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【おいしいコーヒーの淹れ方】から学んだ人生のレッスン

もう少し粘ってみようと思う。

一月ほど前、コーチングスクールの上級コースが終わった。スクールの最終日には、一年間一緒に学んできた仲間たちが「これまでありがとう」「これからも頑張っていこうと思う」と、晴々とした表情で想いを語った。

ただ、ぼくの気持ちは浮かなかった。そして、複雑な思いの中、絞り出した言葉が「粘ってみる」だった。

コーチングがうまく行っていないわけではない。本業の会計クライアントの仕事では成果が出まくった。常に意識してきたのはコーチ的に接すること。具体的には、

  • 相手をジャッジせず、そのまま受け止める

  • どんな場でも少しでも良くなる関わり方を心がける。

  • 相手の主観に寄り添い、本当はどうしたいかを探り続ける。

その結果、お客様に喜ばれて、

  • 全く新しい仕事を任された。

  • エクゼクティブと呼ばれる人と仕事を始めた。

  • 中堅社員対象の「作戦会議」の評判は上々。「みつさんとのやりとり、奥さんに自慢しちゃいました」なんて言葉まで貰ってしまった。

それほど成果が出ているのに、どうして表情が浮かなかったのか。それは、ぼくが現状に満足をしていないからだ

コーチングスキルを本業に活かせるようになってから、働くのが圧倒的に楽になった、楽しくなった。特に意識をしなくても、自分の好きと強みをつなぎ合わせて、自然と結果が出るようになった。だから、同時に満足できていない自分がいる。贅沢な悩みかもしれないけれど、もっと先を見てみたい、そう思う自分がいる。

とは言え、「その先」がなんなのか、クリアに見えているわけじゃない。だから、正直フラストレーションだって感じている。以前のぼくなら、そんなときは「望み過ぎは事故の元。良いことも悪いことも、ほどほどが一番いい」そう言い聞かせて自分を押さえ込んでいた

でも、今は違う。ここまで伸びてきた自分、「好き」が見つかり「強み」を活かせる自分をもっと大切にしてあげたい、もっと遠くに連れて行ってあげたい、そんな風に思うのだ。

実際、それは不可能なことではない。クライアントに接するように自分自身をコーチングすればいいのだから。

  • 自分自身をニュートラルに受け止める。

  • 自分の無限の可能性を信じる。

  • 自分の主観に寄り添って「本当はどうしたい」と聞いてみる。

そうすれば、きっと答えは見つけられる。今すぐには無理かもしれない。ただ、時間をかけてじっくりと取り組めば、必ず自分でも想像ができなかったほどの場所へ辿り着ける

ふと思い出した。ぼくは以前こんなふうに思ったことがあった。

コーチングとはコーヒーを淹れるようなもの。

大切なのは、ゆっくりとお湯を注いで、豆が開いてくるのを待ってあげること。そうすれば、その豆本来の素敵な香りと味が自然と溢れ出る。

そう、ぼくは今、自分という豆にお湯を注いでいるところなのだ。慌てちゃいけない。少しずつ、少しずつ。そうすれば、ぼく本来の素敵な香りと味が溢れ出す。だからこそ、今は、もう少し辛抱強く、粘ってみようと思うのだ。

と書いていて思う。辛抱強くとか、粘り強くとか、そんな言葉は違うのかもしれない。ぼくはただ、自分自身が楽しみで仕方ない。そのワクワク感に、そわそわ、ふわふわしているだけ。そういうことなのかもしれない。

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