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中学受験奮闘記 ②中学受験の塾

長男は小学校5年生に上がる前の3月から塾に通い出しました。するとビックリ!遅いんです。このタイミングでは。通常、中学受験に向けたカリキュラムは4年生からの3年間で作られており、長男の場合はちょうど1年分遅れていた訳です。なので他の生徒とは別に補習や宿題をしながら追いつく必要がありました。

しかし入塾テストでは、長男は既に高校生ばりの高い計算能力を持っていたので塾の先生もビックリ。結局、一番上のSクラスからスタートすることになりました。はじめは転校生が入ってきたみたいな扱いだったそうです。実際、遅れて入塾する子は他にもいましたが、5年生の夏以降では厳しいと思います。最難関の中学校(灘中、東大寺中など)を目指す生徒さんは5年生終了までにテストの範囲を一旦終えて、6年生の1年間は演習に充てるそうです。

中学受験と一言で言っても、目指す中学校のレベルには大きな差があります。最難関校から中堅校まで様々あるのですが、前回書いた通り、中学受験のためには塾が必須となります。中堅校を目指す子供も漏れなく塾に入るので、生徒の学力差は広がることになります。大手の塾には賢い子がたくさん集まるので、最難関校を目指す本当に賢い子だけのクラスができあがります。そこで凄まじい競争が繰り広げられるのですが、切磋琢磨という意味では良い環境と言えるかもしれません。

長男が入塾した塾はいわゆる大手ではなかったのですが、長男は「賢い子が何人かいるわー」と好敵手の出現に喜んでいました。恐らく大手の塾ほどはピリピリしておらず、ややゆったりとした環境で、長男にはちょうど良い環境だったのだと思います。必ずしも大手の塾が良いという訳ではないと思います。遅れて入塾しましたが丁寧に個別指導をしていただきました。塾も一期一会ですね。本当に感謝しております。

あと補足ですが、中堅校で高校受験より中学受験の方が入りやすい学校があります。これは中学受験をする子が少ない影響で、入学希望校が上位校に偏る傾向がある為です。前寄りで頑張れば、高校からは入学しにくい学校に入れて将来の選択肢を増やすことができるので、中学受験のメリットと言えると思います。
学力レベルの話になりましたので公開しますと、長男が目指した中学校は東大寺と大阪星光学院。最終的には大阪星光学院中学に入学しました。合格までの道はまたの機会にご紹介します。


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