといけないですね。もちろん業務はきちんと教えることは必要ですけれど。
子育てと一緒。相手に学ばせようとするのではなくて、まずは自分が学ぶ。そうすれは相手も自然に学ぶようになる。
そう思って、私自身もアップデートしていこうって思ったのです。