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自分と喧嘩しない方法

今できる、本質的な行動とはなんだろう。

最近、割とよく、そんなことを考える。少し時間が空いている時、気分がモヤっとして動きたくない時。

「とは言え、今、この時間で何ができるだろうか」

そう切り替えて、自分の目標を見返して、小さく行動する。我ながらいい傾向である。

ということで、今日は、昼ごはん前の空き時間で30分のジョギング。もちろん、それだけでも充分自分を褒めてあげたいのだが、別にぼくは自慢をしたいわけではない。今日は、ジョギングの最中に気づいた「自分と喧嘩しない感覚」をお伝えしたい。

きっかけは、いつものようにジョギングの中盤、苦しくなった時。

今日も登場「いつものやつら」

いつものように、ぼくの中に「3人のぼく」が登場する。それぞれ言いたいことを言う彼らの声は、こんな感じだ。

  1. いける、いける、このペースでいけば新記録だ。

  2. いやいや、無理無理。そんなペース続かないし、無理して怪我したら元も子もない。もう歩いてしまえ。

  3. まあまあ、二人とも。とは言え、このペースは無理がある。だからと言って、歩くのもどうだろう。せめてペースを落としてみては。

そして、いつものぼくが耳を貸すのは、3番目の声。無理せず、緩みすぎず、良くも悪くも現実路線。

さてさて、今日もいつもの声が聞こえてきた。少し調整してペースを落としますか。そう思った時、ふと思い出したのが、昨日、のぶ先生のコーチング講座で実践した「ディズニーストラテジー

ディズニーの戦略

なんでも、ウォルト・ディズニーは、新規事業、新規プロジェクトを始める際に、担当者を3つの役割に分けて議論をさせていたということ。その3つの役割が、

  1. ドリーマー……もちろん役割は夢を描くこと。あれをやりたい、これをやれば、こんないいことがあると、どんどんと夢を語り、発想を広げていくのが役割。

  2. クリティクス……批評家。役割は批判・批評。無理なんじゃないか。リスクがあり過ぎると、とにかくドリーマーの夢に口を挟む。

  3. リアリスト……現実主義者。ドリーマーと批評家の間に入って、現実的、実現できそうな選択を提案する。

そのディズニーのやり方を、のぶ先生が行動イノベーション流にアレンジしたオリジナルプログラムが「ディズニーストラテジー」。具体的には、自分の中にいるドリーマー・クリティクス・リアリストの3人の関係を視覚化し、それをどうしたら理想的な関係にすることができるかを、セッションを通じて見つけていく。目指すところは、自分の中にいる3人が力を合わせて、夢・目標に進んでいく関係だ。詳細を知りたい方は、ぜひ、ぼくの体験セッションを受けてみてほしい。

ぼくの中の3人の関係は?

話をジョギングに戻すと、苦しくなった時、ぼくの中に登場するのは、ディズニーストラテジーの「ドリーマー・クリティクス・リアリスト」そのもの。そして3人の関係はというと、バラバラだ

ドリーマーはイケイケどんどん。クリティクスは、ドリーマーを止めることばかり。そして、リアリストは、面白みのない現実路線。そして、ぼくが耳を貸すはリアリスト、結果、面白味のない結果が残る

なるほどね。

これまでぼくは、苦しくなると現実路線を選択してきた。確かにゴールには辿り着ける。でも、結果はそこそこ。達成感も満足感もイマイチだ。

どうにかこの3人の関係を変化できないものか。

そう思ったぼくは、批評家の矛先をドリーマーから変えてみることにした。もちろん狙いはリアリストだ。

リアリスト君、君のその態度が……

「これまでドリーマーを止めることばかり言ってきたけれど、リアリスト君、君のその態度が、夢の達成を阻んでいるんじゃないか。現実的なことばかり言っていないで、夢を達成するため知恵を出そうじゃないか。例えば、ぼくならこんな批判をするけどね」

  • ほらほら、あごが上がっているよ。それじゃ呼吸が苦しいだろう。

  • 下ばかり見ていたら、歩幅が狭くなって逆に苦しいばかり。ほら、視線を上げて。

  • 苦しい時こそ、ゴールイメージ。今の自分に引きずられないで。

と、クリティクスが叱咤激励する。するとリアリストも、それなら俺もやってみると、

とは言え、ペースの上げ過ぎには気をつけろ。今日の目標タイムを思い出せ。お前なら「適正ペースで走れる」はず。

なんて、持続可能なペースメーカーになってくれる。

あ〜、なるほど。これが、自分と喧嘩しないということか。自分の中にいる様々なキャラクター。彼らは、それぞれ、意見・視点は違う。けれども、大前提として、行きたい未来・達成したい夢・目標は共有している。だから、それぞれが、実現するために知恵を絞る。みんなで同じ方向に進むんだという協力関係があるわけだ。

ふと気づくとゴールは目の前。なんだかいつもと比べて心強さを感じて走りきる。時計をみると、おぉ、なかなかのタイム。目標にはちょっと届かなかったけれど、これなら目標達成も時間の問題。そんな自信をつかめたような、そんな素敵な30分を過ごせたわけなのである。

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