HSC気質の娘の、不登校特例校への初登校
『おもしろかった！』
帰宅後に娘が一番に話したことば。
学区を超えての初登校。
娘はこの日は一人で行くと決めていたようでした。
だからそこに向けて
ハプニングだらけの登校練習を重ねて
この日を迎えました。
緊張しながらも
決して一緒に行ってとは言わなかったな。
やることはやったし、と
覚悟も決まっていたようでした。
深呼吸を何度も何度も繰り返しながら
出発の時間よりも
ずっと早くに準備を終えて
呼吸をととのえて
家を出ていきました。
小学校一年生の風の強かった日
『風の音が怖い』
と言って戻ってきた姿をふと思い出して
ラッシュの時間に
苦手な地下鉄に乗ってまで
じぶんで行くと決めた学校へ向かう姿が
とてもたくましく感じられました。
気がつけば帰宅の時間になっていて
帰ってきての第一声が
『おもしろかった！』
すべてが新鮮で楽しかったようでした。
学校に向かうときのバス停で
新入生らしき子に
じぶんから声をかけて
学校まで一緒に登校したり
その子が偶然にも同じクラスで
帰りも一緒に途中まで帰ってきたり
担任の先生も
プレスクールで担当してくださった先生
登校練習で
たまたま同じ時間の地下鉄とバスに乗っていた子と
同じクラスになったり
いろんなシンクロも
安心感に繋がったようでした。
人クラスの人数も
20人弱。
元気のよさそうなクラスだから
音への過敏さが
どうなっていくのか
というところはあるけれど
娘自身は
多すぎない人数で過ごしやすいことと
いざとなれば
カラダのつらさが落ち着くまで
過ごす場所もあるから
なんとかなるんじゃない？
とお気楽な感じ。
あんなに心配していた
地下鉄の乗り継ぎも
帰りのバス時刻も
あっ、
なんか流れに身を任せたら
スムーズに帰ってこれた
と話していました。
心配していることの９割は起こらない
というけれど
ほんとうにその通りで
まずはやってみればいいよね♪
なにかつまづいたときに考えればいいね
それを体感した1日だったようです。
これまで学校で感じたつらさを
思い出さないわけではないけれど
それ以上に
中学校でやってみたいことの方が大きくて
わくわくしている今。
少し頑張りすぎているところも
感じられるけれど
変化のとき
飛行機が離陸するときに
エンジンを全開にするように
いつもよりもパワーは必要になるもの。
たっぷり使ったエネルギーは
家でゆっくり休んでチャージして
また次の日楽しめばいい。
これからいろんなことがあるとおもうけれど
それでも
『楽しい』『おもしろい』に意識を向けながら
やりたいことにとり組める中学校生活になるといいな。
特例校だからなのか
私立だからなのか
学習の方法も
生徒一人ひとりへのサポートの方法も
学校と保護者間の情報共有の方法も
今までとはまったく違うから
わたしも
慣れていくまでに少し時間がかかりそうです。
けれど
新しい世界がおもしろいです。
翌日の入学式。
楽しみにしていた入学式だったけれど
思わぬハプニングがあって
オンラインでの参加になりました。
娘の強さと
学校の対応の素晴らしさに感動した話は
次に残そうとおもいます。
お読みくださりありがとうございます。
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