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「DIE WITH ZERO人生が豊かになりすぎる究極のルール」を読んで

< 感想を書く前に >

私は一年半前に会社員として毎月給料をもらって何十年も生きてきました。
しかしあまりにも朝から晩まで仕事ばかりで家に帰ったら寝るだけの生活にうんざりし「自分の人生もっと楽しみたい!好きなことをしたり、ゆっくり休んだりしたい!」と強く思い、49歳で退職しました。定年の60歳では遅いと思ったからです。まだ49歳なら体力も気力もある。何かやりたいことをするなら、最後のチャンスかもしれない、そう思ったのです。

現在私は、この一年半、思う存分たくさん寝て、本を読み、温泉に浸かり、愛犬と戯れ、好きなことをしまくって自分を癒しまくりました。
すると体も心も元気になり、健康になって今までに味わったことのないようなパワーが湧き出して、やりたいことができるようになったのです。
「会社で働き疲れまくりストレスだらけの自分」から
「元気で明るく好きなことを自由にできる自分」に変われたのです。

その結果、現在ではセラピーサロンを経営し、子供の頃からの夢であった本も出版して、順調に自分の思うように暮らしています。
そうなるには長年のサラリーマン脳であった「お金のブロック」をはずす必要がありました。現在は自営なので、毎月安定した収入などありません。
「好きなことをしていればお金はあとからついてくる」と信じて、残りの人生を自分らしく生きてみよう!と覚悟を決めて暮らしていました。
すると、今は収入が会社員時代より三分の一以下で少ないにもかかわらず、心がめちゃくちゃ豊かで幸せな気持ちでいられるんです。
これは完全にお金のブロックがはずれたな、と確信しました。
私はこの先、好きなことしかしません。お金のためにやりたくない仕事をしたり、嫌いな人と会うということはできなくなりました。

そう覚悟を決めると、不思議です。。。
お金の不安、将来の不安は今は全くありません。
自分の力を信頼しているからです。
あの日勇気を出して、大きなリスクを背負って会社を辞めることを決断し、行動した自分なのだから。
この先もう何があってもやっていけるだろうという気持ちなのです。

そんな私が本を出版し、本専用のアカウントをインスタで作っていました。
そこでのフォロワーさんは1000人を超え、いつも楽しく読んだ本の紹介をしています。
そこで声をかけていただいたこの本の広報の方からのGIFTでこの本の存在を知り、手にして読むことになり、衝撃を受けました!
「今の私と考え方が同じ!わかる!これだーー!」と!!

その本を開くと「人生で一番大切なのは思い出を作ることだ」と書いてあり、一気に心をつかまれて夢中で読みました。


< 本の感想 >

「まえがき」の「アリとキリギリス」の話がわかりやすすぎて笑いました。
「アリはずっとせっせと働いていつ遊ぶのだろう?」ということ。
これは、日本のサラリーマンにも言えることですね。
定年まで毎日せっせと働いてお金を貯めて、それでも老後の心配をしながら、じゃあいつ遊ぶの?定年後?もう体力も気力も遊び方も、やりたいこともわからなくなっているのでは?・・・ということです。

「あなたは喜びを先送りにしすぎている」

これは会社勤めの人が口をそろえて言います。
「今は忙しくて時間がないからまた今度」
「今はお金がないからお金が貯まってから」と。
私は思うんです。じゃあ一生ないねって。

私はそんな人生嫌でした。「よし!今からやろう!」そう思ったんです。
まずは、寝ること。会社員時代ゆっくりできなかった分、たくさん寝て、たくさん本を読み、映画を観て、とにかくゆっくり過ごしてみました。
するとだんだん心も体も元気になり、そこからやる気が溢れてきたんです。

49歳では遅いと言う人もいます。でも「気づいた時がその時」です。
私は自分で遅かったなぁ~とは思いません。若いころの経験は、今の自分の魅力となり味となっています。会社員時代の苦労もつらかったことも、今は笑いのネタにできていて「今がベストだったなぁ」と思っています。


「20代のころに同じ職場で働いていたルームメイトが、突然外国にバックパックの旅行にいく!と言い出してお金のない彼は借金をしてその旅をした」

この話面白かったですねぇ!まわりからは「頭がおかしくなったのか!仕事はどうするんだ?金は返せるのか?」と非難を浴びたらしいですが、彼が帰ってから聞かされた旅の経験の話は、ヨーロッパのキレイな景色の写真を見せられながら、そこで出会った女性との恋の話。ギリシャの島々を転々として、チーズとパンとワインを飲みながらキレイな景色を見ていると「これからの人生、何でもできるような高揚感に包まれた」と話したという。
彼は若くて感性が豊かな時期に、お金では買えないかけがえのない経験をした。。。というお話。
「今しかできないことに生き金を使う」ってまさにこのことだな~と感動して鳥肌が立ちました。それには「勇気と覚悟」がいると思います。
それが持てない人は、いつまでも「自分が経験する喜びを先延ばしにして永遠に味わえない」ということになってしまいます。

「死ぬ前に後悔することトップ2」

「勇気を出してもっと自分に忠実に生きればよかった」
「働きすぎなかったらよかった」
らしいですよ~~!!
これもうほんっと真理なんじゃないですか!!
うわ~~!!やっぱり!?って思います。
これね、私の母が80歳前なんですが、同じこと言ってました(笑)
「いい子にして勇気がなくて親のいうことばかり聞いてきた人生だった。
もっと自分のやりたい事を反抗してでもやればよかった」と言ってました。極端な話ですが、若いうちに借金してバックパックの経験をした彼は、借金なんてそのあと働いて返せるので、良い思い出が心に残って、悔いのない人生を送れていることでしょうね。

「本当にやりたいことを探したいならリスクを取る時があってもいい」

まさにこれ!一年前の私ですね。
「会社員としての高収入と安定」がありました。
この歳でそれを捨てて「自由に生きてみたい」と思った自分の勇気に感謝しかないです。本当に辞めてよかったと思ってます。

この本に書かれているように
「未来の不確定な老後の為に必要以上に貯金してあくせく働いてどうなるの?」という問いかけです。
私はこれをやめたんです。今は会社員時代に貯めた貯金を使ってます。
それは自分の老後に貯めていたお金です。
でもそれを使うことに不安も罪悪感も全くありません!!
だって、私はこれからもお金を稼げますし、自営であろうが、コロナであろうが環境は関係ないと思ってます。自分の気持ちひとつで、お金はちゃんと生き金を使う人のところにまわってくると実感しています。


「貯め方」ではなく「使い切り方」を教えてくれる本

特に日本人はお金をどう稼ぐか?貯めるか?ばかりに執着して、お金さえ貯めていれば安心という固定観念があります。
それではいつまでたっても自分が満足のいく「豊かだと感じる金額」に一生到達しません。

あと、まだたくさん心に響く言葉はあったのですが
これだけは書いておきたい!
目からうろこの最高の年金があるということを知りました。
「長寿年金」です。これ知ってましたか?
このシステムを知った時に、「みんなこれで老後の不安解消やん!」と思いました!だって、誰しも「いつ死ぬかわからないからいつまでも貯金する」というサイクルにはまってしまいます。
でもこの「長寿年金」のシステムはすばらしい!
私も入ろうかなと真剣に思って調べましたが、私は自分の力で稼ぐ方が楽しいので、保険はいらないですが、老後の不安がある方はこれを検索して調べてみたらいいと思います。

やっぱり「成功者」と言われる人は「リスクを恐れず大胆な行動をする」のです。まわりはとやかく批判します。親や家族や友人や会社の人など。
それらの人たちから反対されたくらいで、やめてしまうような弱い意志であれば、ずっとコツコツ働く生活しかないですね。私もこの著者もそれが悪いとは言ってないです。

「こんな考え方もあるんですよ」というシェアであり、この本に書かれていることを「どう受け取るか」だと思ったのです。

私がとても面白いな~と思ったのは、この本のAmazonレビューを読んでみたんです。すると
「お金持ちの人の考え方です。一般人にはあてはまらない」
「お金がなくなる心配のない人向けの本ですね」
「全然響かない。別世界のお金持ちの人が書いた本」
という感想が多くて私は驚きました。

この本の著者の男性は、Bill Perkinsというテキサス州出身の方で、映画プロデューサーなどを手掛けている成功者です。いわゆるお金持ちです。
45歳の時に「今しかない!」と大切な人や家族を呼んで、カリブ海で豪華な誕生日パーティーをするような人なのです。

一般庶民の私ですが「彼と同じ年だ~!」ということに親近感湧いて「良い考え方してるやん~♪面白いね~」と思いましたよ(笑)
彼がお金持ちであるからこそ!この本を書く資格があると思いませんか?
「お金に対する考え方」が書けるのは、それで成功したという実績のある人じゃないと説得力ないですよね。
なのに「はいはい、違う世界のお金持ちの人の本~」って決めつけちゃうと、そこで「すばらしい考え方のGIFT」を受け取り拒否してますやん!
だからいつまでたっても「豊か」になれない脳なのではないでしょうか。

そしたら私みたいな庶民がお金のことを書いて本を出版したところで
「はぁ?対して稼いでないのに、えらそうに」と言いますよね。
じゃあどういう人の書いた本なら素直に受け取れるの?と言いたい。

この著者のことを、妬んだり嫉妬したりする前に
「お金持ちになれた人ってこういう思考だからなれたんだな」という素直な気持ちで読んだらいいのに、と思います。
そこから「受け取り」は始まって、この本を読んだ人の人生が良い方向に変わるきっかけになるのになぁ~と思います。


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