芸能人という虚像
今年も芸能人が自殺した。
りゅうちぇる
本名、比嘉龍二
芸能人はキャラクターを求められている。
となると、素とキャラクターで乖離が生まれて「本当の自分はこうじゃない!」と病んでしまう。
生き馬の目を抜く業界なのでプレッシャーが半端じゃない。
だから精神を病む。
2020年は悪夢の年だったと記憶している。
三浦春馬、竹内結子といった大スターの相次ぐ自殺。
(この他にも名だたる芸能人が自殺した)
そして深田恭子の適応障害。
適応障害の症状はうつ病と同じだ。違いは原因がハッキリしているかどうか。
原因は仕事なのだろう。
深田恭子なんて、楽観的なイメージがある。
https://youtu.be/c7jLifef1pE?si=anV_Fc1WGCzJoMSt
しかし、この映像で心配になった。
本当に参っているのだなと。
2021年には神田沙也加が飛び降り自殺。
母と比べてしまったのだろうか。
どこに行っても《松田聖子の娘》というブランドが付き纏い、自分に自信が持てなかったのだろうか。
2022年も、自身の虚像に耐えきれなくなった芸能人がいた。上島竜兵だ。
志村けんがコロナで亡くなった際、「引っ張られる」と言ったり、ラジオでサラッと「死にたい」と言ったり、配信では明らかに「みんな辛いです…」と自身に言い聞かせるなど、露骨にサインを出していた。
壇蜜は2023年、精神のバランスを崩して休養した。
お色気キャラはテレビから求められているものだった。
ラジオを聞いた時、喋り方がだいぶ違ったから。
テレビで披露したエピソードも盛ったものがあるのだろう。
本来の彼女と、テレビに映る彼女では、乖離があったのだろう。
その差が大きければ大きい程、辛くなるのは容易に想像できる。
ここまで芸能人の苦悩を考察してきたが、誰にも決定的な原因は分からない。
亡くなった直後は「誹謗中傷だ」「プレッシャーでは」などと憶測が飛ぶが、どれだけ有名になろうと、名声を得ようと人は孤独なのだ。