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25.2.10日本景気 見通し鈍化 2月好決算に材料出尽くし感を懸念

日本 景気鈍化の見通し 円高&トランプ関税

 2~3か月先の景気の先行きは48.0、要因は家計動向関連、企業動向関連、雇用関連のすべてが低下したことに依ります。
 健全なインフレ(値上げ→賃上げ)が進展する一方で、日用品に対する節約志向が個人消費に影を落とします。実質賃金がプラスにさしかかる過渡期にトランプ関税が重くのしかかります。中小企業は脱デフレに向けて踏ん張りどころです。
 百貨店や観光業はインバウンド効果により増益を達成しつつありますが、日本人客の消費欲の改善が持続的な増収増益に必要です。

サービス業 見通し良し
中国インバウンド(春節)期待大
内閣府HP
景気ウォッチャー調査より抜粋
https://www5.cao.go.jp/keizai3/2025/0210watcher/watcher1.pdf

🧺先月(12月)の景気ウォッチャー調査
⇨外食産業は節約志向の打撃大、製造業はトランプ関税を警戒

2月決算シーズン 好決算 利益(EPS)上昇中

 日経平均株価は利益(EPS)を積み上げています。一般的に株価は企業業績に連動しますが、上値が重い展開が続きます。

nikkei225jp
https://nikkei225jp.com/data/per.php

 トランプ関税が景気減速を危惧させています。節分天井のアノマリーを懸念させます。

日経平均株価 レンジ相場継続

 2024年10月以降、日経平均株価はレンジ相場(38,000〜40,000)を形成しています。トランプの一挙手一投足に振り回される株式相場です。しばらくは米中間の関税合戦の応酬を静観しつつ、波及効果の行方を見定めていきます。

 もしも4月大阪万博にトランプ来日となればレンジ相場を突き抜けるカタリストになりえます。

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