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就活うつを乗り越えた一ヵ月を振り返って

うつ病と気づいてから一ヵ月と数日。
人生に絶望しきって未来を考えることも辛いと思っていた一カ月前と比較すると、まだ進路が確実に決まっていない状態は不安だけど、今は未来に対して生きようと活力が湧いています。やりたいことも増えて、実際に行動もできるようになって徐々に自信を持てています。

周りからもびっくりするぐらい変わったと言われて、一カ月前の自分と考え方や行動がどう違ったのか振り返ってみたいと思い、今日は記録と振り返りを兼ねて記事にしました。

就活中たくさんの悩みや不安が襲ってくると思いますが、結局はあなたがどう生きたいのかです。それをぜひ見つけてください!

就活うつになった理由についてはこちらの記事をご覧ください↓



9月 遅れて就活開始


私は今年の3月に留学から帰国しました。当初は大学院進学を目指していたので、アルバイトをしながら試験科目の勉強をしたり、卒業論文を書いたりして過ごしていました。しかし、徐々に将来の不安が募ってきて、9月から就職活動を開始しました。

そもそも就職をしようと思ってなかったので何も準備していない+時期が遅く、一次面接は上手くいっても2次、3次で落とされる日が続きました。
毎日毎日自己分析しているにも関わらず、自分のことがよくわからなくなるし、企業ごとに志望動機や就活軸を変えるので、結局人生を通してやりたいことも自分が何に心を惹かれるかも明確にできずに迷走していました。
就職したい理由もわからない、大学院に進学したい明確な理由もない、将来何をしたいのかもわからない、そんなぐちゃぐちゃの状態で就活を続けていました。

10月 うつ状態になる


9月下旬からもうすでに軽いうつだったのですが、10月になってからさらに状態がひどくなりました。内定は2社もらいましたが、同時に体重も5kg減っていました。内定先は待遇も給与も、業務内容も自分が納得できるものではなくて、会社には所属できるけど、心から喜べず、未来も想像できませんでした。追い打ちをかけるように第一志望の会社からお祈りメールが来て、さらに絶望してました。

なんでもっと早く就職活動をしなかったんだろうと自己嫌悪に陥り、家族からは「既卒でまた来年に就活をするのはどうか、大学院進学をしたらいい」など、いろいろなアドバイスをもらいましたが、当時の私は疲れ切っていてそんなことを考える余裕がありませんでした。

自己嫌悪と未来への絶望で頭がいっぱいになって、家族の前で号泣しました。自分の心の限界を感じた私は、「一回休もう」と、就職活動を止めました。
それが10月16日のことでした。

うつに気づいてから1週目

心と体を休めて、自分を知ろう


うつに気づいて就活をやめてから1週目の目標は、とにかく心と体を休めて生活リズムを整えることと自己理解を深めることでした。
その時は、生きる活力が湧かずに、死んでしまうかもしれないと思っていたからです。

不安として、
・やりたいことがわからない
・将来に希望が見えない
・内定先の仕事内容に拒否反応がある
・配属された場所が遠くて一人暮らしになったら貯金とか難しいかもしれない
・家族と離れるのが心配
・自分は幸せになれるのだろうか
内定先に就職した場合のキャリアや収入面、環境の変化について、その時は特に不安を抱いていました。

そのため、自己理解を深めるために、八木仁平さんの「世界一やさしいやりたいことの見つけ方」を購入してワークをしてみました。あとは、ご飯を少しずつ食べるようにしたり、ジャーナリングをはじめて不安を言語化するようにしました。

やりたいこと探しのやり方やジャーナリングのやり方についてはこちら↓

うつに気づいてから2週目

ワクワクする未来計画を立てると行動するモチベーションが自ずと湧いてくる


自己理解のワークをしていいくうちに、私が何を大切にして生きていきたいのかクリアになっていきました。特に、今までは会社の中でどうやって生きていくのか、未来を描くのか、を考えていました。ですが、自己理解をして価値観を明確にすると、会社に属するのと関係なく、自分の人生をどう生きたいのか考えられるようになりました。より視野が広がった感覚でした。

目標
・価値観に沿った5か年計画を立てる
・知人の自己理解を手伝う
・好きなことをしてみる

行動
・やりたいこと探しから見つけた自分の価値観を元に、やりたいことや理想の状態を考えてみた
・知人3人に自己理解ワークをしてみた
・ピアノをもう一回初めて見たり、合唱をしたり、岩盤浴に行ったり、好きなことをした

不安
・独立するか会社に入るのか
・安定した収入が得られないかもしれない
・家族を失望させるかも
・家族を幸せにできないかもしれない

5年後の理想の姿を考えると、自然と3年後、1年後、半年後の目標の姿が見えてきます。すると、意外と時間が無いことに気づいて、挑戦したいことを今やらないととモチベーションが湧いてきました。

また、私は1年半前にも自己理解ワークを20人以上にしていましたが、新しい自己理解ワークの形を知って、知人にもやってみたいと思いました。

小さな自信を積み上げるために、友人の自己理解を手伝っていくと、人からも感謝されるし、自分に自信がつくし、自分の考えもアウトプットできました。
独立願望が出てくると、安定や現状維持との葛藤が出てきますが、とにかく一歩踏み出せた感覚でした。

私の5年後の理想について書いてみた記事↓

うつに気づいてから3週目

自分は人生の主人公である


私は5年以内に多世代型の学校兼家を作って、そこにいる人が自由に個性を伸ばしながら学んだり挑戦できたりする場を作りたいと思っています。

ビジョンとして、世の中に自分らしく人生を生きる真のフリーランスを増やすことと、Well Being産業を世界中に溢れさせることがあります。

そのために、まず私ができる小さなこととして、情報発信と自己理解ワークがあると思い、3週目からそのための活動を始めました。

目標
・情報発信をしてみる
・やりたいことがある人にインタビューをしてみる

行動
・10月30日からNoteを毎日書いた
・3人に自己理解ワークとインタビューをしてみた
・はぴあわせのInstagramを再開した

不安
・自分にはできないかもしれない
・お金稼げるのかな、集客できるのかな
・気になるインターンシップやプログラムに落ちたらどうしよう
・社会を知らないのにいきなり独立や起業は無理かな?
・学歴もないし、マーケティングとかロジカルなことが苦手なのに経営できるの?

この頃に知った考えがあります。
それは「運命決定論」と「創造的自己」です。

「運命決定論」は過去のできごとが今や未来を決定づけているというものです。私の悩みは全てこの考えが原因だと思いました。

「学歴が無いから起業できない。会社に入らないと独立できない」

ですが、会社に入らないで独立した人も、偏差値の高い大学を出ないで独立した人も、世の中を見渡せば何千人も事例がいます。自分や他人が生きた小さな世界で、私は私の運命を決定することが馬鹿らしくなりました。

反対に「創造的自己」は自分が人生の主人公であると思うことです。
自分で決めて動いたらどんな最悪な状況も好転する。私もそう信じています。

昔私は英語が大の苦手で、大学に入るまでテストの点数も平均以上にいくことはありませんでした。その時は、幼いころから英会話に通っている人が留学に行けるんだ、自分にその未来が実現できないのは仕方ないとあきらめていました。しかし、大学に入ってから留学に行くと決めて、集中的に英語を勉強し、TOEICで高得点を出しました。そこから自信がつき、結果的に留学にも行けるようになりました。

社会を良くしたい、みんなを幸せにしたい、自分も幸せに生きたい。
そう目的地を決めたら自ずと行動も変わってくると思います。
もう不安に時間を割くのはやめよう。私は自分の人生を生きるんだと決めた瞬間でした。

うつに気づいてから4週目

研究領域が決まれば、あとは深めるのみ


私が目指したい社会の実現のためには、Well Beingや幸福についての研究が必要だと思い、今はアドラー心理学や幸福学研究者の前野氏本を読んでいます。自分の興味領域なので、深めれば深めるほど面白いし、さらに関連する領域についても興味が湧いてきます。

目標
・関心のある領域の勉強をする
・自己理解ワークはそのまま継続する
・日々を楽しむ
・スマホ時間を減らして集中する

行動
・幸福学について勉強し始める
・マッキンゼー流のメモ術を試してみる
・スマホ時間を減らす工夫をする

これまで、10月30日からNoteをはじめて、11月22日の現在まで公開した記事は27あります。そして、9人の自己理解を手伝って5人の、はぴあわせ通信のための取材を終え、現在も編集中です。
発信までもう少々お待ちください!

この一ヵ月、ゆっくりですが着実に前進できたと感じています。
あなたももし同じようにうつ病で苦しんでいるのであれば、自分のペースでいいので、ちょっとずつ前に進んでみてください。
まずは休む!
次に自己理解!
その次にワクワクする未来計画を立てる!
最後に未来のために少しずつできることをやってみる!

これからやりたいこと


・環境を変えたり、コミュニティに参加してみる
・キャリアに関するイベントを主催
・ボーダーレスジャパンなどの社会課題解決に向けた起業家のワークショップに参加してみる
・コーチングの養成所に入ってみる
・自己理解ワークのさらなる磨きをかける
・グループセッションをやってみる
・幸福学やWell Beingについて勉強して理解を深める

一ヵ月前までは本当に毎日が不安で悩みが多かったです。
それでも、少しずつ状況が変化していったのが振り返るとよくわかります。
自分、えらかったなぁとほめてます(笑)

うつ病になるのは、後退に思えるかもしれないし、マイナスに感じるかもしれません。ですが、あの辛い時期が無ければ、私はきっと今でも何をやりたいのかしっかりと自分と向き合うことなく日々を過ごしていたと思います。
もちろん、どんな人生の瞬間も良いも悪いも評価できませんし、どんな時も最高だと思っています。

でも、うつになって結果的によかったと私は心から思います。もうあんな辛い思いはしたくありませんが(笑)
下の下の方まで下っていったエスカレーターは、あとは上るしかありません。残りの人生をいかに充実させるか、ワクワクしかありませんね。
みなさんが幸せでありますように!!

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