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母乳にはこんなにいいことばかり!赤ちゃん編。あかりのマタニティ日記vol.12

こんにちは〜
今朝の東京は久々に冷え込みました!
布団から出るのが辛く、最近始めた「あさんぽ」もおサボりしてしまいました〜

妊婦たるもの、無理せず、直感で、生きていこう。
そうして過ごしている、今日この頃です♪笑

さて、私は妊婦健診で助産院に通っているのですが、そこでもいつも言われていること。
「やっぱり母乳はすごい!」
何がすごいのかって、赤ちゃんにとってもお母さんにとっても、基本的にメリットしかないことです!

今回は「赤ちゃんと母乳」についてお話しさせていただきます!


赤ちゃんの強い味方!完全栄養食

離乳食が始まるまでは、母乳だけで問題ありません!
母乳は、赤ちゃんの体がすくすく成長するために必要な栄養素が全て含まれている、まさに「完全栄養食」!!
特にビタミンD,K,Eといった脂溶性ビタミンや、DNAの元となる核酸が豊富に含まれています。

一時期は、母乳だけでは栄養が足りないからミルクが必要と言われた時代もあったようです。
また現在も、体重の増え方が少ないからミルクを足しましょうということもよくあります。

これには賛否両論あると思いますが、基本的には母乳だけで十分なのではないでしょうか。
もしそれでは足りないというならば、きっとお母さんの栄養状態や母乳の出方に問題があるのかもしれません。

ミルクを上手に取り入れることは良いと思いますが、頼りきってしまうことでの代償は間違いなくあると思います。

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コレステロールがたっぷり!

これはコレステロールを悪とする今の世の中から考えると、「だめなんじゃないの?」と思われがちですが、実はとっても良いことなんです!

コレステロールって、血液をドロドロにして動脈硬化や心筋梗塞を起こすイメージが強いと思います。
でも元々は必要なものだから、体内で作られているんです。

コレステロールは、細胞膜の構成成分として含まれていて、細胞の機能を維持する役割を担っています。
細胞膜の流動性をあげ、肌や粘膜の柔軟性にも繋がると考えられます。
肌がかさつきやすい人は、もしかしたらコレステロールが不足しているかも?

また、ステロイドホルモンや性ホルモンの原料にもなっており、体内では欠かせない大切な成分なのです。

そんなコレステロールが、母乳にはたくさん含まれています。
もちろん、赤ちゃんが大きくなるのに必要な栄養素だから。

これが不足してしまうとどうなるか。
体は良くできていますから、肝臓でコレステロールをたくさん作るようになるのです。
それが大人になってもそのまま続いてしまいます。
結果、体内のコレステロールが過剰になり、様々な病気のリスクをあげることになるのです。

赤ちゃんの頃にしっかりコレステロールをとることで、将来の病気のリスクを下げることになるんですね〜

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「初乳」には赤ちゃんを守るバリアがいっぱい!

母乳には赤ちゃんにとって大切な免疫力の元となる、IgAという抗体が含まれています!
このIgA抗体は産後数ヶ月間の母乳に含まれていて、赤ちゃんが自分で免疫を獲得するまでのバリアとなってくれます。

お腹にいるときに胎盤を通してIgGという抗体は渡すことができますが、IgAを渡せるのはこの母乳からのみ
ミルクにはもちろん入っていません。

IgAは涙や唾液、腸液に含まれており、外からの菌やウイルスの侵入をまず最初に食い止める役割を担っています。

特に、出産後数日間出てくる黄色い「初乳」にはこれがたーっぷり!含まれています。
必ず飲んでもらいましょう!

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母乳で育てば賢くなる?!

母乳を飲むのって、結構大変なことみたいです。
哺乳瓶はちょっと吸えば出てくる構造ですが、お母さんの乳首は舌を上手に使わないと出てこないそう。
それに産後間もないお母さんはまだ母乳を出すリズムができていないので、上手く出てこないのです。

それでも赤ちゃんは頑張って吸い付きます。
生きるために、なんとかして母乳を出そうとするのです。

そうすると、自然と口周りの筋肉が発達します。
口周りの筋肉は顔全体、そして首回りにまで繋がっているので、そこが鍛えられることで脳への血流がアップ!

「母乳で育った子は賢くなる」と言われる所以はここにあるのです!

吸うのが楽な哺乳瓶で慣れてしまうと、母乳を直接飲むことを嫌がる子も出てくるそう。
赤ちゃんも人間。
やはり楽な方に流されてしまうのは仕方のないことなんでしょうね。

ちなみに口周りの筋肉が衰えるとよくないのは、大人も一緒!
口元が緩い方は、脳血流や嚥下機能が低下し、認知症や誤嚥性肺炎のリスクになるそうです。
「食事をよく噛む」ことを意識すると良いですね!


赤ちゃんに安らぎのひと時を

何よりも1番大事なのって、これかなって思います。
みんな大人になって忘れてしまっていますが、授乳の時間て、この上ない幸せなひと時だったはず。

他の余計なことは何も考えず、大好きなお母さんの腕に抱かれ、肌の温もりを感じ、ただひたすらおっぱいをしゃぶる。

大きくなっても、安定剤代わりにおっぱいをしゃぶる子も多いそうです。

かく言う私も、幼稚園生くらいまではお風呂上がりにおねだりしていたような記憶が、最近になって蘇ってきました。
母は優しく受け止めてくれていました。

妊娠、出産を機に自分自身が経験してきた過去の記憶が呼び起こされることって、よくあるそうです。
辛い出産や子供時代を過ごした方にとってそれは決して楽なものではなく、そのトラウマを乗り越えないと、我が子との関係性が上手くいかないことも。

私の場合は、決して裕福な家庭ではありませんでしたが、母の愛はそこにあり、私を守ってくれていました。
そしてそれは今も続いているのだと。
感謝しなくちゃ、ですね。

そして私も、お腹にいるぱくちゃんにもそんな気持ちを味わってほしい。
授乳は大変なことも多いと思いますが、愛をもって臨みたいですね。

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