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「コロンブスの卵」的ヨガポーズ攻略法(17)あなたのポーズ、明確な基準はありますか?


ヨガを習い始めた頃は、
先生の形を見て、
見よう見まねでポーズを取るのではないでしょうか?

余裕が出てきたら、
先生のインストラクションに合わせて
動くことができるようになります。

先生のアジャストに合わせて
自分の体を調整することもできるようになります。
ヨガが楽しくなってきました!

ところが、
いろんなクラスに参加して
いろんな先生からヨガを学ぶと・・・

先生によって言うことが違う!

ことがわかります。
いったい、どれを採用すればいいの?
何が正解なの?
と、迷いました。

例えば、
ヨガの基本ポーズと言われている山のポーズ。
最初に習うポーズです。
ハタヨガではタダーアーサナ、
アシュタンガヨガでは、サマスティティヒ。
またの名を「気をつけ」。

クリシュナマチャリア先生は、足の親指も付け根も内くるぶしもつけていない。
その弟子、アシュタンガヨガを創ったパタビ・ジョイス先生は、
親指と親指のつけ根と内くるぶしをくっつけている。
兄弟弟子でアイアンガーヨガを創ったB .K. S. アイアンガー先生は、
親指とつけ根はくっついているけれど、内くるぶしが離れている。

創始者である大御所の先生たちもバラバラ・・・

つまり、正解はない!

のです・・・

解決策はあります!

自分の「ものさし」を創ればいいのです!
「ものさし」は、言葉で創ります。自分の言葉です。

以下は、私のサマスティティヒ。

親指のつけ根と内くるぶしをピッタリつけて立ちます。(母趾球を踏む癖はかなり減ってきたけれど・・・まだつま先に重心が多くかかり、かかとにしっかり乗り切れていないので・・・)、こぶしを握ってぐーを作り、胸骨を真後ろに下げます。あごが下がるので、胸骨の位置をキープしたまま、あごを前に。咬合面が床と水平になっていればOK!骨盤が後傾していたら、床と垂直になるように、前傾させる。鼻の先を見るが、焦点はぼんやりと周囲を含める(ぐらぐらしない立ち方を練習している)。
これをする目的は、足首ーひざー股関節ー肩関節ー耳のラインを一直線にして、これから行う動作の基本形を確認すること。
チェック事項は、
 
 □かかと重心になっているか?

 □楽に呼吸できているか?

 □両手を頭の上で合掌するとき、肋骨を開いた代償動作をしないで、
 腕を上げられるか?
です。


自然に、考えずに、これができるようになるまで、
頭の中で繰り返し自分を導きます。
もちろん、先生の考えを取り入れています。
自分の目的をはっきりさせて、その目的に叶った基準(=「ものさし」)を、
自分で創るのです。
体が変わってきたり、目的が変わったりしたら、
「ものさし」も修正します。

「ものさし」の目盛の細かさ=言葉の明確さ

言葉が明確なら、明確に動くことができます。この目盛を研ぎ澄ませていきたい!

ヨガのポーズ以外でも、自分に当てる、自分の指針となる
自分の「ものさし」を創っていこうと、
改めて思いました。

自分の「ものさし」があれば、
人の「ものさし」を尊重できる。
自分の「ものさし」を人に当てて測っていることが
いかに変かもわかります。


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