理想の目標を立てる方法
行動イノベーションでは目標を重視する。それは、目標には、ぼくたちを未来に引っ張るパワーがあるからだ。大谷選手の例を挙げるまでもないだろう。
とは言え、である。どうにもしょぼい目標しか立てられない。達成した未来を思い描いてもワクワクしない。そんな悩みを抱えた人もいるのではないか。原因はいくつか考えられるが、そんなあなたにひとつ聞きたいことがある。それは、
あなたは「誰として」目標を立てていますか?
しょぼい自分=しょぼい未来?
例えば、あなたは自分のことを「未来に可能性などないダメダメ会社員」と思っている。するとそんなあなたが描く目標は、きっとつまらない、しょぼいものになるだろう。自分で自分の可能性を否定している。だから目標も同じレベルのものになる。
反対に、あなたは自分を「可能性に満ち溢れた、才気溢れる人間だ」と思っている。その場合、描く目標も、想像力が果てしなく広り、魅力あふれるものになるだろう。
つまりは自分自身に対するイメージ、セルフイメージによって、目標の質が変わってくる。だから、行動イノベーションでは、セルフイメージを重視する。
と言うことで、セルフイメージを上げましょう、
ということになるのだが、そう言われても、多くの人が感じるのは、いったい、どうしたらセルフイメージが上がるのか、という疑問のはず。ここからは、その疑問に答えていこうと思う。のだが、その前に一つ、覚えておいてほしいことがある。それは、
セルフイメージが低いのは、脳のせい。あなたのせいではない。
自分を責めても意味がない。
人間の脳は悪いことを思い出しやすいように進化してきた。なぜか。それは、同じミスを繰り返して、命が危険に晒されるのを防ぐためだ。そのせいで、ぼくたちはとても自然にネガティブな要素を思い出すし、とても自然にセルフイメージを下げていく。
だから、覚えておいてほしい。セルフイメージが低いからといって、自分を責めてはいけない。そんな事をしてもまるで効果はない。全ては脳のせいなのだ。
とはいえ、脳のせいにしたからといってセルフイメージが上がるわけではない。ここからは、いよいよ、セルフイメージを上げるにために何ができるのか、を紹介しようと思う。
セルフイメージを上げるには
先にも書いたように、何か手を打たないと、脳のせいで、ぼくたちはとても自然にネガティブに傾いていく。 だから、意識的にポジティブな要素を追加して、自分で中立化してあげる必要がある。
そのために有効なのが「よかったこと振り返り」
目標を立てる前に、よかったこと、嬉しかったこと、感謝したいことなど、ポジティブな出来事を思い出す。
どんなに小さなことでも構わない。人に誇れることでなくてもいい。あなたにとって、気持ちが上がることなら、それに勝るものはない。3つほど書き出して、しばし眺めてみてほしい。それまでネガティブ要素でカサついたあなたの内側も、目標がよく育つ肥沃な大地に変化しているはずだ。目標を立てる前に試してみてはいかがだろうか。
さらに知りたいあなたに向けて
ちなみに、ここでは書ききれなかったが、この「よかったこと振り返り」はとてもパワフルなツールで、目標を立てる前の限定使用だとしたら、正直、とてももったいない。定期的に行うことで、自己肯定感の向上、行動力アップなどが期待できる。
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