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小学生がプレゼンをする効果 (3)

こんにちは。

いま、小学生の子どもにその日の授業内容をテレビ電話で説明してもらい、それに対して大人の聞き手が質問、フィードバック、アドバイスを行う活動に取り組んでいますが、ここ最近、この活動が及ぼす効果をお伝えしています。
今回も、その効果をお伝えします。

どうかお付き合いください。
 
 
フィードバックとアドバイスは、子どもが自分の成長を実感し、自信を持つために重要な役割を果たします。
特に、テレビ電話で子どもがプレゼンを行い、その内容に対して大人が適切なフィードバックを与えると、子どもは「自分はできるんだ」という自己肯定感を持つようになります。
たとえば、小学生の子どもがテレビ電話で学んだかけ算の九九を発表する場面を考えてみましょう。
子どもが一生懸命に3の段を覚えて言う姿に対して、大人が
「九九を間違えずに言えたね。とても上手だったよ!」
とフィードバックをすると、子どもは達成感を感じます。
また、子どもの言い方が少し小さかった場合、大人が
「次はもっと大きな声で言ってみよう!そのほうが、しっかり聞こえるよ」
とアドバイスを加えることで、子どもは次回の挑戦に向けて具体的な改善点を見つけられます。
フィードバックを通して、子どもは単にできたことを褒められるだけでなく、どうすればもっと良くなるのかというヒントを得られるのです。

また、社会科の授業で学んだことを発表する場面もあります。
子どもが日本の都道府県を覚え、テレビ電話でそれを大人に説明している場合、
「北海道の位置をしっかり説明できたね」
とほめたあとで、
「次は、他の都道府県と比べてどう違うのかも教えてくれるともっと分かりやすくなるかもね」
とアドバイスを加えると、子どもはさらに考えを深めるきっかけを得ることができます。

このように、具体的でポジティブなフィードバックは、単に子どもを褒めるだけでは終わりません。
次のチャレンジへの目標や改善点を提示し、子どものやる気を引き出し、学びを継続させるための大切なステップとなります。

次回も子どもにプレゼンしてもらうことの効果について、別の角度からお伝えしますね。
 
どうぞお楽しみに。


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