自分自身を感じたこと、ありますか?
自己肯定感
よく耳にする言葉。
意味としては、
自分を肯定する感覚。
といっても、
これでは言葉を分けただけ。
もう少し詳しく書くと、
ありのままの自分を肯定する感覚。
うーん、わかったような、
わからんような。
というのも、
「ありのままの自分」って、
一体、なに?
今日は、そんな問いについて、
書いていこうと思う。
これを読めば、
このつかみどころのない
「ありのままの自分」の正体に
少しだけ近つけるんじゃないかと思う。
そして、その結果、自分を肯定できて、
気持ちが少し軽くなったり、
自分のことを好きになれたり、
読者のみなさんの中に、
そんなポジティブな変化が生まれたとしたら
これに勝る喜びはない。
さて、ありのままの自分、
これについて、
ぼくが改めての気づきを得られたのは、
コーチングの相互セッション。
一緒に行動イノベーションを学んだ仲間、
Rさんのおかげだ。
テーマは「ぶれない自分になる軸を見つける」
その内容は、
もし自分を貫く軸を見つけられたらとしたら、
どうですか?
日々に振り回されず、
自分らしく確信を持って生きられると思いませんか。
自分が目指す方向に、
迷わず進んでいける気がしませんか。
そんな素敵な自分になるために、
自分が大切だと思うこと、
つまり自分自身の価値観を
クリアにしてみませんか、
といったもの。
ぼくはRさんのリードに従って、
人生の様々な場面を振り返る。
それは、仕事だったり、
お金だったり、時間だったり。
今の状態のどんなところが満足で、
どんなところに課題を感じていますか?
理想な状態はどんな感じで、
その時、どんなことをしていると思いますか?
理想が叶ったとしたら、
どんな良い展開が待っていると思いますか。
そんな質問に、
時に頭を悩ませ、時にワクワクしながら、
答えていく。
Rさんの聞き方が上手なのか、
どっぷり思い出に浸って、
当時の感情が湧き上がってきたり、
言葉にならない思いを、
なんとか伝えようとしたり。
そして、当初のテーマ
「ぶれない自分になる軸を見つける」
なんて、どこかに飛んでしまった頃、
Rさんが、切り込んできた。
「そんな中、ないがしろ」にしてきたことって、
どんなことですか?
時間が止まったような気がした。
ないがしろ、ってなんだろう……
しばらく考えさせください、
Rさんにそう伝え、
これまでの自分に思いを馳せる。
すると、浮かんできたのは
「自分……ですかね」
いや、自分につらくあたってきたというわけではない。
ただ、ぼくはどちらかというと、
周りの雰囲気を感じ取って、
全体のバランスをとるのが得意だったり。
自分がどう思っているかよりも、
相手が言いたくても
言えないことを代弁するのが上手だったり。
もちろん、それはそれですごいことで、
自分でいうのもなんだけど、
多くの人の助けになって、
感謝されることもある。
というか、とても多い。
だから、この特性は、
ぼくの強みと言ってもいい。
ただ、その裏返しで、
自分の声を後回しにしてしまう。
とりあえず自分の思ったことは脇に置くことが多くなる。
結果、それが当たり前になっていって、
次第に自分の声が聞こえなくなる……
いや、聞こえなくなっていたわけじゃない。
でも二の次にしていた。
今、大切なのは、みんなの声、
ぼくの声、ぼくの気持ちじゃない、
と言い聞かせてきた。
そう、ないがしろにしてきたのだ。
そんなぼくの言葉を受けて、
Rさんが問いを投げかける。
「本当はどうしたかったと思いますか?」
そうですね。
いや、別に行動としてどう変わるとか、
そういうんのじゃなくて……
「自分の感じてることを、ただそのまま感じてみたいです」
あ〜、それって、とRさんが続ける
そのままの自分を受け止めるってことですか?
その言葉を聞いたとき、腹落ちした。
そう、これが自己肯定感ということなのかもしれないと。
どんな感情も、
たとえそれがネガティブなものだったとしても、
ただそれを感じる。
それを受けて行動に移すとか、
言い聞かせて自分を変えるとか、
何もする必要はない。
ただ、自分の感じたものを感じてみる。
それが「ありのままの自分」を
肯定することなのかもしれない……
そんな風に感じた。
いや、なんていうか、
ありがとうございます。
なんか、こんなこと、
話したの初めてだし、
こんなことに気づけたのも
初めてかもしれません。
Rさんに感謝しつつも、
改めて感じる。
やっぱり行動イノベーションって本物だ。
そして、改めて心に誓った。
ぼくも、手に入れたこの力、
多くの人に感じてもらいたいと。