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パニック障害克服記_No.1 日曜の夜、それは突然訪れた、、
今から5年前、11月の中旬の日曜日の20時頃だったと思います。
11月の初旬に、騒音が原因で引越したばかりで、ベッドルームにはまだ段ボールが散らばっていました。
明治通り沿いのマンションの5階に引っ越したのですが、往来の車の音が気になって、少し引越しは失敗したかな、、、そう思っていました。
パニックになった瞬間のことを鮮明に覚えています。
暗い部屋でベッドに横になってYoutubeの音だけを聴いていたと記憶しています。
過去のLINEを見返してみると、11月近辺でさかんに、友人に引っ越しで疲れていると訴えていました。
「今日は何もやらなかったなぁ」ベッドに横になりながら、そのようなことをぼんやりと考えていました。
遠くで救急車の音がうっすらと聞こえていました。(救急車の発着所がすぐ近くにあるため、ひっきりなしに往来している)
その時、いきなりものすごい恐怖が襲ってきました。
上手く例えられないのですが、頭の上に大きな鉄の塊が落ちてくるような感覚で、何の前触れもなく、文字通りパニックになりました。
「やばい!!」思わず叫んで、無意識に玄関に行きました。
しばらくして呼吸が落ち着くと、「へぇ、久しぶりにパニックになった。こんなこともあるんだなぁ」そんな風に気軽に考えていました。
僕は、これまでの人生で、2度ほどパニック障害になっていました。
1度目は中学校の頃、大好きだった関西を離れて関東に引っ越した後、不登校となり発症。(出身は東京ですが、父の仕事の都合で一時的に西宮に住んでいたんです)
2度目は、新卒で働いた金融機関で発症。(これはいずれ詳しく書きます)
特にこの頃は、まったく仕事が合わずに、鬱も併発していて、かなりつらい時期でした。
急なパニックに襲われた日からしばらくして、酷い耳鳴りに襲われるようになりました。また、外に出ると、サーフィンかよってくらい地面が波打っているんです。
特に、朝の出社時に酷くて、平衡感覚が全く失われて、何度も道路に転びそうになりました。
僕は自律神経失調症になっていたんです。
今考えると、原因は職場にありました。
僕は、障害者雇用で今の職場に入っています。
こちらもいずれ、別の記事で数回に分けてしっかりと書きますので、今はさらっと覚えておいてください。
僕の会社は、国内外に関係会社や子会社をいくつも有している大企業で、精神障害者の雇用にも積極的でした。
今の会社に障害者雇用で入る前、僕は就労移行支援に通っており、半年ほど訓練を続けた後、スタッフの方の強い勧めで就職をすることになりました。
僕が配属されたのは、当初希望していた部署ではなく、関係会社でした。
そこには、精神障害者はおろか、身体障害者もおらず、当初、僕はかなり異質な存在だったと思います。
最初の1年、いや、半年はそりゃもう辛かったですよ。
人が僕を見る目が、「君はいったい誰なんだ?」そう見ているのがはっきりと分かるんです。
どれだけのストレスだったか。
それに輪をかけるように、仕事が無い。あっても雑用。
今でも、悔しいし、思い出すだけでも泣きそうになります。
代表電話の応対、社内のウォーターサーバーのボトルの入れ替え、郵便物の受取、郵便物の仕分け、来客の対応、お茶入れ。
僕は何をしてるんだろう、そう思いました。
僕は入社して1年半で、再びパニック障害を発症することになりました。