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ドナルド・トランプの価値観

不動産王のトランプは金のために取引しているわけではなく、単純に取引が楽しいらしい。シミュレーションゲーム感覚なんだと思う。

楽しくなければ、仕事などする価値はない。

取引の戦術は単純明快で、目標を高く持ち、求めるものが手に入るまで押す。大抵はそれでほとんど上手くいく。
取引のコツは生まれつきの能力らしい。身も蓋もないが、才能。知能や要領の良さとは関係が無い。理屈ではない直感が大事とのこと。
トランプはたまたま取引の才能に気付いたが、取引の才能に気付かないでそのまま一生を終える人間もいるだろう。色々試さなかったり、チャンスに恵まれなかったりするから。ゴルフやテニスの才能がある人間がいたとして、クラブやラケットを握る機会が無ければ、その人間は一生自分の才能には気付かない。

トランプは楽しむ。
成功すると人生は脆くなるという持論がある。いつ足元をすくわれるか分からない。だからトランプは、自分が築き上げてきたものにはなるべく執着しないようにしている。金も名誉もそう。トランプにとって金はそれほど大きな動機ではなく、単に実績を記録するためのもの。目的はゲームをする事自体。過去の後悔や、未来の心配はしない。これまでした数々の取引の意味は、ただ楽しかったという答えにしかならない。

トランプは小学生の時から自己主張の強い子供だった。教師に対して暴行を加えたほど。ドラえもんに出てくるジャイアンのようなガキ大将。人からの評価はハッキリ分かれ、非常に好かれるか、非常に嫌われるかの二極化で、これは今現在も変わっていない。

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