満月のギー。
1月26日は、今年3ばんめに小さい満月だったそうだ。
その日は、急にひとりになりたくなって逃げるように職場を出て帰った。
私は満月と新月にギーをつくる。
このタイミングがいちばん良くて、
量もちょうど無くなる頃。
ギーをつくりながら、バターが溶ける
においと、くつくつ言う音が
気持ちをやわらげてくれた。
ベランダに出たら空気が冷たくて澄んでいるからか、群青色の空に月がくっきり見えている。
職場が自分にあってないなと感じた。
昔見た丸い月で覚えているのは、
縄文杉の上にのぼった金色の月と、
礼文島の水平線の道につづいた赤い月。
満月だったのか新月だったのかわからないけれど、それはそれは神秘的で時間を忘れた。
直観で旅に出るとき、その土地に「歓迎されている」と勝手に思った。
その分得るものは大きくて、魅力的な人に出会ったり、神秘的な自然に出会えるタイミングがあったり、
その場所になじんでいく感じがあった。
なじんでいく、というか、満足するといった方が良いか。
もういちど、そんな感覚を得たい。
直観は、いろんなごみを背負ってしまうと降りてこなくなる。
瞑想をして、頭に思い浮かぶことを流して呼吸する時間を意識的につくった。
続け始めてまだ3か月ほどだけど、
同時進行でなにかをすることが当たり前になっていた私が、ちょっとずつ変わりだした。
満足する感じを体が思い出すような
感覚。
瞑想が習慣になってから、満月に近づくと、気持ちに敏感になるようになった。
嫌なことがあらわになって、もやもや感が激しくなる感じ。
燃えているのではなく冷ややかにはげしく嫌っている。
なにが嫌なのかって
余裕のない周囲のボヤきやため息。
頑張らなきゃと言って、就業時間を過ぎてからはじめる仕事。
私は残業が嫌いです。
それが習慣化している風土も。
仕事内容もメリハリも、両方大事。
だから毎日挑戦している。
今日は残業無しで帰る。
満月のギーはパワーをくれる気がする。
ちなみにギーをごはんに混ぜて、
しおこんぶといりごまを混ぜて食べると、ごちそうになります。
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