選ばれる人
審査員の裁量で決まる。
《面白さ》という定義の曖昧な基準。もはや運だろう。
中田敦彦が松本人志に文句つけたくなるのも分かる。
だがそもそも《正解》は無いので、誰が審査員でも正しい評価にはならない。正解は最初からないのだから。
今表に出ている芸能人や作家は、誰かに選ばれて出てきたわけで。その誰かが別の人間だったら、当然趣好が違うため、選ぶ対象は変わる。
ダウンタウンもNONSTYLEも浜崎あゆみも、審査員の誰かから「コイツかもな」と思われて、スターに選ばれたわけだ。
審査員メンバーが違っていたら、ダウンタウンもNONSTYLEも浜崎あゆみもいなかったかもしれない。
少なくとも漫画の進撃の巨人はジャンプでは選ばれてなかった。
違う世界線では、オズワルドがM-1王者になっていたのかもしれないし、全くのダークホースが選ばれていたのかもしれない。
リアル宝くじだ。
そういえば
だいぶ前の話だが、僕は錦鯉がM-1で優勝したことに納得がいっていない。
「寄り合いって言えよ」からは面白くなかった。
審査員はべた褒めだったし、YouTubeの高評価数も万を超えていたと記憶している。
しかし僕の知り合いで錦鯉を面白いと言っていた人は1人もいなかった。
僕はネタよりストーリー性、属性で評価されていると思っている。
佐村河内守や辻井伸行が評価されていた理由は《ハンデがあるのに作品を作れている》という作品以外の要素。
錦鯉の場合は《おじさんが頑張っている》から。