アクタージュを忘れないで
アクタージュという漫画をご存知だろうか。
忘れている人もいるだろう。
もう連載してないからだ。
完結したわけじゃない。
打ち切り。
ジャンプで連載されていたのだが、不評だったわけじゃない。
むしろ好評だった。
打ち切り直前は舞台化が決まっていたし、呪術廻戦やチェンソーマンに続き、ジャンプの看板になることが確実な作品だった。舞台化の後はアニメ化も堅かっただろう。
打ち切りの理由は、作者の急病とか、事故によるものじゃない。
犯罪だ。
漫画史上最悪の打ち切り展開と言っても過言じゃない。
過程の良さと、結末の悲惨さのギャップが大き過ぎるのが漫画史上最悪に感じる理由。
これで内容が全然面白くなかったら、打ち切られてもあんましショックじゃない。
内容が面白くても、結末が病気とか事故による連載継続困難なら、悲しいけどまだ納得できる。
犯罪って………。
しかも女子学生への強制わいせつ。
女子学生が主人公の漫画を描く人間が、一番やっちゃいけないこと。
だから最悪なの。
恐怖
心の表現がとても繊細だった漫画作品。
作者は間違いなく、人の気持ちを深く理解できる人だ。そんな人がこんなことをするなんて、悪魔が取り憑いたとしか思えない。こんなのもう人を信じられなくなるよ。
忘却
noteを見てもアクタージュの記事は最近無い。
確実に忘れ去られている。
寂しい。胸が痛い。
過去は過去と割り切り、現在、そして未来の面白い作品を探していくのが消費者としては正しい習性なのかなと思う。
今の段階では定期的にアクタージュの記事を書こうと思う。忘れないように。まあ、どうしても薄れていくんだけど。
集英社側はアクタージュを無かったことにしてる。
LINEスタンプは削除。コミックス販売はネット現物共に停止。
黒歴史扱い。まあ当然っちゃ当然か。
ジンクス
同じ演劇漫画の金字塔として、ガラスの仮面が挙げられる。
ガラスの仮面も未完のまま放置されてる。作者が新興宗教の教祖になって、そちらの世界から戻ってこないようだ。
ファンはもどかしいだろう。
なんで世の中はこんなに上手くいかないことが多いのか。
もう完結することは絶望的だろう。HUNTER×HUNTERより絶望的。
(ちなみに事件を起こしたアクタージュの原作担当、マツキタツヤ氏の好きな漫画もHUNTER×HUNTER)
著名な演劇漫画ってガラスの仮面とアクタージュしか知らないんだけど、変なジンクスになりそうだ。
演劇漫画は未完のまま終わる
少なくとも集英社はトラウマだろうから、今後ジャンプで演劇漫画が連載されることは当分ないだろう。
あ、推しの子がそうなのかな??
完結してくれよ……!
既存の現物
既に出回ってるコミックスは、メルカリなどで中古販売されてる。
いつ見ても面白い。
だから辛い。
魅力を書くと膨大になるので、細かく分けようと思う。
忘れないためにも、長く細く覚えていくよ。
推しは推せる時に推せ
誇張抜きに、今ある推しの対象は、数々の幸運が重なり合った結果だ。
僕はLUNA SEAが好きだ。
ドラマみたいな経歴だぞ。
顔が良くて、同じ地域で、音楽に対する熱量もある。
そしてそんな人達が、30年も同じバンドを続けている。
でもこれって当たり前のことじゃなくて。
BUCK-TICKとX JAPANは、その幸運が途切れた。
最後に、RYUICHIの言葉を。