「最速ベクトル」~平面ベクトルの演算演習ゲーム~
最速ベクトル
平面ベクトルの和と差を学んだ後の、ベクトルの分解の授業や演習で使える平面ベクトルのゲームです!平面ベクトルの計算が速くできるようになります!ぜひ遊んでみてください。
授業では、平面ベクトルを導入した際の、和と差の演算の練習の際にご活用ください!
<遊び方>
「最速ベクトル」は、計算の正確性とスピードを競うゲームです。一斉に解き始め、最も速く答えを出した人の勝ちです。
このゲームの目的は、始点から終点までを指定された2つのベクトルを用いて表すことです。最も速い人の勝利です!
<遊び方>
①トランプを黒と赤に分けます。
親となる人が終点の位置を決めるためにトランプを黒から1枚、赤から1枚引きます。出たカードの数値を終点の座標とします。
②終点の座標が決まったら、一斉に解き始めます。いち早く終点に達した生徒はベルを鳴らし、他の人と答え合わせをします。
③答え合わせをしながら、どんな方法で計算したか、グループ内で共有して下さい!
(平行でない2つの基準となるベクトルを用いて表すときに、どんな周り方をしても、答えは一意に決まります。)
<ワークシートについて>
シートごとにレベルが異なります。
理解度によってどんどん変化させてみてください。
レベル2:始点が中央付近になり、逆ベクトルが出やすくなります。
レベル3:始点も終点もトランプで決め、より柔軟な考え方を求められます。
レベル4:基準となるベクトルが変わります。六角形を追っていくだけではできないので、工夫が必要となります。
フリースタイル:始点も終点も基準のベクトルもフリーであり、いろいろチャレンジしてみてください!
<用意する物>
ワークシート 生徒1人につき1セット(レベル1〜フリースタイルまで)
トランプ 各グループに1個
筆記用具
呼び鈴🛎(あれば)
<授業でのオススメの使い方>(グループワーク)
①クラス全体でまず1回全員で同じ問題に挑戦しながら、遊び方の説明をする。
先生がトランプを赤、黒それぞれ1枚ずつめくり、終点の座標を決める。
全員で一斉に計算スタートをする。解き方が分からない場合は、グループ内で教え合う。
答え合わせをして一意性の確認をする。
②グループごとに対戦スタート(グループ内対戦)
グループ内の全員が解き終わったら答え合わせをしながら、どんな方法で計算したのか、考え方を共有し合うとベクトルの一意性を意識することもできます。
③慣れてきたグループからワークシートのレベルを上げていくこともできます。
+各グループの1位同士でグループを再編成などすると、より盛り上がります。
<発展編>
《s+t=k の導入に》
終点のカードをめくる際に、黒カードの方の数を固定し、赤を一枚をひいて終点を決めます。
始点から終点までのベクトルをaベクトル、bベクトルで表します。
その後、同じワークシートを用いて、黒カードの数を先ほどと同じ数で固定して、黒いカードを引いて同じゲームをしていきます。これを繰り返していき、いくつか出た答えを見比べて何が気づいたことがないか、グループ内で話し合います。
いくつか出た終点が、同一直線上にならぶとき、係数の和が一定となる事に、視覚的に生徒が気がつく事ができます。
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ワークシートをダウンロードして印刷していただくと,授業や演習でそのまま使えます!有料で恐縮ですが、今後のハピマスの継続的な運営のために、ご協力をお願いします。
呼び鈴もあるとより盛り上がります!!(呼び鈴は100均やホームセンターで売っています)
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