就活やめました。頑張り続けたあなたへ、一回休もう。
今年の4月入社を目指して就職活動中の方はいますか?
辛くて、苦しくて、もう辞めたい。
自分に自信が無くなってきた。
何をしたいのかもよくわからない。
なんであの時、こうしなかったんだろう。
自分の今までの人生の選択が全て間違いだったかもしれない。
就職できなかったらどうしよう。
これが私の就職活動中に毎日頭を悩ませていたことです。読んでくださる方の中にも共感できるワードがあるのではないでしょうか?
今、同じように苦しんでいる方がいたら、伝えたいです。
就活から一回離れて、自分と向き合う時間を作って、と。
なぜそういうのかというと、私も就職活動で絶望した期間を経て、心の休憩を取った後、自分と向き合う時間にあてました。その中で、やっと会社に就職することをゴールにせずに、心から自分がやりたい、叶えたい未来に向かって生きようと思えたからです。
今就職活動をしていてもやもやしている人、疲れている人、内定がでたけどこの先の未来が見えていない人、漠然とした不安を抱いている人に見てほしいです。
焦りから始めた就職活動
私は25卒枠で就職活動をしていました。
一年間の留学から帰ってきた後、留学中に周りが大学院進学を希望する子が多く、「私も大学院に進学したい!」と思ってすぐに就職しようと思っていませんでした。
3月に帰国後もアルバイトをしながら大学院の試験科目の勉強をしたり、卒業論文を書いたりして過ごしていました。留学のために一年間大学を休学していたため、お金のことも考えて9月に卒業することを目標にしていて、その時は全く将来について不安がありませんでした。
卒業論文も何事もなく提出できて、授業のテストも終わった頃、ふとアルバイトだけでなく、インターンシップを受けてみようと思い、気になる企業に応募しました。しかし、一次面接は通っても、なかなか二次面接が通らず、焦りが始めました。
その頃から不安が自分の中で増幅していって、「大学院の試験に合格できないかもしれない」「お金もかかる」「そもそも同期よりも一年間社会人経験が遅れているのにさらに大学院まで行ってキャリアを遅らせてもいいの?」「大学院でやりたいこともしっかりと決まっていないのに」
もやもやが積もりに積もって、9月から急遽就職活動を始めました。
その日から求人を見漁って、自己分析や、志望動機づくり、面接対策などをYouTubeを見ながらし始めました。大学のキャリアセンターにも通ったり、エージェントも使用しました。
しかし、そもそも就職に乗り気でなかったので何も準備していない+時期が遅い、ということで一次面接は上手くいっても2次、3次で落とされる日が続きました。
自分を見失い、未来に絶望していた時期
そうなるとどうでしょう、毎日毎日自己分析しているにも関わらず、自分のことがよくわからなくなるし、企業ごとに志望動機や就活軸を変えるので、結局人生を通してやりたいことも自分が何に心を惹かれるかも明確にできずに迷走していました。
その時から徐々に体調にも変化が訪れて、不眠、拒食症、不安障害、生理不順などなど。今思えば軽くうつ状態になっていたと思います。次の日の面接のことを考えて眠れないし、朝ごはんも昼ごはんものどを通らなくて、毎日朝起きたら気持ち悪くて吐き気がすごかったです。
それでも毎日頑張り続けて、自分の体調も心も無視し続けていました。そして始めてから1ヵ月奮闘した結果、体重は5㎏減って、代わりに内定を2社もらいました。それが10月の上旬にありました。
家族からもあまりにも顔色が悪いし、メンタルも不安定だったので、ものすごく心配されました。
就活を終わらせようと思ったタイミングは、第一志望の会社の最終面接で落ちた時です。最初はなんとなく行きたいと思い、応募しましたが、面接官の人の良さであったり、私の得意が活かせそうな業務内容であったり、ベンチャーっぽい自由さもありつつ地に足を着けているところであったり、全て自分の理想ではないかと思い、絶対にここに入社したいと思っていました。最終面接は社長との面接だったのですが、その日が来る前に何度か社員の方とお話をする機会があり、自信を持って臨んだつもりでした。
ですが、結果は惨敗。
社長からは、
「やりたいことだけで仕事を探さないほうがいい」
と言われました。最終面接では業務内容と私のやりたいこととのすり合わせを行うと言われていたので、企業に入って何がしたいかをめちゃくちゃ考えていました。なのに上手く伝えられなかったし、自分の何を貢献して、成長して、その先にどうなりたいのか、そのビジョンが自分自身の腹から出ていなかったので薄っぺらいことしか言えず、社長もその点を気づいたのだと思います。
内定は2社もらっていましたが、待遇も給与も、業務内容も自分が納得できるものではなくて、会社には所属できるけど、全く嬉しくない、未来も想像できない。追い打ちをかけるように第一志望の会社に落ちる。
「なんでもっと早く就職活動をしなかったんだろう、なんでもっと自分と向き合わなかったんだろう、もう遅い、もう疲れた。」
家族からは「既卒でまた来年に就活をするのはどうか、大学院進学をしたらいい」など、いろいろなアドバイスをもらいましたが、当時の私は疲れ切っていてそんなことを考える余裕がありませんでした。
自己嫌悪と未来への絶望で頭がいっぱいになって、家族の前で号泣しました。自分の心の限界を感じた私は、「一回休もう」と、就職活動を止めました。
就活のための自己理解ではなくて人生のための自己理解をしよう
そのタイミングで出会ったのが、八木仁平さんの自己理解ワークです。
八木仁平さんが言うには、価値観×得意なこと×好きなことの円が重なり合ったところに天職が見つかるということでした。
就職活動中に私は4回以上自己分析シートを使って自己理解を深めていましたが、全部は結局就活のためで、自分の心に正直に答えたつもりでも、どこか企業が求める人物像に寄せていたと思います。
そのため、一回就職とかを抜きにして、自分の本当にやりたいことは何かをしっかりと丁寧に紐解こうと思いました。でもまずは自分の心の休息もその時には必要だったので、すぐにワークに取り組むことはしませんでした。
(ワークの内容や私のやりたいことについてはまた別の記事で書きます!)
頑張らなくていい、心の声を無視せずに休もう
また、八木さんが話していた言葉で何より私が衝撃を受けたのが、頑張らなくていい、という言葉です。
「頑張らないのは怠惰だ、人生に責任を取っていない、自律しなきゃ」と思って今まで自分を鼓舞し続けていました。そのため、頑張らなくていいという言葉にとても衝撃を受けました。
自分の苦手なことや興味のないこと、しなければならないことを頑張っても続かないし、苦しくなるだけ。自分に余裕がなくなれば、人にもネガティブな影響を与えてしまうし、まずは自分自身を満たして。
頑張らなくていい。
私がとにかくこの記事で伝えたいのはその一言です。
具体的なやり方は次の記事で書きますが、とにかく今は自分を責めずに、立ち止まってください。
頑張らないで。
もう十分走り続けたんだから。
不安だよね。辛いよね。苦しいよね。
大丈夫。その気持ちは当たり前。
一回、その気持ちを受け止めて、休もう。
寝てもいいし、本を読んでもいいし、散歩に行っても、好きな音楽を聴いてもいい、安心できる人に気持ちを打ち明けてもいい、泣いたっていい。
休むことはまったく甘えじゃない。
人生、なんとかなるから。なんにでもなれるから。
私は一回立ち止まって、泣きまくって、自分の時間を作って、心を少し回復させて、その後、人に会ったり自己理解を深めて今はとても元気だし、逆に未来にワクワクしています!
なので一度、何もしないで生きているだけで尊い存在であることを自覚して受け止めてほしい。まずは気持ちを受け止めてから、少しずつ回復するために一緒に動き始めよう。焦らなくて大丈夫。
私はたった一ヵ月で就職活動が辛くなってやめた人なので、この記事を読んでいる方も、まだ頑張ったほうがいいんじゃないかとか周りは諦めずに続けているのにとか、結果を出さなきゃとか全く思わなくていいです!
心が疲れている。辛い、しんどいことは事実なので、絶対にそれを無視しないでください。それを感じて休むあなたを誰も責めないし、気づけて休もうって行動できるあなたはまじですごい人です!
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