辞める勇気
《できないかもしれないけど挑戦する勇気》より、《できるかもしれないけど辞める勇気》の方が勇気の量は多くいるし、尊重されるべきものだと思う。
僕は《挑戦する勇気》を選びすぎてしまった。
得られるかもしれないという勝算はあったが、今思えば、辞めた方が良かった。
僕は「出来るかもしれない」と漫画家に挑戦していたが、出来なかったうえに、夢には幻滅した。
職業などの目標もそうだが、人や物にも言える。
欲しかった物を手に入れても「なんか違う」と飽きてしまう…。
好きな人を手に入れても、隠していた性格が壊滅的だった…。
挑戦すれば長年欲しかったものが手に入るかもしれないような状況になっても、あえて挑戦を辞める決断。
好きな人と付き合えるかもしれない状況においても、あえて挑戦をしない。
成功率が100%だとしてもだ。
満つれば欠ける。
あえて満たない状態にしておく勇気は重要かつ満足な結果を生むものだろう。
要は完璧主義の呪縛から逃れられる。もう100点にはならないのだから。