「私たち(ラルシュ)が見つけたこと」
私たちの理念であるラルシュコミュニティ憲章には、
「知的障がいのある人とない人の相互の関係は、わたしたちを変化させます」
とあります。
ラルシュかなの家に来て、実際に知的障がいのある「なかま」と出会い、私たちは本当に変わったのでしょうか?
アシスタントにインタビューしてみました。
質問
「ラルシュかなの家に来て「なかま」と出会い、自分自身が変わったことは何ですか?」
アシスタントの返答
「なかまが頼ってくれることで自信になり、明るくなった。」
「なかまの自由な姿を見て、何でも自分でやらなければいけないという考えを手放すことができた」
「なぜかわからないけど、家族円満になった。
何気ない小さなことを喜んでいるなかまの姿を見て、小さなことに目を向けられるようになった。
小さなことを喜べるようになったのはなかまのおかげです」
「あるなかまが花を摘んでアシスタントにプレゼントしていた。花を摘むときから相手を想い、心を込めて花をプレゼントする姿に感動した。
以前は花を誰かにプレゼントすることなんて考えたことがなかったが、今では、友人に花をプレゼントするようになった。
花屋で、友人を想いどんな花がいいかを探し、なかまがしていたようにプレゼントしたら、その友人はとても喜んでくれました」
「以前は、お客様相手をしていたこともあり、相手が自分をどう見るかを気にしていた。家庭では母でいるので、いい母親になるにはどうすればいいか、どうふるまえばいいかを考えていた。
周りからの要求に応えることや、人の目を気にしていた。周りの基準に合わせられない自分を悪いと考えることが多かった。
少しずつ、自分を持って生きているなかまや、自分自身の人生を楽しんでいるなかまを見て、私自身の人生は何か?と考えるようになっていった」
「なかまは自分自身でいることを恥ずかしがらない。外見、人格をふくめ自分自身をそのまま受け入れている。
私は自分に自信がなく、こんな私では不十分と思っていた。しかし、そんな私になかまが寄り添ってくれた。私に価値をつけてくれたように感じた。
正直に自分を大事にしていい、私自身を愛していいと思うようになった」
「なかまに育てられたので恩返ししたい。
アシスタントは、なかまの存在を肯定する役割があると思うが、実際はなかまの方が先に私を肯定してくれていた」
「人前で表現できるようになった。以前は表現することに憧れていたが、人の評価を気にして、自分は下手だから表現できずにいた。いつも見る側だった。
かなの家では、なかまが一緒に表現しようと誘ってくれる。表現にうまい、へたはないことを教えてくれた」
まとめ
日々の生活のなかで難しいことはたくさん起き、私たちのできることは小さいと感じることもよくあるラルシュかなの家のコミュニティ生活ですが、
ラルシュの使命は、このような私たちの小さな経験を発信していくことだと、インタビューをとおして感じました。
なかまとの相互関係のなかに宝を見出すアシスタントの皆さん、いつもありがとうございます!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?