【有機種子】家庭菜園からスタートする“命の対話”
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猛暑が続いていますね(暑いw)。子供たちが夏休みを迎えるこの季節、夏休みの宿題で朝顔やミニトマトの鉢植えを学校から持ち帰り、ご家庭で育てているところも多いのでは?
小さな鉢植えの、小さな種から育っている植物達🌱
命が芽吹く小さな“1つの種”に
“無数の命”がギュッと詰まっていることを知っていますか?
私達1人1人が“星の数ほどの命”を先代、先々代から受け継いでいるように、植物達の小さな種も、星の数ほどの命を語り継いでいます🌱
でも、現代は農業も近代化して、米国では20世紀中に野菜の種子の94%が消滅したと言われています。(参考「在来種が消えていく」)
日本でも、全国の食卓に作物を流通させるために、栽培容易性のある種子(F1)が広く普及するのは当然の流れですが、一方で飽食の時代に生まれ育った私達は、食(命)の大切さを見失う傾向があります。
「大地から命が芽吹き、花を咲かせ、やがて実をつける」、そんな自然の時間の流れを、私達が日常でもっと身近に感じることがあっても、いいのではないでしょうか🌱
今回は、種の命に目を向けて“有機種子”の販売もされている、鹿児島市の自然食品店「やさい村」の店長角屋敷 浩太(すみやしき こうた)さんにお話を伺いました。
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一番最初のきっかけは、たしか8〜9年ぐらい前に、遺伝子組み換え種子であったり、F1種子のことを知ったことです。
そこから、多国籍企業による種子の囲い込みだったり、不自然な作り方で作られるF1種のことを知ったり、種苗法や種子法のこともあったりで、“家庭菜園については、ぜひ有機種子を使っていただけたら嬉しい”なと思いまして。
遺伝子組み換え種子であったり、F1種、固定種とかのことを初めて知ったのは、創也さん(自然農YouTuberそーやんさん)の畑の寺子屋での講義です!
たぶん、9年前ぐらいだと思います。
そして、世界の金融の流れとかを勉強したり、多国籍企業のことを調べたりして、色々と知っていったって感じです。
あとは、種についての活動をされている印鑰智哉さんや、昔の農林水産大臣の山田正彦さんのお話を伺いに行ったりもしました。
「実は種にも種類があるんですよ」という話から、F1種や固定種の違いなどお話されていました。創也さんのお父さんが、伝統野菜の種を守る活動とかもしていたので、地元の種の話もされたり。
あとは、遺伝子組み換え種子についても、除草剤に耐性のあるバクテリアについての話だったり、ターミネーター種子と呼ばれる技術についての話とかもあったりしました。
やっぱり、そのような“大切なことは、もっと多くの人に知っていただきたいな”という想いがあったからですかね。
「伝えるには勉強しないと!」という感じです。
あとは、これは「種」に限ったことでは無いのですが、世の中の“あまり知られていないことに気付くきっかけ”は、人それぞれ違っていて、例えば、
・食品添加物
・経皮毒
・電磁波
・原発問題
・環境問題
・自分や家族などの体調不良
とか、色々とあるのですが、「種」って家庭菜園とかされている方も多いので、そういったことに気付いてもらうきっかけの1つにもなるかなと思ったりもしました。
これまで2社の有機種子を取り扱っていて、
1社目は、これまで取り扱いしていたメーカーさんの繋がりで仕入れていたのですが、あまり種類と数量が無かったので、どうしようかなと思っていたところに、
今販売している有機種子のメーカーさんから営業の電話を頂き、僕も「取り扱いできればな」と思っていたメーカーさんでもあったので、取り扱いが始まったという感じです!
電話営業から取引が始まったのは、この時が初めてかもです。
有機種子に関しては、取り扱っている会社がほとんど無いので、あまり選択肢が無い状態ではあるのですが、“商品の基準がしっかり明記されている”点は大事だと思っています。
野菜や食品とかであれば、それを作った背景とか想いとかをお伺いして、自分がもっと広げたいなと思ったら、お取り扱いすることが多いです。
有機を選択してるのは、“種を育てる時に使用する農薬の懸念”もあるのですが、他にもいくつか理由があります。
できれば「在来種」で広げられれば、一番いいなとは思うのですが、実際なかなか流通していないので、たくさんの方に知ってもらったり、実際に育ててもらうのは「有機種子」の方がいいかなと思っています!
有機種子は、今取り扱っているメーカーさんが自社で作ってる基準ではありますが、
・固定種
・化学肥料、化学農薬不使用
・種子消毒なし
というのは言えるので、説明もしやすくて。
できれば、種子法や種苗法なども含めて、「種子」について興味を持ってもらいたいので、“楽しいイメージ”で広げていきたいなと思っています😊
そうだと嬉しいです。それに、種のこと(種の問題)に興味を持ってもらうには、やっぱりご自身で育てるという体験をしてみるのが大切かなと思っています。
あとは自分で野菜を育てるというのは、とても良い「食育」のひとつかなとも思っていて!
有機種子を育てて、
自分で育てた野菜を収穫して、
その野菜を使ってみんなでホームパーティーをする
とかされる方がいたら、すごい嬉しいな!と、密かに妄想もしたりしてます笑
選んだ理由ですが、
①サラダミックス(ベビーリーフ)
年間を通して育てられるので、家庭菜園を始めてみたい!と思った時に手軽に栽培を始められます。畑がなくても、プランターで手軽に育てられたり、布バッグを使った手軽な布プランターなどでも育てられます。収穫してそのままサラダで食べられるので、小さな子どもさんとも一緒に楽しめると思います。
②白カブやラディッシュ
育てるのもそこまで難しくないですし、サイズも大きくはないので、プランターなどでも育てられます。畑がなくても、手軽に育てられると思います。
③ニンジン
発芽までがちょっと難しいので、栽培方法を一度調べてから育てた方が失敗しにくいと思います。
こんな感じでしょうか!
*【やさい村 直営ネットショップ】※
有機種子の購入はこちらから🌱🌱
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誤解のないようにお伝えすると、私達は現代においてF1種子も必要だとは思っています。F1種子のお陰で、野菜の流通性は高まったと思います。
でも、「“固定種に目を向ける人達”もいてもいいのでは?」とも、考えています。
例えば、湖に外来種のブラックバスばかり増えると、在来種の魚達は生態系を守れない可能性もありますよね?そういう状況は、種子の世界にも起こっていて、関心を持ち、手を差し伸べる人達もいてもいいのでは?
まずは、家庭菜園という“小さな生態系”を営むことで、“小さくて大きな命(種)“について考えてみませんか🌱
…とはいえ、偉そうにツラツラ書き記してきましたが、マメマメしさが欠如している私です😑。。そう、育てるのは大の苦手です🤣 w(育てやすいと言われる向日葵でさえ、発芽してすぐ枯れました🤣悲しい😭😭)
でも、浩太さんがオススメしてくれた初心者向けの種子もありますし、ハードルは低くして(笑)、この夏に、収穫の秋に備えて家庭菜園をスタートしてみませんか?🌱🎵
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浩太さん、取材のお時間を頂きありがとうございました^^🌱🌱
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