妻の攻撃的な言動を受け容れようとしてきましたが、帰宅恐怖症になりかけていました。でも・・・
攻撃的な妻を受け容れようと努力してきましたが、帰宅恐怖症になりかけていたAさんと、2カ月半くらい前にカウンセリングをさせていただきました。
そんなAさんから、ステキな報告メールをいただきましたので、ご本人の了承をいただき紹介させていただきますね。
Aさん、掲載へのご協力ありがとうございます。
あなたはお読みいただき、どんなことを感じましたか?
こんにちは。
夫婦問題カウンセラーの小林美智子です。
Aさんは、会話やコミュニケーションが苦手でした。
苦手だからこそ、妻の言葉に人一倍傷つきやすく、より妻から責められているように感じてしまいがちでした。
✅もう自分が家を出るしかないという思いの中、思い切って自分の気持ちを正直に伝えてみようと決心し「家で話し相手がおらず淋しい」と妻に伝えました。
うんうん。正直に伝えようと思ったAさん、エラかったね。
✅結局、孤独感に苛まれる人間の気持ちをわかってほしいという私の思いは「言いたいことが、なぜ言えないの?」という妻には、甘えとしか認識できない模様で、話し合いはどこまでも平行線でした。
Aさん、どこまでも平行線ということは、会話のやり取りを続けたということですね。言いたいことを言えずに、我慢して窮屈感を感じていたのに、ちゃんと言えたなんて、スゴイじゃないですか。
✅しかし、その中で気に入らないことを、無言の態度で相手に気付かせようとしていた私の幼稚な態度が、妻のストレスになっていることを自覚したので、
Aさんは、自分の幼稚な態度に以前から気づいていました。でも、妻と話すことで、自覚に変わったんじゃないかな。
✅妻の攻撃的な言動が気に入らなくても、少なくても事務的な会話は続けようと思い、それを実行してみました。
自覚できたからこそ、妻の攻撃的な言動よりも、自分の幼稚な態度に目が向き、事務的な会話という自分にできることをみつけたと感じました。
✅すると、最近ではだいぶ会話が戻ってきて、不思議なことに娘も少し話してくれるようになりました。
うんうん。よかったね。Aさんが動き出したことで、ちゃんと結果がついてきたんですね。
✅その時は娘も連れていくはずですので、「妻の考え方」を尊重し、しばらく別居して、今の家で一人暮らしもいいかなと最近では思っております。
孤独感が強くて、さみしがり屋のかまってちゃんだったAさんが、一人暮らしもいいかな。なんて…大人になったね^^
Aさん、このまんま少しずつね。
「気づく」と「自覚」
Aさんと、カウンセリングをさせていただいたとき、
✿妻は、Aさんを責めているつもりはない
✿Aさんは自分の思い通りにならないと、不機嫌な態度でしか反応できない
こんなことに気づいてくださいました。
でも、今回は平行線ながらも会話のやり取りをすることで、
では、
「気づく」と
「自覚」には
どんな違いがあるのでしょうか?
辞書で調べてみたら、
▶「気づく」
それまで気にとめていなかったところに注意が向いて、物事の存在や状態を知る。気がつく。
▶「自覚」
自分の置かれている位置・状態、また、自分の価値・能力などをはっきり知ること。
こんなふうに、書かれていました。
🌸「気づく」がスタートなら、
「自覚」は自分を知って行動することなのかもしれませんね。
「自分のコンプレックス」と「夫婦関係」
人はコンプレックスを感じてしまうと、動けなくなってしまいがちです。
Aさんも、実は会話やコミュニケーションにコンプレックスを感じていました。
でもAさんは、今、見事に克服しつつあります。
ところであなたは、自分へのコンプレックスってありますか?
もし、あるとしたら、どんなことにコンプレックスを感じているのかな?
そして、あなたは本当はどうしたいですか?
今回は、自分のコンプレックスへの「気づき」と「自覚」に、ぜひ目を向けてみてくださいね。
次にコンプレックスを克服するのは……あなたです^^
🌸自分のコンプレックスへの克服が、実は、夫婦関係を良くすることにつながることもあるんですよ。
最後までお読みいただきありがとうございます。