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母娘で旅した海の京都【伊根町と天橋立③】

①では、伊根町に行きたいと思ったきっかけや、やっと重い(重たすぎる)腰を上げた話、実際伊根町を観光した話などを書きました。

②では、天橋立で泊まった宿の話や観光した話、観光からの珍道中までを書きました。


今回は珍道中後の話からです。


横殴りの雪を受けながらの天橋立自転車耐久レースを終えた私たちは天橋立駅に向かった。

時刻はお昼12時前。
1泊2日の旅にしては出発時間がかなり早めだ。
もちろん、そうしたのには理由がある。
天橋立観光を早めに切りあげてでも乗りたかった列車があるのだ。




それがこちら↓

丹後あかまつ号

母も私も電車関連のテレビ番組をよく見ていて、(笑神様のBIG4やアメトークの鉄道ファンクラブも大好き)そういう番組で豪華な観光列車を見るたびに「いつかは乗ってみたいな」とずっと思っていた。

そしてこの旅の計画中、天橋立からこんな魅力的な観光列車が走っていることを知った。 

もちろん満場一致で(と言っても2人だけど)「乗ろう!」ということになった。

あかまつ号について↓

天橋立の白砂青松を象徴する「松」がテーマの観光列車です。日本三景 天橋立と西舞鶴間を結びます。
沿線一絶景の奈具海岸や由良川橋梁を運行し、贅沢に海の絶景をお楽しみ頂けます。
木目調のインテリアが温もりとやすらぎを与える車内にはソファ席、カウンター席など、さまざまなタイプの座席があり、車窓からゆったりと景観を楽しむことができます。
運賃と乗車整理券 (550円) でお手軽に観光列車の旅をお楽しみください。
数々の列車デザインで知られる、水戸岡鋭治氏がリニューアルを担当。

公式HPより

普通運賃に550円プラスだけで乗れるというのも嬉しいポイント⭐︎

あかまつ号の車内
(公式HPより)

木の温もりが感じられる車内。
席もゆったり配置されている。
細かい所まですべて本当におしゃれだ。

車内ではコーヒーや軽食の購入もできる。
すべて、いちいち可愛い。

車窓の海を眺めながらのコーヒーは格別に美味しかった。

この日はお天気がイマイチだったけど
景色の良い所では電車を停止して
アナウンスしてくれる。
由良川橋梁を走る
あかまつ号

天橋立から西舞鶴までの約1時間。
私たちは人生初観光列車を最初から最後まで楽しみ尽くした。

お天気が良かったら車窓からの風景がもっときれかっただろうけど、そんなの気にならないくらい全てに満足した列車旅だった。



これで一泊二日の伊根町・天橋立旅行日記はおしまい。

最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。


     ♢    



人は何のために旅をするんだろう。

「美味しいものを食べたい」
「名所の写真をたくさん撮りたい」
「癒されたい」 etc…

旅に出る理由は人それぞれ様々だ。

私の場合は、

◯美味しいものを食べたいか?

食べたいけどそんなに量が食べられないし、そもそも食に対する熱量がそこまで無い。

◯名所の写真をたくさん撮りたいか?

自他共に認める写真下手人間だし、
名所を調べてるうちは楽しいけど、実際行くとそこで満足しちゃって長居はしない方だ。

◯癒されたいか?

これが1番近いかな。
うーん、でも正確ではない。

正確には、


いつもと違う自分に出会うため
いつもと違う自分を楽しむため

だと思う。

伊根町・天橋立旅行中、私はずっといつもとは違う自分だった。
いつもとは違う自分と書くと二重人格者のようだけど、そういうことでなくて。
この2日間の私は

いつもより行動的だったし、
いつもより感動屋さんだったし、
いつもより周りの人に優しくなれたし、
いつもよりたくさん笑う人になれた。


日常生活からずっとこんな自分になれれば1番良いのだろうけど、いつもの生活圏にいるとき私はいつも他人の目を気にしてしまって、心がどこか縮こまっている。
だから

いつも引きこもりがちだし、
いつも心を閉ざしがちだし、
いつも周りを警戒しがちだし、
いつも無愛想だ。

そんな自分良くないよなーと思い続けながら、
持って生まれた性格を治すのはなかなか大変で、治したい自分vs治されたくない自分の戦いにずっと連戦連敗している。。。


ただ旅に出た時は違う。
旅に出ると悩んでいた自分が嘘かのように、自然となりたい自分になれたりするのだ。

旅に出たから絶対変われる訳ではないけど、今回の旅では空気感が私に合っていたのか、ずっと心が軽やかだった。
いつも無意識に張っている心のバリアが取れて、心が喜んでいたんだと思う。


旅は自分を変えてくれる。

それがたとえ一時的でも、
いつも頑張って働いてくれている自分の体と心が少しでも喜んでくれるならそれが1番だ。


自分の心が喜ぶ旅をこれからもたくさんしていきたい。

そして日常の私がいつか旅行中の私みたいに心のバリアを取り払って毎日を楽しめるようになったら。
すこーしずつでも近付いていけたらいいなと思う。












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