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#9  もしも夢を諦めていたら

#9 もしも夢を諦めていたら

映画「LA LA LAND」を今更観た。

公開当初ものすごい反響があり、ネットでもだいぶ話題になったのを覚えている。

日本で公開されたのは2017年2月24日。
当時の事を思い出してみる。

2016年に大学を卒業した僕は、飲食店開業を夢見て、少し大きめの飲食企業に入社して、大学時代に付き合った彼女を残し、大都会東京の店舗に配属。
仕事はうまくいかず、彼女とも別れて、卒業から約半年で京都に帰った。

帰ってからはなんとかしなければとすぐに小さな個人店で修行を始めていた。

朝5時から店に入り、夕方の7時くらいに掃除を終えて店から約10分にあるマンションに帰り、ご飯を作りシャワーを浴びて寝る。

それを週6日続け、休みを1日挟む。
それの繰り返しの日々だった。

夢に向かって頑張れる日々は楽しかったが、愛する人を大切に出来なかった気持ちは女々しく、後悔の日々だった。

元彼女はその後、大学の先輩と付き合い、結婚したとの話を大学時代の共通の友達に聞いた。

話は戻り映画について。
感想としては
「当時観なくて本当に良かった。」
につきる。

主人公の2人が5年後に再会した時にみた架空の未来に当時の自分は耐えられなかっただろう。
僕らはなぜこんなにも過去を美しく感じてしまうんだろうか。

いつか本で読んだが、後悔というのは「もしあの時ああしていればと、架空の世界線を想像するからするもの」らしい。
その本は続けて「過去の選択はその時その状況でできる最善の選択なので、後悔することなんて何もない」と書いてあった。

当時の彼女と別れて、僕はその後最愛の妻と出会った。
人間にとって過去は美しく、そこから学んで今をより良くしていくことが出来る。

P.S.「LA LA LAND 」本当にいい映画で、「雨に唄えば」の現代版さらにアップデートしたみたいな感じだった。
もう散々みんな観たと思うが、まだの人は是非観てほしい。

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