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24.8.2日経平均株価 暴落 米景気悪化が引き金 インフレから景況感へ悪材料の対象シフト

海外投資家 2週連続の売越 反発待ち

 日経平均株価は海外投資家の売越が裏付けるように下落しました。要因は7/31日銀の追加利上げに続いての8/1米経済指標(ISM)の景気悪化です。株価はインフレ抑制より景況感が悪材料として重要視された結果、米株が大幅下落、連れ安で日本株も下落しました。

2週連続の売越 海外投資家
売られ過ぎライン(80)へ急接近
日経平均株価 EPS増 上振れ期待

 決算シーズンの本格化にあたり、日経平均株価の利益(EPS)が増加、上振れ期待が実体を伴って反映されつつあります。企業業績の変化と米利下げ時期を反転の手がかりとして底入れのタイミングをウォッチしていきます。

💹底入れタイミングの節目予想
・8/15決算シーズン最終日(増益に株価連動)
・8/24米ジャクソンホール(利下げ表明)
・9/18米FOMC(利下げ開始)

中東案件 紛争リスク&OPECプラス

 イスラエルとイランの緊張感が最高潮に達しています。イスラエルがハマス&ヒスボラの幹部を暗殺、イランの報復宣言が反イスラエル包囲網を結束させ、危険視されています。
 OPECプラスは原油の需要増を見据えて減産を縮小します。中国不況の長期化に加えて米景気悪化が重なりましたが、中国頼みの強気姿勢です。中国経済の低迷が続けば原油価格の下落⇨日本株向け中東マネーの減少(買い支え失う)が懸念されます。AIは長期テーマにつき、期待先行から業績が後追いで追いつく見込みです。業績鈍化に伴う一時的な下落として反転の機会を窺います。

米国の景気減速が顕在化 株価下落

 本日(8/2)の雇用統計が20万人を大きく割り込み11.4万人、失業率は予想値より増加、双方で景気悪化を印象付けました。米株は大きく下落、週明けの日本株は米株の連れ安で続落の見込みです。次の節目は8/14米CPI、インフレ再燃となればスタグフレーション(インフレ&不況)を懸念させ、株価の下落トレンドが加速します。

米景気悪化のサプライズ情報

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