2024年1月読了本・ポスト備忘録
※注意※
この記事は1月に私がX(旧Twitter)に投稿した読了ポストに加筆・修正を加えたものとなります。ご了承ください。
はじめに
え、もう1月終わってこんなに時間が経ってるんです? 忘れてたわけではないんですよ。ただ忙しかっただけで……。
今回冊数多いので前置きはこの辺りにしておきます。それと前回から変更した点について書いておきます。流石に全部SNSからコピペしたやつというのもどうかと考えこの記事だけで挙げる感想を制定しました。主に漫画、ノベライズ、HJ文庫のレビュアープログラムで発売日前に読んだやつがメインです。該当するものにはタイトルの前に「★」をつけています。それでは改めまして振り返りタイムスタート!
『佐々木とピーちゃん 2 異世界の魔法で現代の異能バトルを無双していたら、魔法少女に喧嘩を売られました ~まさかデスゲームにも参戦するのですか?~』
著者:ぶんころり
イラスト:カントク
出版社・レーベル:FM文庫J(新文芸)
読了ポスト日:1月3日
その展開はいつか来るだろうけど実際来るのはもう少し先だろうな思ってたシーンが目白押しでずっとじっくりした。あと今回も佐々木さんが面白ワード作ってて笑ってしまった。魔法中年・マジカルミドル……これがアニメで音声付きで聞けると思うと楽しみがまた1つ増えてしまった。あと、デスゲームはそういう風にハンドル切ってくるか! いつメンの皆様が次巻以降どのように関わってくるのかが気になる。
『東京レイヴンズ 6 Black Shaman ASSAULT』
著者:あざの 耕平
イラスト:すみ兵
出版社・レーベル:ファンタジア文庫
読了ポスト日:1月6日
前回、前々回がまったり日常回だった反動が一気にきた。凄かった。日常回も踏まえつつの話の流れも勿論だけど、ここぞという場面のセリフ回しにもゾクゾクした。特に年長者ズの会話。バトルシーンもたっぷりで大満足。成長した主人公達のアクションと上位者による大立ち回り。1冊で2度美味しい。ラストもラストで気になるし……あとがきにあった通り大きく動き始めた感触がビンビンにあった。
★『アンデッドアンラック 1 不死と不運』
著者:戸塚 慶文
出版社・レーベル:ジャンプコミックス
読了日:1月8日
第1話、とにかく第1話の出来が尋常じゃない。滅茶苦茶な導入で疑問と共に興味を引きつつ、独自で突飛ながらも緻密で噛み合った関係性を構築してクライマックスはド派手に! でも最期は愉快に。何度でも立ち返りたくなる原点。続く話も予想が困難ながらも筋が通っているからハラハラドキドキが止まらない。敵も味方も癖が強くて印象に残りやすい。
★『アンデッドアンラック 2 我々は否定する』
著者:戸塚 慶文
出版社・レーベル:ジャンプコミックス
読了日:1月8日
前振りはされてたけど一気に世界観変わってきたな? 異能バトルかと思いきや怪獣バトルみたいな展開になってきたぞ⁈ というかUMAってヤバい? その反面"死"をテーマにした物語だからこそ誰かが死ぬシーンが丁寧に描かれているのもツボ。情報出てきてまだ分からないことだらけだけど目の前の事だけでも十分に面白さがある。これ終盤とかどうなってしまうのか……。
★『アンデッドアンラック 3 俺が死ぬまで治らない』
著者:戸塚 慶文
出版社・レーベル:ジャンプコミックス
読了日:1月8日
バトルものだと思っていたら神話が始まったのですが⁈ いやいや待て待てそれは聞いてないよ。よく考えたなこの話! 深く考えたいけどこれ以上首を突っ込むとドツボにはまりそう。あとアニメ見てから原作を読むと尚の事不思議になる。話の内容圧縮され過ぎでは⁈ でも話が飛び飛びになっている訳でもないのが不思議。解凍してないzipファイルを読んでいるかのよう。
『佐々木とピーちゃん 3 異世界ファンタジーなら異能バトルも魔法少女もデスゲームも敵ではありません ~と考えてたら雲行きが怪しくなってきました~』
著者:ぶんころり
イラスト:カントク
出版社・レーベル:FM文庫J(新文芸)
読了ポスト日:1月9日
デスゲーム勢本格参戦! いやあの陣営強すぎないか……? 未知の陣営同士が交わりあって、それぞれがどのように対応していくのか、あるいは認識をすり合わせていくのかというやり取りが印象に残る巻だった。女性陣も大活躍で大満足。あとサブタイの「雲行き」ってそっち方面なの……⁈ と衝撃を受けたのは記憶に新しい。佐々木さん、頑張ってください。
『シェーマ』
著者:三月 みどり
原作・監修:Chinozo
イラスト:アルセチカ
出版社・レーベル:FM文庫J
読了ポスト日:1月10日
青春が常に爽やかとは限らない。爽やかさも、内に潜むドロドロも青春なんだ。そういうことを感じ取った物語だった。テーマや結末なんかは前作と相対するものがあったけど、夢を有言実行する姿や、前作のラストのシーンが出てきたりなど、要所要所でニヤニヤできるところがあって嬉しかった。本編の少し後の話をショートストーリーで読んでみたい。
『武蔵野』
著者:国木田 独歩
出版社・レーベル:角川文庫
読了ポスト日:1月15日
出版時の時代ということもあって1部作品は古典作品のような言葉遣いになっていて、本当に近代文学初期に近い作品なんだなと感じた。だが、単語の選び方や区切りの良さもあってあまり古臭く感じることはなかった。むしろ読みやすかった部類。また、全体を通してごくありふれた日常を題材にしているけれども物語としての盛り上がりもあり、物語は切り取り方次第なのだなと感じた。
『大っっっっっっっっっっ嫌いなアイツとテレパシーで繋がったら!?』
著者:かつび 圭尚
イラスト:五七 翔二
出版社・レーベル:FM文庫J
読了ポスト日:1月16日
序盤の日常(?)パートからの急転直下な逃避行。読む前はコメディ系かと勘違いしていたばかりに作風のギャップ差にやられると同時に最後まで目が離せない。そんな展開が目白押しだった。テレパシーの詳細設定もかなり奇抜ながらも面白い設定で自分の視野の狭さを痛感した。読む人は先に挿絵だけ……とか考えずに1P目から順に読んでいった方が絶対に良い。
詳しいお話はこちらでも
『レンタルマギカ 魔法使いの妹』
著者:三田 誠
イラスト:pako
出版社・レーベル:角川スニーカー文庫
読了ポスト日:1月17日
ついに妹ちゃんが本格登場! ガッツリ出てくるとは思わなかった。めっちゃ良いキャラしてたからこれからも言及あると嬉しい。久々の日常回の中でもそれぞれの変化やどういったスタンスを取るのかのような文脈が多く、次回は何が起きるんだとソワソワが止まらない。最後の短編のアクションも両者ともかっこよかった。こういった話があるのが短編形式の醍醐味。
『レンタルマギカ 旧き都の魔法使い』
著者:三田 誠
イラスト:pako
出版社・レーベル:角川スニーカー文庫
読了ポスト日:1月18日
成程、ここが地獄ですか。終盤でもうこれでもかというほど辛い展開がぎゅうぎゅう詰めで思わず「次の日常回はいつ来るんですか?」と叫びたくなってしまった。なんなら最後まで無い覚悟もしてる。気持ちが沈むから楽しい話もしよう。京都の街並みの描写がどれも綺麗だった。特に京都駅。駅であそこまで書けるものなのかと感心してしまった。カラーイラストも一目見て京都駅だ! となる再現性の高さ。こういう時に駅が出てくるのってかなり珍しい気がする。それも込みで印象深かった。
『転生、沖田総司 ー新選組異聞録ー』
著者:日之影 ソラ
イラスト:コダケ
出版社・レーベル:Jノベルライト文庫
読了ポスト日:1月19日
異世界転生物の皮を被った変化球時代劇じゃんこれ! いや勿論ファンタジー特有のあれこれもあるんだけどそれ以上に歴史の知識があるとニマニマできる要素がこれでもかという程あって読んでて顔がにやけてた。あとシンプルながらもここぞという時に大きく揺れ動く心情描写もたまらない。ここまで踏み込むか⁈ ってレベルで読んでるこっちもびっくりした。
★『アンデッドアンラック 4 Revolution』
著者:戸塚 慶文
出版社・レーベル:ジャンプコミックス
読了日:1月20日
アニメでもそうだったけど豪華客船バトル回はやっぱり最高だ。あと相変わらず敵キャラの個性が特濃。思った以上に好きになっちゃいそう。てか中盤からのアレ、マジで何が起きた! 今までも情報量多かったけど今回のは頭真っ白になったぞ! 私は何を信じればいいんだ……。段々と増えてきたオマケページも密かに醍醐味の1つ。特にキャラ紹介の体重の項目が密かな楽しみだったりする。
『探偵に推理をさせないでください。最悪の場合、世界が滅びる可能性がございますので。』
著者:夜方 宵
イラスト:美和野 らぐ
出版社・レーベル:FM文庫J
読了ポスト日:1月22日
ミステリ基盤に俗に言う闇鍋系を乗せた状態だから読み切るまでに時間がかかると踏んでみたら滅茶苦茶読みやすかった。ミステリとしてはかなり突飛な部類ではあったものの、根底にはミステリに対する敬意もあり、バランスが崩れそうなところには調整を入れつつスポットを当ててと趣向が凝られていた。最後の最後で助手が助手する場面がめちゃんこ好みでした。噛めば噛むほど味が出る。
よろしければ本紹介の方も……。
★『忍術バトルRPG シノビガミ スタートブック 上 改訂版』
著者:河嶋 陶一郎・冒険企画局
イラスト:七原 しえ
出版社・レーベル:Role & Roll Books
読了日:1月23日
1冊で分かるTRPG。ルールだけではなく実際のゲームの様子(=リプレイ)も収録されているから雰囲気が伝わりやすい。更にどのようにしてキャラを作っていくのかといったところから進んでいくのも良かった。TRPG関連の本を読むこと自体初めてだったので、ある程度の方針を定めつつも詳細はプレイヤーの想像力に委ねているスタイルが斬新だった。
★『バーナード嬢曰く。 ⑦』
著者:施川 ユウキ
出版社・レーベル:REXコミックス
読了日:1月28日
この作品の歴史の積み重ねをじんわりと感じる巻だった。本筋はいつもと変わらない読書談義のはずなのに今まで以上に友情を読み取れる描写が多かった。実際の時系列こそ不明だけれども図書室のメンバーはもう長いことダベってるんだよな……。特に最後のエピソードが意外性もありつつ彼女たちらしい青春譚で個人的にお気に入り。界隈初心者のオタク語り聞きたい気持ちは分かる。
★『灰色の反逆者は黒猫と踊る 1.闘士と魔女』
著者:虹音 ゆいが
イラスト:kodamazon
出版社・レーベル:HJ文庫
読了日:1月29日
世界は決して優しくなく、陰鬱な何かが蠢いている。そんな世界観だということが読み取れない訳でもないのに皆の日常や優しさが太陽の光のようでこっちまで温まってくる。心を開くフェーズが印象深かった。女の子皆かわいかったです。また、戦闘シーン、特に武器のギミックが独自的なものが多く説明をきいても飽きなかったのもミソ。シンプルだけどこの発想はなかった! と隙をつくようなものが多かったかな?
レビューはこちらです。
★『無防備かわいいパジャマ姿の美少女と部屋で二人きり 1』
著者:叶田 キズ
イラスト:ただの ゆきこ
出版社・レーベル:HJ文庫
読了日:1月29日
息抜き系ラブコメ。この話を1言でまとめるのならばこうなるのだろうか? 私達が日常的に堪能しているあれやこれやも初めてするひとからするとこんなに初々しいのか。私にもこんな時期があったのだろうかと疑問に思う。後半からの2人なりの青春パートやさりげない伏線が回収されることの爽快感もお気に入り。実は料理の感想が1番好きだったりもする。
レビュー記事もございます。
★『忍術バトルRPG シノビガミ スタートブック 下 改訂版』
著者:川嶋 陶一郎・冒険企画局
イラスト:七原 しえ
出版社・レーベル:Role & Roll Books
読了日:1月30日
今回のリプレイパートめっちゃ良かった! 全く別の話という訳ではなく上巻でおなじみだったキャラが出てきて嬉しかった。しかしただそれだけじゃなく……。そしてあのラストバトルのシーンよ……。読んでた場所が公共の場じゃなかったらマジで涙流してたよ。解説部分でいえば一般人の説明が好きだったな~。一般人の定義が気になりつつも沈まず癖の強いキャラを生み出せそうなのがまたいい。
さいごに
こうしてまとめてみると1月もそれなりによんでたな私。ただ単にSNSでの報告サボってただけだった。因みに来月分はこれより長くなることが確定してます。でもほとんど感想あげてるやつだから用意さえすればすぐに纏められるはず。取り敢えず忘れないようにします。
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