Twitterで感じること
共感できるnoteを書くなあと思っていた方のプロフィールを見に行ったとき、記事の更新が止まっていることに気がついた。Twitterのリンクが貼ってあったのでTwitterを見てみると、そこで活動を続けていた。
その方は障害があり、その事についてこれまでnoteで思いを書いていた。それが僕にとってはすごく共感できる内容だったので、思い出して見に行ったのだが⋯。
Twitterは性格を歪ませる
Twitterが性格を歪ませるのか、性格が歪んだ人間と相性が良いのか⋯卵が先か鶏が先かは分からないが、Instagramと比べて怒っている人や不満を抱えている人、ネガティブな人が目につきやすい印象だ。
かくいう僕も趣味のゲームで繋がるためにTwitterはやっていた。しかし辞めた。
別に僕が誹謗中傷を受けたとかではないが、ユーザー同士が喧嘩をしあったりするのを目にする機会が多くなったり、そもそも僕のツイートもネガティブなものになって行きがちだったので、自己嫌悪になったというのも理由のひとつだ。
同類で固まるため、意見が偏る
メタルギアソリッド2というゲームに愛国者達というAIが出てくる。
そのAIの指摘によると「ネットが出来てもそれぞれにとって都合のいいものしか信じないし、結局同じ意見を持った者同士で固まるんだから、ネットなんてものは人間には過ぎた力だ」
ちなみにこのゲームはSNSができる前に開発発売されたゲームだ。小島監督は凄い。
インターネットの利点は、いろいろな価値観の人間と接することが出来るということだ。しかし皮肉なことに自分にとって都合のいい人間や同じ意見を持った人間たちで固まっていることがほとんどのため意味が無い。
強い意見が持て囃される
共感はネガティブなものが多く、共通の敵を作ることで身内で団結し、違う意見や立場の人間を攻撃する。
歩み寄れていないどころか、分断が起きている。
引用リツイートや、返信で喧嘩だ。
話し合いというよりディスり合いになっているので進歩がないし、発信する意味も無いのでは?と思わざるを得ない。今回Twitterをメインの発信プラットフォームにした方は、悩みを防具ではなく武器にしているように感じられた。
「こんなことで悩んでいるんだから〜だ!」
「コイツはこんなこと言ってるけど分かってない!」
発信というより発散していると感じる。そしてそういう類のツイートばかりがいいねをされるので、言動が過激になっていく。承認欲に踊らされているような感じだ。
今回noteからTwitterに移行したという方も《数字をとることが正義》という考えになり、そのような過激勢力と化したのかもしれない。
評価や数字が全てになると大切なものを見失ってしまうかもしれない。自分本来の意見や方針さえも⋯。
誹謗中傷してくる人もひとつの意見であり個性
誹謗中傷してくる人間も、支離滅裂な内容を除いて意見であるので、無闇にブロックするのではなく、頭の片隅には置いた方がいい。
ネットは例えると法律が薄まった世界の公園だ。だから色々な人がいるし、自分もその色々な人の1人だ。
自分の言動が誰かを傷つけているかもしれないし、迷惑を掛けている可能性がある。その時に何か言ってきた人を一方的にブロックするのはどうなんだろうと思う。言い方はともかく、自分に迷惑をかけられた人なのかもしれない。
その時にブロックや通報をしてしまうと、分かり合う機会が無くなってしまうのではないか。
もちろん殺害予告などは流石に度し難いが。
返信欄を制限するという行為も気持ちは分かるが、やはり歩み寄りという観点から見るとオープンにした方がいいと思う。一方的に自分の思いを発信して「私はこうだから分かれ!」という姿勢が双方だと、いつまでたっても悩みも生きづらさも無くならない。それどころか新しい敵がどんどんできていく。
自分の発信は誰かにとって都合の悪いものである可能性があるので、自分にとって都合の悪い返信にもある程度寛容でなくてはネットで発信する意味はないと思う。ストレスが溜まるだけ。
愛国者達の言葉を借りると
「誰も否定されないがゆえに誰も正しくない」
100%賛成があると、なにかしら不自然な力が働いていることになる。どんなに人気のYouTube動画でも低評価がつくはずだ。低評価がないということは、人に全く見られていないか、投稿者が消しているということになる。
染まらない人間
穏やかな人間はTwitterをやっていても衝突しないし、過激な言葉は使わない。他人を否定する内容のツイートも比率としては少ない。
そしてこれは僕の勝手な持論なのだが、暴言や誹謗中傷にたいしても寛容だと思う。
「死ね」とか「バカ」とかを言われても受け流す。同じ土俵に上がっていないので、客観性があるというのもあるし、器が大きいと思うからだ。そういう人は暴言を吐いてくる人間とも会話のキャッチボールができる。
なにかをアイデンティティにしている人は正反対の性質を持った人間と衝突しやすいように感じる。
Twitterも所詮ネットなので⋯
所詮ネットなので、極端な意見が飛び交いがち。
しかしTwitterは引用リツイートやいいねといったものがあるため、機能的に差別用語が飛び交っている2ちゃんねるより陰湿で悪意が蔓延している感じがする。ジャンルにもよるが。最近見たのは子育ての界隈だ。
夫と妻との分断が起きていた。どこでも分断だ。
なるべく色々な人間と対話出来るようになりたいですね。
理解や友好にはなれないとしても、せめて言葉のキャッチボールはしたいものです。
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