『モモ』
今、生きていること。
今、この瞬間に生きていること。
肉体があって、感情があって、精神があって、
心臓が動いて、脳が働いて、
奇跡的な体の神秘なシステムが連携して
この地球上に生存出来ていること。
神様からいただいた体に魂が宿って
世界中にただ1人の自分というものが存在している。
よくよく考えると不思議で
本当に『ギフト』としか言いようのない命なのだと。
肉体があるから、五感で感じることもできて、
奇跡的なこの時間を、生きるということができています。
でも、それは、毎瞬間に認識できているか?
と言ったらそうではなくて、
時間というものの貴重さを
感じることも味わうこともなく
ただ経過だけさせてしまっている時が多いです。
多いというより、
ほとんどの時間を無意識的に
経過させてしまっているかも…
と思ってダメだなと。
今、この瞬間を積極的に意図的に
使えている時は少なくて、
無目的に浪費してしまったり、
流してしまったりして、
気付くと時間が過ぎてしまっていたり。
スマホで気軽にインターネットアクセスができるので、
意図的に検索したり調べ物をするのなら
意味もありまだ良いのですが、
YouTube や SNS などを無目的に
流れてくる情報を受け身でみてしまうと、
無意識に時間が経過していて、
ハッと気付くと時が過ぎているなんてこともあって
生産的ではなかった…と反省して。
私は、世話好きで、家事も苦痛ではなく、
どちらかと言うとやらない方が気になるタイプです。
料理などは気分転換にもなるし、
割とリラックスタイムというか、
美味しいものを食べたいし、
自分好みにできるので苦ではありません。
ですが、今は、一人で海外の移動生活なので
全て自分の時間であり、
ほぼ対話をすることもありません。
なので、なんとなくスマホを手に取り、
ついついYouTubeなどで
情報を得たりすることも多いです。
世界を困惑させる争いも起きているので、
近い国に滞在していますし、
その隣国にも住んでいたことがあるので、
やっぱり気になってしまって
関連のネットニュースや
関連動画を見る機会も増えています。
なのでそれに伴って、
意図せず見てしまうことも増えてしまい、
無防備に時間を浪費している状態は
良くないなと感じています。
でも、情報は取り様であり、
意図的であれば有意義な使い方もできます。
それにより学ぶこともできるので、
また、対面では会うこともできないような方々の
考え方や学びにもアクセスすることができるので、
その点では、地球上のどこにいても
Wi-Fi環境があってネットにコネクトできれば
情報を得られるという現代は、
本当にありがたい時代だなと思います。
様々な知識人や成功者の発信に
アクセスができることも
新しい気づきを得る機会となっています。
本もそうですが、
広く様々な分野の本を多読すれば
ある程度はバランス良く情報を
得られるとは思います。
でも、時間も限られているので制限はあります。
ネットでの発信も、
もちろんビジネス目的や
様々な意図もあると思いますが、
うまくいっている人は
自分の知識をシェアしたい
という気持ちが強いと思うので、
素晴らしい発信をしている方も多く
本に限らず、学ぶ機会も得られます。
もちろん、吟味しながら味わいながら
咀嚼しながら本を読むという楽しみは格別です。
でも、動画で見聞きして学ぶことも、
話し手の口調や表情から読み取ることもできるので、
それもまた違う意味で
素晴らしい学びの機会だなとも感じます。
私の学生時代には考えられなかったようなことが
当たり前になっている今のこの環境を
ありがたく思います。
情報全てを鵜呑みにすることは危険ですが、
知り得なかった知識を得ることもできますし、
使い方次第なのかなと思います。
そんなこんなで、きっと多くの人が
この恩恵を享受していると思います。
海外にいると、
なかなか紙の書籍を手に取ることができません。
なので私は、ブックレビューや
本の紹介チャンネルや要約も
たまに見ることがあります。
作家のジョン・キムさんが YouTubeで
素晴らしいお話をされていて、
近日よく、学ばせていただいています。
今日は、子供の頃に読んだ
ミヒャエル・エンデ作の『モモ』について
ジョンさんがお話しされている動画を拝見しました。
『モモ』は、小学生の時に学校の図書室で借りて
初めて読みました。
印象に残る本でしたので、
大人になってから自分で購入し、
子ども達にも読んで欲しい本だなと思い、
今も実家の本棚に並んでいます。
『モモ』は、時間泥棒が出てくる本です。
が、詳細を忘れかけているところもあり、
今すぐには本を手に取れないので、
ジョンさんの書評の動画を拝見しました。
ジョンさんのストーリーの受け止め方や気付き、
ミヒャエル・エンデさんが伝えたかったこと、
やっぱりすごいなと、心にじんわり響きました。
子供向けの文学書・物語ですが、
大人達こそ手に取った方がいい本だと思います。
一人の人間にとって時間は有限であり、
当たり前ですが、
肉体に魂が宿っている間しか
生きることは出来ず、
生命には限りがあって、
必ず死の瞬間がやってきます。
その『時間』というものの本質について
その過ごし方について、
時間の概念や生きることそのものについて、
また、人の在り方について、
人間の繋がりについて、
生きる姿勢や態度について、
それぞれの人間の存在意義について、…
本当に様々なことを気付かせてくれる本だなと思います。
改めて、本というものの素晴らしさを、
作家さんが1冊に込めた想いの深さを、
そして、その叡智を体感できる貴重さを感じ、
有り難いなと思います。
本は、内容やページ数にもよりますが、
数時間から数日で読み終えてしまいます。
でも、作家さんが1冊の物語・ストーリーを生み出すのには、
ものすごい時間を要しているのだと思うと、
物語自体を楽しむことができ、
またその想いや意図することなどを
自分は数時間で体験して吟味出来ることって
本当に素晴らしいことだなと思います。
『時間』というのは
人生において、すごく鍵となる
ワードであり概念であり、
時間との向かい合い方が、
生そのものといえるのかもしれません。
ジョンさんから初めて伺いましたが、
『モモ』という言葉は
イタリア語で『今、この瞬間』という
意味が込められているのだと知りました。
イタリアでは、瞬間は[momento]
ここから、ミヒャエル・エンデさんは、
モモという主人公の名前であり、
本のタイトルを付けられたのだなと考えると
意味深さに感動を覚えました。
今を十分に生きられていますか?
今を全力で体験できていますか?
今の時間の過ごし方は、後悔しない?
そんな問いかけを自分に日々しながら、
そして、眠る前には振り返りの時間を持とうと決めました。
今という時間を
その貴重さというものと、
有限性があるからこそ
自分のやるべきことは何なのか?
何に時間を注ぐべきなのか?
人生において何が大切なのか?
そんなことを再認識させていただきました。
ジョンさん、ありがとうございます。
天国のミヒャエル・エンデさん、ありがとうございます。
そして、日本に帰国した際には、
『モモ』を再読したいと思います。
ーーーーーー
⭐︎おわりに・おまけ⭐︎
『モモ』
日本は、花桃の咲く時期になりますね♡
この時期にしか見れないお花もありますね。
世界に平和が訪れますように…