おいしく食べよう!野草 クサギ料理の下処理編
今日はクサギの新芽をたくさん摘みました。
クサギはとても苦いので、そのままだと、とても食べられません。
なので、おいしく食べられるように下処理して食べたいとおもいます。
クサギは、古くから落人集落の郷土料理として親しまれ、保存食として、生薬としても利用される食材。
そんなクサギについてはこちら
新芽、若葉が食べられるのは、今だけ。
左が新芽 右が若葉
新芽は産毛がおおく、ふわふわで白っぽく柔らかいです。産毛はないですが若葉も柔らかいです。
岡山県の郷土料理のくさぎ菜めしは5月の卵大の大きさの若葉を摘み取て作るそうです。
私は大きな葉も利用してます。
クサギの葉も成長すると硬くなるので、下処理も違ってきますが、秋まで収穫できますので、いろいろ活用してみてください。
では下処理のアク抜きです。
下処理は、新芽、若葉は塩茹で、成長した葉は重曹を使い茹でアク抜きします。
アクの少なく柔らかい新芽や若葉は塩茹でと、水にさらすだけで充分アクが抜けますが、クサギの成長した葉は、硬く、アクも強いので重曹を使い、水にさらすのも長くしてください。
〈クサギの新芽、若葉の下処理〉
新芽や若葉は、塩茹でと浸水で充分、アク抜きできます。
材料に対してひたひたの水の量で分量は目安にしてください
(材料)
水 1ℓ
塩 小さじ1
①
新芽をボウルに入れて、ゆすり洗いし汚れを落としておきます。
②
鍋にお湯を沸かし沸騰したら塩を入れ、①を入れて色が鮮やかになったら(2〜3分、若葉は5分ほど茹でる)、冷水に上げます。
③
水気を絞り、ボウルに入れ、水をひたひたにして一晩置き、アクを抜きます。
④
③をザルにあげ、水気を絞ります。
すぐに料理に使わない場合は、干して乾燥させたり、小分けにして、冷凍します。
〈成長した葉の下処理〉
成長した葉は、重曹を入れて茹でる事で、重曹の弱アルカリ性で葉の繊維がやわらかくなり、アクも溶け出しやすくなります。
さらに水に浸水しておく事でアク抜きします。
材料に対してひたひたの水の量で分量は目安にしてください
(材料)
水 1ℓ
重曹 小さじ1
①
葉をボウルに入れて、ゆすり洗いし汚れを落としておきます。
②
鍋にお湯を沸かし沸騰したら重曹を入れ、①を入れて柔らかくなるまで茹で、冷水に取ります。
色が変わりアクもかなり出てます。
③
水気を絞り、水を入れた密閉容器に入れて1日おきに水を変え3日間くらいかけてアクを抜きます。
④
食べてみて、苦味が口にさわらない程度になっていたら、葉の水気を絞ります。
水にさらして苦味を取りますが、新芽の場合は1日、生長したものは2~3日かけます。 全く苦味の程よい加減などは味見をして確かめてみて頃合いをみて下さい。
あとは、小分けにして冷凍したり、保存食として、天日乾燥して保存。
お浸し、あえ物、菜飯、炒め物などに使えて、食べたい時に水で戻して使えるので便利です。
早速、菜めしに。
クサギは という生薬でもあり、栄養が豊富でおいしく、健康に良い食材なので、ぜひ、食卓に取り入れてみてくださいね。
今日は新芽と若葉は早速、ピーナッツあえでいただきました。
春の恵みをいただきます。
自然の恵みに
感謝♾合掌