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24.8.15日経平均株価 半値(36,841)戻し待ち 米S&P500,TOPIXは達成し底入れ点灯

日経平均株価 半値戻しの底入れ期待

 米株市場は安定感を取り戻しつつあります。昨日(8/14)の米CPIのインフレ抑制に続いて、本日(8/15)の小売売上高は堅調でした。米景気リスクが後退し、9月利下げに弾みがつきます。さらには11/5米大統領選後は悪材料も出尽くされリスク選好による株高が期待されます。

米景気 堅調(個人消費底堅い)

 日本株は決算シーズン(24.4-6月期)の好業績を受けて資金の巻き返しが起こりつつあります。直近の騰落レシオは200超え、強い上昇です。

日経平均株価 直近の買いが強い勢い

 海外投資家が買越へ転じれば株価の底入れ、そして上昇トレンドが視野に入ります。
 今週は日経平均株価の半値(36,841)戻しが節目になります。東証の株式分割の要請が強まっています。新NISAと相まって個人投資家の買いを加速させ株価上昇へ結実しています。2025年3月に株式分割の促進に向けた勉強会の内容を公表します。
 中東紛争の停戦協議は地政学リスクの震源地です。原油価格、海運業、米大統領選(トランプvsハリス)へ波及します。8月は夏枯れ、薄商い時期のリスク要因は株価を乱高下させるおそれがあり、暫く、様子見の姿勢が続きそうです。

南海トラフ地震警報 インバウンド特需に様子見

 8/8気象庁は宮崎県の地震を受けて南海トラフ地震臨時情報を発信しました。観光業は様子見の姿勢を示しています。上半期が好決算にも関わらず、通期の上方修正を見送るケースも見受けられます。内需株の決算進捗に注視です。

6561 HANATOUR 上方修正を見送り
南海トラフ地震臨時情報を警戒

新興国 ドル一強から解放 経済潮流の分岐点

 新興国の通貨安が収まり、経済活動に勢いが戻りつつあります。自国の通貨高がドル建ての借金を減らせ、財政が健全化されます。
 グローバルサウスの立ち位置に変化が生じています。特に東南アジア、フィリピン&タイがBrics加盟を検討しています。OECD(欧米)⇨ロシア&中国寄りへ歩み寄りになります。背景に経済活動の実利とイスラエル寄りの米国からの敬遠があります。
 世界経済は欧米主導の脱中国の経済網と中露主導のBricsによる二極化と分断の懸念が浮上しています。世界経済のパラダイムシフトを見定め、時代に適したビジネス活動を進める企業に投資していけたらと思います。

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