自由に生きるために大切なマインドセット5選
あ〜、この感覚、やっぱり、ぼくは好きなんだな。
それは、今朝、ジョギングをしているときのこと。いつものように、Nike Run Club、略してNRCのアプリの声に耳を傾ける。
今日はいつものコーチに加えてゲストが二人。マインドフルと瞑想のエキスパート、アンディ。それから、2016年オリンピック、4 x 100mリレーのゴールドメダリスト、イングリッシュ・ガードナー。
彼らの言葉は、もちろん、ランナーとしてのぼくに響く。走り続けるぼくの背中を押す。でもそれだけではない。もっと広い意味、そう、これからの人生を、こんな言葉と共に生きてたい、そう思わせてくれるものだった。
ということで、今日は、アンディとイングリッシュの言葉から、特にぼくの心に残ったものを紹介したいと思う。ちなみに、ぼくは英語のリスニング強化の意味もあってNRCを英語で聞いている。だから、ここでぼくが書いた英語の表現自体は、正確性に欠けるかもしれない。それに、ぼくなりの解釈・意訳が入っている。そこはご容赦願いたい。
1. It seems impossible, so it's worth trying.
できそうもない。だからこそ、やる価値がある。
これはAndyの言葉。ちなみにAndyは、かつてチベット仏教の僧侶だったという経歴の持ち主。It seems impossible, so it's worth trying. この一見、CMのコピーのような言葉は、なんとチベット仏教の師匠からの言葉。不可能に挑戦することの大切さは、太古の昔から変わっていないのだ。
2. Everything is process.
全ては過程である。
どんなに成功を収めたアスリートにも、困難にぶつかって挫折しそうになった過去がある。実際、イングリッシュもそれは同じ。成功と失敗は表裏一体、それを思うと挑戦することに怖気付かないか。そう問われた彼女の答えが「全ては過程である」だ。
望んでいた結果が出た場合も、そうでなかった場合も、そこから何かを学び、成長するためのきっかけにすぎない。全ては次のステージに向けての過程なのだ。
3. Am I ready when everything else is set?
他の全てが整ったとしたら、私自身は準備ができているの?
物事がうまく進まないとき、ぼくたちは、ついつい自分以外の何かのせいにしがちだ。でも、もし今、他の全てが整ったとしたら、ぼくたちはすぐに一歩を踏み出せるのか。「他の何か」のせいにして、自分の準備を怠っていないだろうか。イングリッシュが常に自分自身に投げかける問い。身がつまされる思いがした。
4. You are still breathing. You have survived.
まだ呼吸している。まだ生きている。
アスリートに怪我はつきもの。二度と復帰できないのでは、そんな最悪の状況に追い込まれたとき、イングリッシュは自分自身にこう語りかけてきた。
まだ呼吸している。まだ生きている。それは、私が乗り越えてきた証(あかし)。だから、これからもきっとやれるはず。
5. The sports do not validate me. It gives me freedom.
スポーツ(での成功)が私という存在を証明してくれたわけではない。スポーツは私に自由をくれた。
成功=自己証明・自己承認、そう考えてしまわないだろうか。でもそうではない、イングリッシュは言う。
彼女がスポーツを通じて学んだのは自分と向き合う事の大切さ。アップダウンを経験する中で手に入れたのは、どんなときでも自分で自分を導いて成長するスキル。そして自分には「それ」ができるという自信。
確かに、これがあれば、どんな環境でも生き抜いていける。自分と喧嘩することなく、自分の持っているものを最大限に生かして、そう、リソースフルに生きていけるだろう。そして、それこそが自由を手に入れると言うことなのだ。
ジョギングの何がいいのか。
ジョギングの何がいいの? よく問われる質問だ。体を動かすとスッキリする。痩せる。体力がついて日々が楽になる。どれも本当だが、ぼくの中で一番の答えは「自分と向き合える」だ。
調子が良いときは調子に乗りすぎず、調子が悪いときも自分とうまく付き合いながらゴールまで導いていく。そんな風にして走っている間は、ほとんどの時間が自分との対話。時に気づきを得られ、時に知らない自分に出会う。
だから、もちろん一人で走る時間は最高だ。思う存分、自分に浸れる。だけど時には、今日のように誰かの言葉をもらうのもいい。ぼくよりずっと大きな成果を残した人の言葉は心に響く。
そして、そんな風にして、少しずつ少しずつ成長を感じられる、この感覚、ぼくはやっぱり好きなんだな、そんなふうに思った朝だったのだ。
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