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人間は総じて餓鬼

現在持っているものに満足しない者は、何を手に入れても満足しない

エーリヒ・アウエルバッハ

これはマジでそう。

「この先に何かある!」
と思って目標に突き進んでも、いざその場所にはなにも無くて、結果肩透かしを食らうということが増えた。
欲しいものだったはずなのに、手に入れても満足できないということね。

逆に今あるものに満足できる人は、どんなものでも満足できるということ。
春日俊彰とかそうだった。
ボロアパートだろうが、芸人として売れようが売れまいが、何でも幸せ。

これって感性の問題なんだよね。
外側に問題があると思いがちなんだけど、そうじゃなくて、内側、自分自身の問題。
それに気づかずいつまで経っても外側に目を向けるから、永遠に幸せはこない。
瓶の底が抜けているのに、漏れ出るのは注ぐ液体の問題だと思い、液体の種類を変えてる状態。
どの液体を注ごうと、瓶の底をどうにかしない限りずっと漏れ出る。
底の壊れ加減によるが。

外側の救いが一時的なのは間違いない。地獄の餓鬼みたいに、どれだけ食べても満たされない。というか餓鬼って人間のことではないか

感性が金を活かす

感性って金じゃ買えないんですよ。
そもそもお金に価値があると思うのが感性。
常に感性が先に行く。
逆に感性が無いと、いくら金があっても紙切れや砂に感じてしまう。

いちばん大事なものは、金じゃ買えない。

寿命とかね。
技術などを間接的に買うことはできるだろうが、お金は交換の道具。直接要望を叶える魔法ではないので無理。
直接買えないものが、本当に価値があるもの。


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